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平成 9年  3月 予算特別委員会−03月14日-05号

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  1. 高崎市議会 1997-03-14
    平成 9年  3月 予算特別委員会−03月14日-05号


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    平成 9年  3月 予算特別委員会−03月14日-05号平成 9年  3月 予算特別委員会   平成9年高崎市議会予算特別委員会会議録(第5回) ───────────────────────────────────────                          平成9年3月14日(金曜日)                          市議会議場 ─────────────────────────────────────── 出席委員(37名)   委員長   高橋 勇君     副委員長  田中治男君   委員    竹本 誠君     委員    横尾富安君   委員    中島 篤君     委員    柴田和正君   委員    富沢徳好君     委員    大山 孝君   委員    深町勝敏君     委員    北村久瑩君   委員    木暮孝夫君     委員    植原大二郎君   委員    深堀忠雄君     委員    酒井悦夫君   委員    齊藤正毅君     委員    二口昌弘君   委員    秋山実夫君     委員    井草嘉嶽君   委員    渡辺元一君     委員    渡辺 昌君   委員    吉井照雄君     委員    小野里 博君   委員    根岸富貴子君    委員    桜井敬吉君
      委員    福島秀人君     委員    榑松正義君   委員    友松敬三君     委員    長井保雄君   委員    小林伝八君     委員    浅貝正雄君   委員    清水一郎君     委員    清水文男君   委員    藤巻正一君     委員    井草一男君   委員    水野兼吉君     委員    土屋利一君   委員    吉田伊三美君 ─────────────────────────────────────── 欠席委員(1名)   委員    松本和雄君 ─────────────────────────────────────── 説明のため出席した者   市長    松浦幸雄君     第一助役  中村六郎君   第二助役  川本俊明君     収入役   堤  宏君   市長公室長 松橋 亮君     総務部長  田島敏弘君   財務部長  新井英壽君     市民部長  福田秀夫君   保健福祉         花岡宏治君     商工部長  清塚方義君   部長   農政部長  武居政道君     建設部長  渡邉勝由君   都市計画         澁澤 治君     開発部長  大橋榮次君   部長   経済大学            庁舎建設         木暮 功君           田中 弘君   事務局長            室長   同和対策            保険年金         小林 修君           前田 茂君   課長              課長   田園整備            農政部         野尻 弘君     参事兼   村山 修君   課長              畜産課長   経済大学   事務局             上下水道         吉田昌藏君           角貝正男君   附属図書館           事業管理者   事務室長   水道局長  井田忠芳君     下水道局長 清水博之君   水道局         清水千明君     建設課長  外所恒雄君   庶務課長   教育長   砂田威夫君     管理部長  須藤若葉君                   教育委員会                   付部長   生涯教育            (体育・         鬼形 健君           佐藤 彰君   部長              公園施設                   管理公社                   専務理事)                   生涯教育部   図書館長  關 恒雄君           須賀邦夫君                   副部長                   学校保健   庶務課長  石井佳典君           三井久味子君                   課長   管理部   参事兼             学校教育         浅田 勲君           青木健二君   文化財保護           課長   課長   社会教育            スポーツ         斉藤 充君           梁瀬祥克君   課長              課長                   経済大学   青少年課長 田島義弘君     附属高校  高橋隆淨君                   事務長   教育委員会   付課長   (体育・         高橋積雄君     図書館次長 柳澤英雄君   公園施設   管理公社   管理課長)   中央         青島国雄君     監査委員  倉林 要君   公民館長   監査委員            選挙管理         山田 守君     委員会   相川悦夫君   事務局長            事務局長   消防長   片山義晴君 ─────────────────────────────────────── 事務局職員出席者                   副局長兼   局長    佐藤正二            植原照久                   庶務課長                   議事課長   議事課長  本多武久      補佐兼   吉田健一                   議事係長   議事課長   補佐兼   吉岡 昇      専門員   加藤定男   調査係長   専門員   石村和多留     主任主事  大河原博幸 ─────────────────────────────────────── △開議  午前10時05分開議 ○委員長(高橋勇君) おはようございます。ただいまから予算特別委員会を開会いたします。 ─────────────────────────────────────── △諸般の報告 ○委員長(高橋勇君) この際、諸般の報告を申し上げます。  友松敬三、浅貝正雄委員から、都合により本日の会議をおくれる旨の連絡がありました。
     以上で諸般の報告を終わります。 ─────────────────────────────────────── ○委員長(高橋勇君) それでは、これより本日の審査を行います。  一昨日に引き続き、10款教育費3項中学校費から審査を続行いたします。  10款、13ページをお開きください。  3項中学校費について御質疑ありませんか。 ◆委員(中島篤君) おはようございます。きのうは休会をいただきまして、中学校の卒業式に皆さん行ってきたと思います。大変御苦労さまでした。きょう1日よろしくお願いします。  3項中学校費につきまして、4点ほど質問をさせていただきたいと思います。  まず1点は、これは小学校ともかかわりが出てまいりますけれども、まず、現在小学校にあります。友愛教室、これは前には特殊学級というような呼び方をしていたわけですけれども、現在は友愛学級であります。この友愛学級が学校週5日制ということがございまして、現実にこの市職のところで関係してくるわけですけれども、土曜日が現実に2日今休みです。第2・第4が休みでありますけれども、その休みではないときに市職になっています事務員さん、それからこの友愛学級の補助員さんが休みになってしまう。これについてどのような対応があるのかお聞かせをいただきたいと思います。  第2点でありますが、第2点につきましては楽器購入費というのが小学校でも中学校でも出てまいっております。特に小学校の方では、平成元年度から金管楽器が配付になり、平成5年度ぐらいで全部完了したかと思いますけれども、その中で中学校の方でも819万円の計上がなされているわけですが、こういった金管楽器についてどのような指導方法をしているのか。また、楽器購入以来、使用方法とともにどのような発表する場があるのか、お聞かせをいただきたいと思います。  第3点目でありますけれども、中学校のクラブ活動についてであります。ちょっと前でありますけれども、県の関根教育長が新聞等でも話をしておりましたけれども、一部の学校が生徒を集めるというようなことがあったり、それからクラブそのものの問題で1時間程度やるのだということで、ここに部活動補助金というのがあるわけですけれども、こういったかかわりの中で現況、この中学校のクラブというものについて、あの発言以来どのような対応をしていらっしゃるのか、お聞かせをいただきたいと思います。  第4点でありますが、あした公立高校の発表がございます。高校の発表があしたということでありますけれども、現実には早い私立の学校を見ますと1月10日前後にもう発表がある。実際に決まっている子と決まっていない子、あす決定するわけですけれども、この2カ月間、もう既に決まっている子と決まってない子の学級等での指導方法にどのような問題点があり、またどういう対応をしているのか。  4点についてお聞かせをいただきたいと思います。 ◎庶務課長(石井佳典君) お答えをさせていただきます。  まず、1点目の友愛学級あるいは養護学校における市職の助手の関係でございますけれども、現在は市職員ということで勤務時間は週40時間、それから土曜日は週休日ということになっておりますので、第2・第4土曜日以外の土曜日につきましては、市職と同様に週休ということで休みをいただいております。現状はそういうことでございます。よろしくお願いします。 ◎学校教育課長(青木健二君) お答えさせていただきます。  第2点目の楽器の関係ですが、小学校費のところでは小学校の金管バンドの購入ということで、中学校の方は金管バンド、内容は似ておるのですけれども、ブラスバンド、吹奏楽部が主に使ったり、あるいは音楽の授業で使う楽器を購入させていただいております。それで中身ですけれども、発表の場ということなのですが、高崎市は御承知のように音楽のある街たかさきということで、大変音楽は小・中学校とも伝統のある取り組みをさせておりまして、一番長いのが小・中連合音楽祭というのが、音楽センターを2日間借りて午前の部、午後の部ということで、全小・中学校の参加を得て、もう既に47回か48回、やがてもう50周年が来るというそういう時期を迎えております。100周年と50周年が当たればいいなという願いでやっているのですが、それが一番伝統のあるものでございまして、連合音楽祭です。そのほか発表の場と申しますと、特に小学校の方ではマーチングフェスティバル青年会議所等に大変お世話になって行進をしております。そこにも出られたり、それからあとは自分の学校の運動会とか行事、中学校では特に文化祭なんかは大変張り切ってブラスバンド関係、充実した演奏が行われております。中学校は16校とも全部ブラスバンドは組織されて、部活としてもやられている、そういう状況があります。そのほか、時に地域で何か行事がありますとお願いをすると。つい最近では、浜川でソフトテニスのスポレクの大会のときに、中学校のブラスバンドの演奏が依頼されて、ある中学校が参加して大変すばらしかった、こういう評価を得ております。そんなのがブラスバンド関係の発表の関係でございます。  それから、引き続いて3点目のクラブと部活の関係をちょっと。クラブ活動と部活動というのがちょっと紛らわしいのですけれども、中学校でクラブ活動というと全員参加クラブ活動というのです。これは教育課程内ということで、授業の中にある。部活動というのは放課後ということで、これは教育課程外の活動です。そういうふうに二つを分けて考えるのが妥当なのですが、これがなかなかこんがらがってしまうということ。現状は部活の関係というとスポーツ課とも関係があるのですが、教育課程内のクラブ活動というのは全員がどこかに入って活動するという部です。部活動というのは希望参加でありますから、強制ではございません。そういったことで分けてやるのが本筋なのですが、いろいろの関係で高崎市内は大方の学校が全員が部活に入っているから、では1時間だけは部活をクラブ活動に代替してやったらどうかという学校もあります。それで関根教育長さんの話が先ほど出ましたけれども、新聞でああいうにぎやかなことになりまして、平成9年度は希望参加による部活に切りかえていくという学校がほとんどです。あと検討中というところがあります。そんな状況がクラブ活動、部活動の関係。  それから、4点目の公立・私立の入試関係なのですが、確かに私立の入試、推薦というと非常に早くて、1月の初めからやってくる。そうすると中学校の教科書が終わらないうちにもう入試だと、こういうことになって学校現場が大変混乱するということで、私学の方にも申し入れ等をしております。県の公立関係も、県教育委員会もその実情が大変よくわかりまして、平成9年度は、私学に言わせると公立の入試が早まったから私学も早めたのだという理論でございますので、今度は公立の入試をずっとおくらせると。公立の推薦、面接の実施というのは2月の中旬にやると。合格発表はあすということなのですが、来年は3月16日になるようです。一般の選抜は3月の学力検査は9日にやるとか、一般の選抜はことしと余り変わらないのですが、推薦の関係を来年はちょっとずらしてやると。そうすると、それに合わせて私学の方も考えていただけるだろうとです。  教室での子供の学習の仕方というのですか、聞くところによると、1月の中旬に決まってしまっても、高校へ入ってから困るので、力をつけて高校へ入っても自分の力、個性を伸ばすためには今もしっかりやらなければだめだよと。合格とはいえまだ内定という状況がほとんどだと思うのです。だからそんなに力は、気分的に抜けるのだと思うのですが、教室で妨害をして授業が成立しないとかそういったことはないというように聞いております。3年生なんか意外に、決まってしまうと余り勉強に力が入らないので、公立の一本の子が邪魔されるのではないかという心配があるのですが、それは現場に聞きますとないというように聞いております。 ◆委員(中島篤君) 今御説明がございました。友愛学級については、休みであるという今のお答えをいただいたわけですけれども、この助手がいないときに混乱を来さないのか、再度その内容をちょっとお聞かせいただきたいと思います。  第2点の楽器購入に伴ってのお話でありますけれども、多岐にわたっていろいろなところへ出場しているということで、連合音楽祭も私は数度見に行っております。先ほどお話にありましたマーチングフェスティバル、これはたかさき2000年委員会に入っております7,700万円だったですか、補助がしてある中で青年会議所がやっているわけですけれども、この事業については青年会議所そのものが自分たちの車で楽器を運んだりしながらやっている。その指導そのものも実は青年会議所がやっているというような実態もあるわけです。100周年事業の話が大分前の審議の中で出てまいりましたけれども、今現況の中でこのマーチングフェスティバルも、32校中、小学校で約半分ぐらい、中学校も半分ぐらいの参加を見ているわけですけれども、年々大変活発になってまいりまして、イギリスの近衛兵を呼んだり、前年度はイギリスの何とかというすばらしいバンドが来ていましたけれども、連合音楽祭というのは音楽センターの中でやるのですけれども、席は子供たちがほとんどで、発表とするといっても一般の方に見せるところまでいかない。私の見た現状では、子供たちがあそこに寄って各学校同士がそれを見合うような状況で、一般席はほとんどないに等しいわけであります。いろいろなところでやっているわけですけれども、このマーチングフェスティバルなんていうのは非常にいい場だというふうに私は思っておりますので、100周年事業等こういうものに全校が参加をするような形でやっていただければ大変ありがたいな。今は教育委員会がその中に協賛で入っているぐらいものですから、周知徹底ができないのが現状であります。そういった後押しも今後お願いしたいというふうに思います。第2点については、そういう要望にさせていただきたいと思います。  先ほどの3番のクラブ活動についてでありますけれども、クラブ活動については現実に12日の日に壮行会がございました。オール前橋ボーイズというのが全国大会に参ります。このオール前橋というと前橋市のチームのようでありますけれども、現実は高崎市のチームでありまして、レギュラー9人中7人は高崎市の出身の中学生でありまして、高崎市がほとんど。何とか名前を変えてくれということで私もお願いをしているのですけれども、そういう硬式をやる中学生のチームがあります。それから、この間長野郷の方の子でありますけれども、ユースというサッカーでありますけれども、サッカーで全国の選抜に出た青年がいるのですけれども、その少年がやはり前橋市のクラブに入っている。そういうことを考えると、高崎市にはそういったクラブみたいなものが全然育たない、スポーツが育たない。音楽のことも今いろいろやっているということでありますけれども、これはもちろん行政がやることではないのですけれども、現実的にはそういうものが育ってこない。したがって、非常に優秀な子供たちが前橋市へ行ったり、そういうところへどうしてもとられてしまう。こういうものも再度検討していただきたいというふうに思います。これも要望にとどめます。  それから、第4点につきまして試験日でありますけれども、さっきお話がありました。今年度1月24日、30日がたしか発表ということが、来年度は2月16日、2月20日の発表になるのかなというふうに聞き及んでいるのですけれども、それにしてもここ二、三週間そういった配慮があって、おくらせてくれるという話でありますけれども、学校の中身とすると、先ほど内定というお話がありましたけれども、やっぱり内定はそのまま内定になってしまうので、やっぱり子供の気持ちとすると決まっている子と決まってない子ということで、かなりの差があるものですから、そういった中でぜひ何らかの対応を、ちょっと難しい話なのですけれども、考えていただければありがたいというふうに思います。  したがいまして、4点のうち2、3、4につきましては要望にとどめるわけですけれども、第1点目の友愛学級について再度お知らせをお願いしたいと思います。 ◎庶務課長(石井佳典君) お答えさせていただきます。  助手の勤務につきましては、確かに学校運営に支障があるという意見もありまして、学校の方からそういった要望も出されておりましたので、先般助手の方に集まっていただきまして実際の状況等を聞く機会を設けました。その助手の方の意見としては、他の日に振りかえられるなら勤務してもいいという意見、あるいは決まっていることだから土曜日は休みたいという意見。あるいは病院通いがあるので、土曜日そういうときに行きたいのだというような意見もありまして、さまざまな意見が出されたわけでございます。教育委員会といたしましては、そういった意見を踏まえまして、助手の方の本来の職務は先生の指導の補佐、介助などでございますので、こういった勤務体制につきましては週40時間という枠があるわけですけれども、例えば学校の先生と同じように休暇の振りかえ、まとめどりができないかどうか、そういうものを今後検討していきたいと、そういうふうに思っております。よろしくお願いいたします。 ◆委員(中島篤君) 今お話しがありましたように、現場サイドでは特殊学級、友愛学級の子供たちを先生1人で面倒見るということは大変なことです。養護学校などを見ますと、生徒に対して2人ぐらい先生がいるような状況があるわけですけれども、大変な子供たちを扱うわけで、やっぱりこの助手がいないということになると、現場サイドは大変な思いでやらなくてはならないというように強く感じるわけです。今いろいろな要望とかお話、助手の方のそういったアンケート調査をもうとったということでありますけれども、学校ですから夏休みというのがあるわけです。夏休み、春休み、冬休み、こういうものに何とか振りかえるような形をとっていただいて、完全実施を見るまで第2・第4を除く土曜日、今実際子供たちが通っている日にはぜひその助手の方が出てもらうことを強く要望いたしまして、質問を終わります。 ◆委員(二口昌弘君) 今のやりとりの中でちょっと関連して1点ほどお尋ねしますが、今学校教育課長の方から、加熱する部活の改善策として部活代替の見直しといったことで、自主参加の部活とクラブ活動の二本立てでいくというお話があったのですが、そこで心配なのは、自主参加になる部活の場合、具体的に例えば子供が野球とかサッカーをやっていて事故が起きた場合に、今度は自主参加になるわけですので、治療費等の保険の問題とか現場における監督責任、当然そういうことも出てくると思うのです。クラブ活動の場合には授業参加ということで先生の監督のもとにやるということで問題ないと思うのですけれども、部活の場合そういう問題が起きた場合にはどういうふうになるのかなというようなことがちょっと気になりますので、その辺の御説明をいただきたいと思います。  それからもう一つ、改善策でマニュアル、先生用の指導書も何か策定中だというように聞いているのですが、その進捗状況と内容はどんなものなのか。この2点についてちょっと説明をいただきたいと思います。 ◎学校保健課長三井久味子君) ただいまのことにつきましてお答えいたします。  今までどおり学校健康センターの対応は適用されますので、部活代替から部活が任意参加になりましても、同じような対応ということで考えておりますので、その辺については補償はあるというふうに考えてよろしいかというふうに思います。 ◎スポーツ課長(梁瀬祥克君) ただいま二口昌弘委員さんの部活のマニュアルということでございますが、昨年群馬県中学校校長会または中学校体育連盟等におきまして、中学校における部活動等につきましての申し合わせ事項等がございます。その一部ではございますが、部活動における加入及び練習等の今後のあり方ということでございます。加入につきましては、生徒一人一人の考えを大切に自主的に参加することが望ましいということでございます。また、転部や退部等ができるような配慮をしたいということでございます。練習等につきましては、通常の日の活動時間は原則として2時間程度とするということでございます。ちなみに高崎市の学校では、平日の練習は平均で1時間57分、土曜日の練習時間は2時間15分、休業土曜日の練習時間は2時間30分ということでなっておりますので、よろしく御理解のほどお願いいたします。 ◆委員(二口昌弘君) 事故が起きた場合、今学校保健課長の方から答弁いただきまして問題ないということで安心をいたしました。この部活がエスカレートして越境入学という問題が出てきて通学区が、この部活だけが要因ではないと思うのですけれども。そこで、ちょっとその通学区のことなのですけれども、現状では一方では遵守するということがあって、去年の暮れ中教審かなんか行革審の専門部会あたりで学校選択の自由、いわゆる規制緩和ですか。おとといも教育長さんの方が若干触れておりましたけれども、そういったことで一部においては守らなければいかぬというようなことでこれまでやってきたわけです。今度は国レベルで、中間報告ですけれども規制緩和ということで、ある意味においては通学区を越えて学校選択できると。高校の段階でもそういう傾向が最近出てきているようです。そういう状況の中で現場の校長先生の中にも、大分戸惑いというようなことを感じていらっしゃる先生方もいらっしゃいますので、その辺をどういうふうに校長先生等に対応しているのかということ。あと、その辺の規制緩和について、まだ先のことですけれども、どういうふうな形になるのか、もし把握していれば御説明をいただきたいと思います。  それからもう一つ、先ほど出た学校5日制の問題で、父兄が一番心配しているのは6年後、2003年から学校5日制が完全実施になるということで、当然授業内容とか時間数が、今度は土・日が完全に休みになるわけですから、量的にカットするということをしないとそういう問題が出てくると思うのです。6年といってももうすぐですから、どういう教科がカットされるかというようなことで大分心配している御父兄もいらっしゃいます。これは高崎市としてもどうにもならないというような面もあるのですけれども、そういう不安を持っている保護者の方もいらっしゃいますので、その辺について何か把握していれば御説明していただければありがたいと思います。 ◎学校教育課長(青木健二君) それでは、2点についてお答えさせていただきます。  第1点目の特に部活の加熱から越境にかかわるということで、規制緩和にかかわってということなのですけれども、現行では県の方針としても再度県教育委員会から通知をいただきました。現状、高崎市のああいった例がでかでかと報道されたのですけれども、県教育委員会とすれば、前回ちょっと申し上げたのですけれども、部活動と進学に絡む越境は許されないと、そういうことで通知をいただきました。文部省通知も緩和とは言うのですけれども、まだ正式に決定したわけではないので、教育課程審議会とか中教審とかそういうところで話題には出るのだそうですが、各都道府県において地方、地方でちょっと違いがあるようです。東京都の例がそのときも出ておりまして、ある公立の中学校では、それこそ越境してきてもらわないと学校存続が危ないというような状況。私学と公立の競合とかいろいろ兼ね合いがあるようですけれども、都においては大分緩和というのが、そういう方向性が出てきている。しかし、今現状、群馬県においてはまだまだ緩和の状況ではないと。校長先生とすれば、ああいう新聞などを読むと、ああ、このくらい許していいのではないかという思いがいろいろあると思うのですけれども、よく実情を把握するということですか、その子その子の実態を個に応じて十分に把握すると。また、教育委員会とも相談すると。理由によっては許されるというものがありますから、そういった時点で検討していくと、こういうことでございます。  それから、5日制に絡んだ時数とか内容ですが、今中教審の答申を受けまして今度は教育課程審議会というところがその内容をどうするかとかいろいろ考えておるのです。一部耳にするところ、どの教科を外してどの教科を入れるとかという非常に難しい問題がありますので、小学校などでは総合学科というような、理科と社会が一緒になったような生活科というのが1・2年生では生まれたのですが、またそういうものにプラスして何かの教科、国語とかなんか抱き合わせにして、国・社・算数とか理科とかはっきり分けるのではなくて、お互いに競合する部分がいっぱいありますので、総合学科というような案なんかも出ているとかという話も聞いております。5日制に対応すべく時数とか内容はかなり削減して、対応できるようなものを今練っているというのが実情でございます。  以上です。 ◆委員(秋山実夫君) きのうの卒業式に参加させてもらいました。大変ささいな問題なのですけれども、とらえ方によると大きな問題かなというふうに思いますので、ここでお伺いをいたします。  昨日、矢中中学校4クラス122名の卒業式に参加させていただいたときに、前々から感じておったのですけれども、学校長の式辞、教育長の祝辞というときには、司会者の方から「起立、礼」という形で行われます。それから、来賓、高崎市長、高崎市議会代表、PTA会長、この3人のときには座ったままでよろしいと。これはどちらの方が本当に礼を失しているのかいないのか私にはわからないので、この点についてお伺いいたします。 ◎学校教育課長(青木健二君) 秋山実夫委員さんの質問にお答えさせていただきます。  大変失礼があったかなと思うのですが、過去にもそういった御質問等をこの議会でいただいたということで、その後校長会等で全部おしなべて、起立、礼という事例を教えてくださいということでお願いをしておったところなのですが、今回そのようなことがあれば、今後こういうことのないように再度指導していきたいと思います。全部来賓も学校長の式辞も教育長の祝辞も同等に扱うように、校長先生に指導してまいりたいと思います。どうも失礼しました。 ◆委員(秋山実夫君) 校長さんにそういう非礼、無礼のないようにという指示を出したと。いつごろその指示を出されたか、お伺いいたします。 ◎学校教育課長(青木健二君) 私が学校教育課長をさせていただいて初めての年、今から3年前でございますが、そのころやっぱりそういった議論がありまして、校長会で、たしかこの中学校の卒業式はこの議会中なので、そこで出たので、今度の26日が小学校でございますから、そのときに全部間違いのないようにということで指導したつもりでございますけれども。 ◆委員(秋山実夫君) 3年前に青木学校教育課長の方から指示が出たということですが、3年はおろか、私が矢中中学校へ出させてもらって過去に一度もそういう事例がありません。毎回座って。私に言わせると、一家の主人が座布団に座って、来たお客さんを板の間に座らせると、こういう感じなのです。私はそういうふうにとったのです。古い話で、中国の儒教の中に四徳というのがあります。戦前生まれの人はみんな御存じでしょう。君に忠、親に孝、友に礼、劣れる者に慈悲あれという四つの徳がうたわれております。この中で友に礼あれという中に、1日に10度、20度来るお客であっても、1,000里、2,000里先から来る人を扱うごとく立って迎えなさいとあるのです。私は儒教の話をここでなぜするかということは、2,000年たっても人間の心はそんなに差がないのだろうと思うのです。少なくとも片や学校長、教育長というのは、学校側にしたら身内です。市長、議員、PTAというのはお客さんです。これに対して、自分たちのときには起立と言って立たせておいて、今度はお客さんのときになったら座ったままでよろしいと。そんなばかな話がありますか。そんな教育をしていたのでは高崎市の子弟が将来思いやられます。  まして、隣にいた吉井照雄委員さんとも話したのですけれども、高崎市からの記念品の贈呈と。澁澤都市計画部長が市長の名代で出てくれました。それで記念品を、おめでとうございますと言って渡すときに、生徒は何にも言わずに受け取るのです。世間でそういうことはありますか。少なくも相手がおめでとうございますと言ったら、ありがとうございますぐらいのことは言うのではないですか。少なくとも代表者が前へ出たときには、全員で後ろからもありがとうございますというぐらいのことは、私は教育上必要なのではないかなと思う。学校教育というのは、教室にあるだけが教育ではないのではないでしょうか。すべての立場がみんな教育であると思うのです。そういうふうに考えると、今の式をやっている姿の中に大変問題点ありというふうに思います。もう一度ひとつお願いいたします。 ◎教育長(砂田威夫君) 私の方から答弁させいただきたいと思います。  大変失礼な事態があったようですけれども、その全体を承知していなかったことについては大変申しわけなく思っておりますけれども、今の秋山実夫委員さんの御指摘を踏まえまして、また再度各中学校の対応等についても実情を調査いたしまして、また適切な指導をしてまいりたいというふうに考えますので、御理解いただきたいと思います。よろしくどうぞ。 ◆委員(秋山実夫君) 先ほど学校教育課長の方から注意を3年前ということで、そのままことしも昨年も一昨年も全然変わってないのです。これは各学校の中で一つの式次第の慣例が出き上がっていて、その式次第にのっとって毎年やるのだろうと思うのです。だから、その指示が教育委員会からぴしっと出てたときに、その慣例でできているひな形まで直さないと、大変失礼な話ですけれども、今ここで教育長までが今後十分気をつけますとそこまで言ってくれたものが、来年になりますとまた同じことが繰り返されるだろうというふうに思います。それは各学校にマニュアルができてしまっているのです。一番心配するのは、私は矢中小学校に出ております。小学校では全員、全祝辞を言ってくれる方に起立しているのです。子供たちはそういうものだと思って中学に行きます。中学に行くと、校長先生と教育長さんには立つのだけれども、ほかの人には立たなくもいいのだと。こういうものの教育になってしまうのです。この辺は、最初申し上げたように大変ささいな小さな問題です。しかしながら、人の心の問題ということで考えると、この子供たちがやがて大人になって社会の第一線で働くときに、人に対する扱い方、自分の対応がこれでいいのだというふうになるとすれば、教育委員会の果たすべき役割は大変重大だろうと思うのです。そういう意味合いから、ぜひささいな問題でなく、来年度においては一校も間違いがなかったというふうな指導徹底をよろしくお願いいたします。  以上です。 ◆委員(酒井悦夫君) 何点かお尋ねしますが、一つは同和教育の関係なのですけれども、新しい年度で中学校の関係で同和教育推進ですとか、あるいは研究というふうなことで指定校の予定があるのかどうかという点です。それをなぜお聞きするのかというのは、一昨日でしたか、やりとりの中で人権教育というふうなことで改めて変わっていくのだというような趣旨のお話があったと思うのです。  そういう点からしますと小学校の方にももちろん関係するのでしょうけれども、共通するのでしょうけれども、名前の呼び方なんかも当然変えていかなくてはならないというふうなことになるのではないか。それと、新しく人権教育というふうなことで再編というのですか衣がえ、あるいは全くこれまでのとは違った形で進めていくということであれば、その基本的な考え方というのがやっぱり確立をしていることが大事なのではないのかなと思うのです。そういう点で、新年度以降どんなふうな考え方に基づいて進めていこうとしているのかという点が一つです。  二つ目は、これは直接は高崎市のことではないのですけれども、高崎市などに隣接をするところで中学校に入学に当たってさまざまな諸費用がかかってしまうと。つまり制服ですとか、あるいはひどいところは自転車の形式といったところまで指定をされる。帽子だ、トレーニングウエアだとか靴だとか靴下だとか。入学時に備えなければならない費用が、十数万円から20万円にも一時かかっていくというようなことが問題にもなってきています。これは恐らく校則ですとか生徒守則といったことと関係をしてくるわけなのでしょうけれども、教育上必要なことだというふうな考え方が一つあるのではないかな。それから、そういうことに基づいて生徒自身はもちろんですけれども、親御さん、御父兄などとの話し合いの中でそういったものが自分たちの自主的に守っていくルールみたいなことで定められてきているのではないのかなと。そういう点で考えてみますと、教育にとって必要な効果を予定するというのですか、教育効果を一つの計画あるいは予測として、必要なものとして生徒守則ないし校則に基づく服装ですとか通学あるいは生活にかかわる諸費用ということになるのでしょうけれども、それが経済的な負担になってきていると。そろそろそういう点を見直しをしていく、ないしは改善を図っていく部分というのがやっぱりあるのではないか。そういうとらえ方をして進めようとしているかどうかという点です。  それからもう一つは、小学校の費用のところで言いましたけれども、校務員の問題です。新年度はどういう配置で予定をしているかという点です。  それと、先ほどの秋山実夫委員のやりとりなのですけれども、私は卒業式の学校長、教育長、また市長ですとか市議会代表だとか、私が出席をさせていただいた中学校の卒業式では、地区の区長会の祝辞というのもあるわけなのです。例えば記念品をお渡しするときに中学校の生徒があいさつをしないと、お礼を言わないとか、あるいは起立、礼をどういうふうにするかというのは、今までの教育委員会の答弁でいきますと、それぞれの学校にゆだねているのだというふうなことなのではないのかなというふうに理解をしているのです。それを、また一々教育委員会でこうしなさい、ああしなさいというようなことで指導的な、監督的な通知みたいのを出すというのは、本来のやり方からするとおかしくなってきてしまうのではないのかなと、そんなふうにも思うのですが、その辺についてのお考えを聞かせていただきたい。 ◎学校教育課長(青木健二君) それでは、最初の御質問の研究指定校にかかわってですが、同和教育研究指定校というのは来年度はなくなります。それで人権教育研究指定校はやっていこうということで、人権教育を中心に据えた研究をしていただきたいと、こういうことでやっていくつもりでおります。  それから、制服の件ですけれども、最近の中学校の制服はデザインが、これも学校に任せてあるのですが、一昔前に比べると大変ユニークというか新しい感覚のものが取り入れられてきている。これは学校で一方的に決めているのではなくて、制服等を変えていくときには検討委員会等を組織して、学校の先生だけではなくて子供たち、中学でいえば生徒会がかなり力を発揮しますけれども、生徒会とか、あるいは地域の方とかそういったところの組織でもって検討して決めていく。学校によりますと、何カ月も幾つかの例を廊下に展示しておって、それで子供からアンケートをとって希望をとるとかそういった工夫等もやられています。  確かに今かばんからトレーニングウエアから制服からというと、入学時には本当に大変経費もかさむと思います。今交通安全の面から中学校でもみんな背負いかばんという、両肩を通して背負うかばんになっておりますので、安全面では大変有効だと、こういうように言われています。前の肩かけかばんだと、ちょっと意気がる子なんかは、うんと長くして足元にまでかばんが下がるぐらいの格好をして登下校したというのがよくあって、生徒指導上大変だったのですが、今両肩で背負うようになったら、そういうのは余りないのであります。変わっている子は、最近は教科書を家に持って帰らないという子がたまにいるのです。テレビなんかの物語なんかでも出てくる。そういうのをまねする子もいるのです。だからそういうことのないように学校でも十分注意していく。特に制服、自転車、大変かかるので、検討の段階に入っているかということなのですが、学校の方にこれはゆだねておるというところでございます。  以上です。 ◎庶務課長(石井佳典君) 校務員の関係でお答えさせていただきます。  平成9年度も平成8年度と同様に2人配置の予定にしております。よろしくお願いいたします。 ◎生涯教育部長(鬼形健君) 卒業式等の礼等の問題についてちょっと考え方を述べさせていただきたいと思うのでございますが、成人式など見ていただくとわかりますように、若者の儀式に参加する態度というものは非常に情けないと、そういうことを御指摘いただいて、私どもも頭が痛いところであります。3月の校長会に、私の方が生涯教育部長の考え方ということで一番先にこの問題に触れました。そのときに、感動的で、かつ厳粛な式であってほしいと。これは1年間の中で最も大きな儀式的行事なのですと。そういうことで、それにふさわしい服装、態度等をぜひお願いしたいと。著しくこれに挑戦的な子供については会場に入れない。別の方法で卒業証書を授与すると。大変強いことを言わせていただいたわけでございます。そのときに、日ごろ校長先生にお願いしているのですが、今心というものが形を整えるのだと、あるいは形は心をあらわすのだというようなことを常日ごろお願いしておりますから、そういう点から子供たちに指導する絶好のチャンスではありませんかと、そういうことを申し上げたわけでございます。  そういうふうな教育的な意義とかそういう形で私は申し上げまして、そのときに、当然その中で全部起立、礼、着席という儀式につきもののそれが浸透したかなというぐあいに思っておりました。私の方では起立、礼は全部の方にというふうなことは申し上げませんでした。それが大変皆様方のお気持ちを害したとするならば、これはおわびを申し上げたい、そういうように思うわけでございますが、ほとんどの学校では、全部壇の上へ立ってくれる方はかけがえのない方だということで、恐らくはちゃんとなさったのだろうと思いますけれども、校長先生の価値観あるいは先生方の価値観、あるいは今までずっとそれで能率的だったとか、そんなところが理由になるのかなと思いますので、どっちにしてもこの問題は校長先生と一緒に考えてまいりたい。そういうことでこの場合は御理解いただきたい、そのように思うわけです。 ◆委員(酒井悦夫君) まず1点目は、そういうことで人権教育というふうなことで進めていくということですが、そうしましたらなおさらその基本的な考え方、今までの同和教育というふうに呼んでいたり、例えば主任研修なんかもあるわけですよね。それとか同和教育講演会とか、こういうものもあるわけなのです。そうすると、そういうものすべてどんなふうに変えていくのかと。呼び方の問題、もちろんあるわけなのですが、今後どんなふうに改めていく、あるいは移り変わっていくというのですか、いずれにしても、その基本的な考え方のその中身といったものをお知らせいただきたい。具体的な点で言えば、例えば推進校みたいな形で決めてきた決め方を、今までのやり方を改めていくのかというようなことですとか、その具体的な例なんかも含めてお知らせいただきたいというふうに思います。  それから、二つ目の問題というのは、制服に限らないというふうに私は思うのです。制服もその象徴的なことなのだろうというふうに思うのです。たびあるごとに私がお母さんなどの意見なんかを聞いて指摘をさせてもらったりしているのですけれども、ある中学校の制服では、ちょうど時期が端境になるところの、冬服から夏服といったところにかかわる羽織るようなものを同じく制服として定めているというわけなのです。ところが、実際に子供さんが学校へ通学する、あるいは学校の中で生活するに当たってほとんどそれが着用されないと。こんなむだなことはやめた方がいいのではないかというような意見。それはある中学校の話ですから、すべての学校がそういうものだというふうなことではもちろんないでしょうけれども。あとは制服なんかでいけば、同じ体格、同じ背丈の子供さんの卒業する方の制服を譲ってもらって、それで自分の子供の制服にするとか、そんなことで苦労している御家庭なんかもあったりという話も日常茶飯事であります。いずれにしても、学校に通っていく、あるいは学校の中で生活をしていく、授業を受けていくというふうな状況の中で、反面、教育効果といったものをそこの中に位置づけているわけなのでしょう。しかしながら、その費用負担という点で見ればやっぱり改善をしていく。それぞれの学校の実情だとか問題点なんかを洗い直して、それで費用負担、いわゆる経済的な負担という点から見て改めていくべきものについては、積極的にアドバイスしていくということがやっぱり求められているのではないのかなというふうに思うのです。そういう点についての取り組み方というのですか、今後の考え方をお知らせいただきたいと思います。  それと、卒業式の問題ですけれども、これは私の意見なり考え方にもなるわけなのですが、私が出席をさせていただいたのは中尾中学校というところの卒業式です。中尾中学校の場合でいきますと、卒業式を進めている先生があらかじめ高崎市長からPTAの会長さんの祝辞に至る間のところで、これからについては着席のまま礼をさせてもらいますということで案内をして進めているわけです。先ほどの生涯教育部長の話では、それぞれの学校にゆだねているのだというようなところの明確なお答えがなかったわけです。そもそも学校行事であるわけですよね。それをどういうふうに運営していくかとか進めていくかというのは、もちろんいろんな指導基準みたいなものがあったりもしますが、そもそもそういうことを具体的に進めていくところは、やっぱりその学校にゆだねられているのではないのかなと。秋山実夫委員さんはそういう意見を持っているというのは、私も今聞きましたからわかります。学校にゆだねているという点で見たときに、先ほどの教育長の答弁は、早速いろんな実情を調べていきましょうと、検討を進めていきましょうということなのですけれども、だからといってそれを一律統制的に指示をするとか、あるいは一定の指導を行っていくというところというのは、やっぱりふさわしくないというふうにも思ったりもするのです。そういう点でのお考えをさらにもう一度お聞かせをいただきたいと思います。 ◎学校教育課長(青木健二君) お答えさせていただきます。  1番の同和にかかわる今後の考え方ということでございますが、学校教育関係では先ほどの指定校を初め、そのほか今も話が出た先生方の研修の機会ということで、今まで同和教育研修会とかそういったものがございます。それを今後はすべて人権教育ということで変えていきたいということです。特に子供たちの心に潜むそういったものを取り除いていかなければならない。正しく理解もさせていかなければならないということで、人権を尊重する本市の宣言を踏まえながら進めていきたいというように考えております。  それから、2点目の制服の関係にかかわって、途中余り使わないものまでも学校で購入させているのではないかと、一部そんな学校がありはしないかと、こういう御指摘なのですが、その辺もちょっと把握しておらないのですけれども、また御父兄もそのような御意見をお持ちならば、校長先生等にもお伝えしたりしながら検討はさせていただけるのではないかというふうに思います。また、私どももそういった御意見をお聞きしましたので、機会あるごとにその辺は学校で検討していくように働きかけてまいりたいというように思います。  私の方からはそこまでにしておきたいと思います。 ◎生涯教育部長(鬼形健君) 卒業式の礼の問題についてなのでございますが、私どもは3月の初めに、先ほど申し上げたような形で共通理解を図りたかったわけでございます。それで、とにかく基本的にはお忙しい中を来て祝ってくださる方々に感謝の気持ちというのは、それはもう当然なことだろうと。それから市長記念品というのに、おめでとうと渡されるのに、受け取る方はありがとうございますというように自然に出てくれば、こんないいことはないなと、そういうように思っているわけでございます。  私どもの胸中としては、起立、礼、着席というようなことを現在の教育において不易な部分として教えることも大事だなというのがこの中にあるわけです。卒業式というのは礼とか礼儀とかというものがうんと底に流れているような気がするものですから、願いとしては私どももしっかりお客さんに失礼がないようにと、そのように思ってきたのですが、先ほど申し上げたようにこれどっちが正しいかとかというようなこと、やっぱり価値観というのは分かれるものがあるわけです。そういう意味で、失礼しますがここから先は座ったままでとか、あるいは校長室から出るときに来賓の方々にこのようにさせていただきますというようなことを言っていただいて、そうさせてもらった、そういうところもあるし、いろいろでございます。どっちにしてもゆだねるとかということも大事なのですけれども、ちょっとその辺については話題にしてまいりたい、そういうことでございます。基本的には教育長が御答弁申し上げたとおりでございます。  以上です。 ◆委員(酒井悦夫君) ちょっと聞き忘れたことが1点ありますので、それで最後にしたいと思います。  先ほどの友愛学級の助手配置の問題なのです。助手配置と現行の一つの矛盾ということで第1、第3の土曜日の体制の問題ということで説明がありました。一つの考え方として、今状況をつかんでアンケートあるいはそれぞれの助手職員の希望、あるいはこういう場合にはどういうことが考えられるかという意識だとか意向だとか、そういったものを把握をしてきているのでしょうけれども、考え方としてフリーの助手の方をストックすると言うと変ですけれども配置をしておくと。それで一定の単位で、例えば一月単位だとか2カ月単位とかということで勤務の状況をつくっていく。突然体調を崩したりとかけがしたりということで、正規についている担任の先生がお休みされるとか助手の方がお休みされる、そういう不可抗力というのですか、緊急の場合というのがもちろんあるのでしょうけれども、ある程度今の矛盾を解決していく一つの手だてとして、友愛学級がある学校すべてに対応できるような形で1人増員をして配置をしていけば、その矛盾というのはとりあえず今のところ手当てできるのではないのかな、こんなふうに思いますので、その辺のお考えもちょっと聞かせていただきたいと思います。 ◎庶務課長(石井佳典君) お答えさせていただきます。  現在助手の方が21名おるわけですけれども、それぞれの障害の程度によって必要な学校に配置をしているわけでございます。御指摘をいただきましたフリーの職員となりますと、増員ということも考えなくてはならないわけですけれども、定員管理の上からも非常に現在は厳しい状況になっております。ただ、子供たちのことを考えますと、やはり助手さんが子供たちのためにやってやりたいというような方が非常に多いわけでして、そういった面から今後その辺も検討をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◆委員(榑松正義君) 2点お尋ねしたいと思います。まず1点目は体育館の問題、2点目は非行の問題でございます。  まず、体育館の問題ですけれども、ここに佐野中学校の屋内運動場増改築事業で3億4,503万9,000円とあります。塚沢中学校の屋内運動場新増改築事業ですけれども、2億2,100万円とあるわけです。私の記憶では、塚沢の方がマンモス校かなと思っていたのです。結論的には1億2,400万円のハンディがあるわけですけれども、文部省の基準がどこにあるかと。例えば塚沢中の場合は燃える前は891平米、17学級以上、19学級あるのではないのかなと思うのです。419平米増になるわけです。その相違点が1点。  いま一つ、非行の問題でございます。きのう中学校の卒業式があったわけでございます。それで塚沢中は御承知のとおり火事に遭いまして、かわいそうにも小学校の体育館を借りてやったと。それで非常に厳粛な中、一糸乱れずすばらしい式典で終わったわけでございます。しかしながら、帰りに校長さんが、議員さん、お茶でも飲んでいかないかいというわけで、ちょうど裏口、あれは用務員室ですか校務員室というのですか、を通ったのです。そうしたら共助員さんが大勢集まっていて、パトロールしておったわけです。議員さん、弱ったと言うわけです。何だいと言ったら、用務員室に1人在校生が卒業式に出ていかない。卒業したOBが来ておりまして、出さないのか出ないのかわかりませんけれども、そういう光景があったわけです。私もちょっと見たら、頭を真っ赤に染めて非行というのですか、本当に危険の一歩手前、紙一重のような感じです。今地域ぐるみで青少年の健全育成を叫ばれ、また家族、学校、地域を挙げてその対策に当たっているわけです。豊かな情操の中で健やかにはぐくむものは一番すばらしいことなのですけれども、家庭というのはいろいろございます。そういう面で生活指導というか教育指導をどうなさっておられるのか。  それからいま一つは、嫌な話ですけれども、交番とか警察とか、あるいは法律家、あるいは地域には民生委員とか、無論区長、人権擁護委員さんもいろいろいます。そういう人との連携プレー。くどいようですけれども、やはり非行の芽というのは早いうちに摘まないと大変なことになってしまうわけです。本市は中学校が16校あります。全体的にそういう人がいるのかいないのか、あるいはどのぐらい掌握していらっしゃるのか。それとまた対策です。それ等をちょっとお伺いしたいと思います。 ◎庶務課長(石井佳典君) 1点目の塚沢中学校の体育館についてお答えをさせていただきます。  この平成9年度予算では、全体の費用の10分の6を予定しております。先般平成8年度分の補正ということで債務負担行為でお願いしてある分が10分の4ありまして、平成8年度分としての金額が1億3,340万円予定しております。それを合計いたしますと約3億5,000万円ぐらいになるものですから、金額的には佐野中と大体同じ、ちょっと規模が違いますけれども、同じような事業費になります。  それで面積の関係ですけれども、御指摘いただきましたように19クラスございます。文部省の基準ですと1,476平米になっております。この面積ですと全体的な建物の配置を考えた場合に非常にきついということになりまして、県とか国へ協議をさせていただきまして、面積の10%以内の変更であれば補助対象で許可をするという内諾をいただきました。結果的に基準よりは8.6%少ないのですけれども、1,349平米、これは補助対象面積ですけれども、そういう面積に落ちついたものでございます。よろしくお願いいたします。 ◎学校教育課長(青木健二君) それでは、2点目の非行にかかわる問題にお答えをさせていただきます。  昨日大変お世話になりまして、実はそういった子供に出会ったということでございますが、卒業式は先ほど生涯教育部長が申したように何とか厳粛にやろうということで、式場には余り変な格好をしてきた、著しく制服と違う服装の者は入れないというようなことで、ことしは少し強く臨みました。一応式典は各学校とも無事に終わったのですが、今榑松正義委員さんの御指摘のように出られなかった子がいたと。事前に私ども校長先生に連絡をとりまして、今年度の3年で大変心配される子がおりますかということで調査をさせていただいたところ、全校ではないのですが、1人、2人いるというところが7校ありました。実際に大変心配された子がおったのですが、その心配された子は式には出られた。今榑松正義委員さんの参加された学校は1人が参加できなかったということですが、この子は多分校長先生の判断でもって、その支度では式場には出せないということで、後で校長先生からどこで渡したか知りませんが、卒業証書はいただいたと思います。ほかにも女の子でございましたけれども、卒業式場には、自分から私は嫌だから入らない、そういう子がおりました。無理して入れないで、全部の式が終わった後、3年の先生と校長先生、教頭先生、全部また体育館の式場に集合して、生徒がいないのですけれども、その子1人を式場の壇の上に上げて全くほかの子と同じよう卒業証書を授与したという例もございます。市内全体というと合計すれば9人ほどちょっと心配された子がおった。実際の式に出られなかったという子は2名、そういうように把握しております。よろしくお願いいたします。  それで生徒指導の対策でございますが、1年生で入学してきたときは本当に純真で、大変純な心で入ってくるのですが、成長するに従って先ほど榑松正義委員さんが言うように崩壊の家庭もありまして、非常に子供がかわいそうだという境遇の子もおります。それで糸が切れると申しましょうか家に寄りつかなくなったり、1人ではつまらないものですから仲間、類は類を呼んで集団で行動するなんていう例があるので、担任がもちろんいるのですが、担任のほかに非行面のところを専門に掌握して、我が校にはこの学年にはこういう生徒指導が必要な子がいるとかと把握する、それで指導する生徒指導主事、普通の先生なのですが、主事というものを与えられている先生がおりまして、その先生を中心にいろいろ対策を練ってまいります。特に月に1度ぐらいは中学校の生徒指導主任会等を開いて、お互いに学校同士の横の情報交換をやると。それと、教育委員会の方に青少年課というのがございまして、そちらの方が出向いていっていろいろと情報をキャッチして、芽は小さいうちにということで対策を練っております。  以上です。 ◆委員(榑松正義君) よくわかりました。15の春を泣かすなということで、大事な時期でございます。仲間外れで追いやるほど悪くなってしまうということでございますから、これは大変な指導だと思いますけれども、ひとつ手を緩めず教育委員会の方もしっかり指導してやっていただきたい。  以上、終わります。 ◆委員(友松敬三君) 礼節度というのは教育の全般の中で一番大事な問題で、基本的な問題だと思います。そういう意味で、教育長あるいは生涯教育部長が、校長さんたちが集まった校長会議で、教育長としての、生涯教育部長としてのポリシー、考え方を述べることは大変すばらしいことだと思いますし、それまでも遠慮なさることは絶対ないというふうに思っております。そして、先ほどの中尾中学校は事前にきちっとした時間の中で運営、進行していく中で、これからは遠慮させていただきますと。大変結構なことであります。先ほどの秋山実夫委員とのやりとりの中で、やはりその配慮も言ってくれればきちっとできた。それに対しても全部立てということは秋山実夫委員は言ってなかったわけです。ですから礼儀、節度をきちっとすること、それをリーダーたる教育委員会が校長さんたちの中で話をしていくことは、国家主義や軍国主義に決してつながることではないのです。人間の基本なのです。そこまでもあいまいに答弁をされたのでは、私も手を挙げざるを得ないということで手を挙げましたので、もう一度きちっとした御見解を生涯教育部長にお聞かせ願いたい。 ◎生涯教育部長(鬼形健君) 今の問題でございますけれども、先ほど申し上げましたように教育には大事な不易な部分があると。ましてや卒業式は儀式的行事です。そういうことで、その礼というもの失礼がないようにということでございます。ただ、その際、教育委員会として申し上げるが、全員の方に起立、礼、着席を徹底してくださいということは申し上げませんでした。どっちにしても、きのうは卒業式全体の中で、青木学校教育課長も言いましたように、ちょっと不穏な部分があったのです。暴走族関係の中学生への働きかけという危険な場面があったものでございますから、こちらもはらはらさせながらやってきたわけでございますが、本当はそういう子供をつくらなければいいわけなのです。そういう服装をしたり、そういう頭髪で儀式的行事にあえて挑戦して来るというようなこと、そんな精神状態の子供をつくらないということが大原則です。そういうときには毅然とした態度で臨んでほしいと。これが私どもの願いでございます。 ◆委員(友松敬三君) 朝会ったらにこにこと「おはようございます」、昼間廊下で会ったら「こんにちは」、そして自分が発言をするときには礼をする、これが日本人なのです。  終わります。 ◆委員(根岸富貴子君) 先ほどの塚沢中学校の屋内運動場の件なのですけれども、火災のときに即その時点で行ってみまして、そして新築される屋内運動場については給食室を壊さないと文部省の規格どおりにはちょっとできないのだというふうなお話をされていたので、せっかくつくった給食室を壊さないで何か工夫ができないものかなというふうに思っておりましたが、大変校庭も狭隘であります。その中に、体育館の現在の位置に1,476平米というと、しっかり当てはまるのかな。あの校庭の方にはみ出すことはないだろうなというふうに私自身感じておるのですけれども、その辺をちょっと1点説明をいただきたいなというふうに思ったので、今申し上げております。  それから、矢中中学校のペチニアの花づくりということは大変有名でございますけれども、情操教育やら体験学習やらということで、卒業式に行きましても、いかにそういったことが自分たちの体験を通していろんなことに結びついていったかということで答辞を述べていたりということなのですけれども、この予算面についてずっと見ましたところ、予算計上が何かなされていないので、学校独自で考えて予算を計上しなければならないのかな。100万円近い予算ということになると思うのです、聞いてみるところによりますと。その辺について。  ですから、2点お尋ねしたいと思っております。 ◎庶務課長(石井佳典君) 最初の塚沢中学校の件でお答えをさせていただきます。  確かに建設をする段になりまして、根岸富貴子委員さんの御指摘をいただいたように建物の平米数、基準面積を考えた場合に給食室を移転させないと建たないというような意見が出されました。現在地では難しいというような意見も出されたのも事実でございます。そうなりますと、まず給食室を動かすのに1年、体育館はさらにおくれるということで、非常に生徒にも不便をかけてしまいますので、県や国と協議をさせていただきまして、基準面積の10%以内であれば補助対象にするという許可をいただきまして、結果的にはちょっと基準よりは少ない1,349平米ということで採択になったわけです。これは専決処分をさせていただきまして、さらに御承認をいただき、現在建設に向けて準備を進めているところでございます。それで、旧体育館の面積は894平米でしたので、約1.5倍の広さになります。その分だけ校庭側に多少ははみ出すのですけれども、現在の位置でおさまったというような状況でございます。こういうことで、これからの体育の授業あるいは部活など、今までよりは多少伸び伸びと安全に運動していただけるのではないかというふうに思っております。よろしくお願いいたします。
     ペチニアという限定でもって特に予算配当はしてないのですけれども、そのほか学校にはいろいろな予算を児童数、クラス割等によりまして配当をしておりますので、その中で学校独自で使わせていただいているというような状況でございます。よろしくお願いします。 ◆委員(根岸富貴子君) 体育館の件につきましては、大変な御工夫をなさっていただいて大変結構なのではないかと思っております。そしてまた、ちょっと補足させていただきたいのは、学校開放が叫ばれておりますときに、どんどん積極的に社会体育に開放しておると思うのです。結局管理責任ということで、今度のこの問題につきましても執行部はもとより校長先生なんかも、ほとんど寝られないぐらい神経を使ったというふうなお話を聞きました。子供たちの話なのですけれども、そんなことをお聞きしまして、午前2時や午前3時に起こった火災についてどういうふうなことを考えていったらば、それを防ぐなんていうことができるのだろうかなというふうなことを感じましたが、その辺についてはまたいろいろと知恵を絞っていただきたいというふうに思います。  それから、今のペチニアの花づくりのことなのですけれども、これは心の問題として、今の起立、礼ではないのですけれども、そういったことにつきましても人の心という大きな問題です。学校の独自性というのもありますし、やっぱりこの辺のところが問題ではないかと。ひとえに心の教育を徹底していれば、頭を下げるべきところは下げる、立たなければならないところは立つと。ひとりでにそういう仕草が出くるところに教育というものがあるのであって、それを画一的にこうしなければいけない、ああしなければいけないと言われなければそれが指導できない。それが子供たちが実践できないという大人になっては、これは教育の原点から考え直していかなければならないのではないかというように思っております。その辺につきましてはこの辺で終わります。 ○委員長(高橋勇君) 質疑を終結いたします。  10款、17ページをお開きください。  4項高等学校費について御質疑ありませんか。 ◆委員(中島篤君) まず2点ほどお伺いをさせていただきたいと思います。  1点目につきましては、先ほどの3項中学校費の方でちょっと話をすべきか4項高等学校費の方で話をすべきかということがあったのですけれども、あす発表がある公立高校等があるわけですけれども、推薦時に各学校が高校側の校長先生に伝達をすると。そのやり方なのですけれども、各学校違うかと思いますが、知っている学校等では、校長室へ並んで、それぞれが1人ずつ入って合格です、不合格ですというようなことをやられる学校がある。子供は入ってくる顔というのは違うわけですから当落がはっきりしてしまうわけで、大変かわいそうな思いをしている。この辺、高校がどのような発表方法をしているのか。新聞等で今まで発表していたのが、たしか今年度から廃止というか、そういうものをなくすというような方向に向かっているというように聞いていますけれども、その辺をちょっとお聞かせいただきたいと思うのです。  もう1点は、ここに運動クラブ大会出場等補助金というのが小さく20万円で出ておりますが、聞くところによりますと高崎経済大学附属高等学校の運動部、大変衰退をしている。何年か前に野球部が2回戦ぐらい勝って、高崎経済大学附属高等学校旋風というので新聞が大分取り上げてくれましたけれども、高崎市立女子高等学校から変わってきて大変男子が入ったということで、クラブの内容等が変わってきたかと思うのです。その中で聞き及んでいるところは、高崎経済大学附属高等学校に限らないのですけれども、今の子供たちが運動部に所属をしない。高崎経済大学附属高等学校もその中で大変今衰退をしているというようなお話を聞いております。その辺の実態についてちょっとお知らせをいただきたいと思います。 ◎経済大学附属高校事務長(高橋隆淨君) 推薦の発表でございますけれども、封筒に合格、不合格を入れまして、各校長先生に持っていっていただいております。特に人権その他もろもろのことを気をつけて中学校では発表してくれということで気を使っておりますけれども、どこか聞くところによりますと、私立高校は合格の関係書類を一緒に校長先生に渡して、校長室で合格の書類をもらって出てくるので、外で見ていると合格か不合格かが一目でわかるということなので、私の方では合格の発表時には特に入学手続関係書類は渡さないで、なるべく合格なんだか不合格なんだかわからないようにするということでお願いしています。  2点目のクラブ活動ですけれども、御承知のように九百何十名かおりました生徒が以前は全部女子だったわけです。そこへ男子が半分、450、450という格好になりました関係で、野球、サッカーは活発なのですけれども、その他のクラブは半減状態。女子もだめ、男子もだめと、こういう状態になりました。いろいろの混乱の中で各顧問の先生も戸惑いも多少あったと思いますけれども、来年度あたりから、ぼつぼつ顧問の先生も活発に動き始めておりますので、徐々にではございますが、各運動部も盛り上がってくるのではないかと思っています。  以上です。 ◆委員(中島篤君) 推薦については、推薦の合否の発表については、今御紹介がありましたけれども、各中学校の校長先生のところに行くということになると、どうしても先ほど課長さんから話があったように子供たちを呼んで、廊下へ並んで発表すると。1人ずつ発表するわけですけれども、これは完全にわかってしまうのです。その辺が子供たちにとってみるとその辺の人権というのですか、大変かわいそうな思いをさせているのが現状だというふうに私は感じております。ほかの学校はともかくとしても、これは少し考えて、個人に合否を発送するということが可能なのかどうかわかりませんけれども、そういった気配りをしていただければありがたいなというふうに考えております。また御検討していただければありがたいと思います。  それから、クラブ活動のことでありますけれども、今お話がありました野球、サッカーは大変盛んになってきたと。しかしながら、ほかのものが全く衰退し始めた。野球、サッカーにしても、よそに比べてそんなにすごいというほどでもないわけです。きょう本当は来る前にはっきり聞いてくればよかったのですけれども、例えば市立船橋だとか、それから市立銚子、それから市立高知商業、こういったことがあるわけですけれども、高知商業の場合はたしか谷脇監督という全国制覇をした監督さんがおりますけれども、この方は市職なのです。市の職員。たしかそうだと思う。そういうふうに考えると、クラブ活動を盛んにするということはそれなりの指導者が熱心にやっていかないと、子供そのものもやっぱりついていけない。また、盛んにはなっていかないというふうに強く感じるわけです。中学校の方で、体育費にありますけれども、中学校の方で顧問の先生が技術を持たないということがあって、部外者、学校外の人から指導を受けて、その予算も計上されているわけですけれども、高校もそういうことが考えられないのか。と同時に、先ほど言ったように例えば市の中でも経験者等もいますので、そういうことが今後考えられないのか、ちょっとお聞かせをいただきたいと思います。 ◎経済大学附属高校事務長(高橋隆淨君) 御質問の件でございますが、いろいろ予算の関係もございまして、顧問を雇い上げてということはちょっと難しいかと思います。顧問の先生方の対応でも現在大変なところもありますから、その上にまた顧問を無給というわけにもいかないので、なかなか難しいところがあると思います。  以上です。 ◆委員(中島篤君) 難しいで終わってしまうのではなくて、実際にその学校そのものが、高崎経済大学附属高等学校にしても今後もっとすばらしい学校になってもらいたいというのは、例えばレベル的には中学校から上がっていくのに高崎経済大学附属高等学校は大変レベルが高くなっているのは事実です。しかしながら、今そういったスポーツ等を考えると大変停滞をしてしまっているというのも事実です。したがって、今お話しをした中で顧問というのをお金で雇って云々ということではなくて、先ほど話をした高知商業の場合は全国制覇までした谷脇さんというのは市職である。市の職員さんを例えばそういうところに置いてそういう指導ができないのかというようなことを質問したわけです。今すぐできるできないという答えは結構なのですけれども、今後そういうことも考えながら、また高崎経済大学附属高等学校が、クラブ活動が今までのような、例えば高崎市立女子高校と言ったらバスケットが強かったりバレーが強かったりしたわけです。全部を望むわけではありませんけれども、設備を初め学校そのものが、どっちかというと特色ある学校ということで、勉強の方に何かいってしまっているような雰囲気があるわけです。ですから文武両道ではありませんけれども、スポーツをやるという特殊なクラスもあるわけですから、もう少し全県下に、また全国に行けるようなチームづくりをしていただければ、学校そのもののイメージというものも上がると思いますので、ぜひ要望させていただきたいと思います。  以上です。 ◆委員(酒井悦夫君) 二つですが、一つは今中島 篤委員とのやりとりの関連なのですけれども、クラブ活動でサッカー部、野球部が盛り上がってきているというふうなことでありますけれども、かねてからクラブ活動を行う点も含めてですが、この運動場の確保というのが問題になってきていますが、新しい年度でどんなふうな進展が予想されるのか。まだそういう具体的な検討に入ってないというふうな状況なのかどうか、お尋ねをしたいと思います。  もう一つは、高崎経済大学附属高等学校の教職員の問題で2人の方が今置籍のままでそれぞれ教育機関、この平成8年度は図書館とそれから適応指導教室のところにいるわけなのですけれども、今後も引き続きそういう方向で進めようとしていこうとしているのか、お尋ねをしたいと思います。 ◎経済大学附属高校事務長(高橋隆淨君) 校庭整備の件でございますが、約3年ぐらいを予定しておりまして、来年度、今ここへお願いしてあります4,120万円で、学校内で校庭委員会というのが設置されまして種々検討しておりますけれども、野球部のボールが飛んできてガラスを、1年に何枚でもないのですけれども割って、もしけがでもしたらと困るというので、防球ネットにするか、その他どこを直すか検討中でございます。2年、3年にわたって校庭の方は整備をしていきたいと現在のところは考えております。  それから、2点目の件については、私の方ではちょっとお答えは控えさせていただきたいと思います。 ◎生涯教育部長(鬼形健君) 失礼して高崎経済大学附属高等学校の置籍者2人についてなのでございますけれども、人事の問題なのでどういうふうに申し上げていいかちょっとわからないのですけれども、私たちは、2人は子供の教育に当たりたくて教師にあこがれて入ってきた者だと。そのことをよく承知しております。それは常に忘れないで、そういう方向で努力することが必要であろうと。そういうふうな基本的な姿勢といいますか気持ちだけを申し上げさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◆委員(酒井悦夫君) 1点目ですけれども、校庭の整備はわかりました。野球部などのクラブの練習などで転々としているというと表現がまずいのですが、群馬町のグラウンドを借りたりとか、あるいは貝沢の野球場を借りたりとか、今こういう現実があるわけです。そういうものに対して長期的な取り組みにもなるのでしょうけれども、やはりもうある程度考えなくてはならない時期にもなっているのではないのかなというふうに思うのです。先ほど中島 篤委員の話でもありました。クラブ活動を活発にしていくための基本的な条件整備にもなるわけです。今の現状が好ましいと、仕方なくてほかの県立の高校だってある意味では転々としているのだから、しようがないのだというふうなことで考えていくのか。一定の努力を図って近いところに適当な、適切な用地を確保して、それで整えていくというふうに考えていくのかというのでは、雲泥の差になるわけなのです。だから、そういう方向をどんなふうにこれから考えていこうとしているか、あるいは進めようとしているのかという点について、簡単でもいいのですけれども明らかにしていただきたいと思います。  二つ目の問題は、そういうお答えで仕方がないのかなというふうに思うのですけれども、ただ一つ気になるのは、これまでも関係する人たちと学校はもちろんですけれども、教育委員会のそれぞれの責任ある担当あるいは部署の方との話し合いの内容を漏れ聞いておりますと、今の状態というのはやっぱり正常ではないのだというようなことをお話をしているというふうに漏れ聞いています。今の現状が引き続き新年度も継続されるということは本意なのかどうか、本当の真意なのかどうかというようなことにもつながっていってしまうのではないのかなというふうに思うのです。そういう意味で今の状態が継続されていくということがどうなのだろうかという点での心情というのでしょうか、お気持ちというのですか、その辺になるかなと思いますけれども、その辺についての今の把握をお知らせいただきたいというふうに思います。 ◎経済大学附属高校事務長(高橋隆淨君) 校庭の問題ですけれども、一応近くへ第2グラウンドということを計画いたしまして、着々と今準備を進めている段階でございます。よろしくどうぞ。 ◎生涯教育部長(鬼形健君) 人事の問題なのでございますけれども、どう申し上げてもプライベートな問題になっていく要素が強いものですから、できたらお許しをいただきたいと思うのでございますが。   (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○委員長(高橋勇君) 質疑を終結いたします。  5項幼稚園費から  6項養護学校費まで (質疑なし) ○委員長(高橋勇君) 次の7項社会教育費は目ごとに審査を行います。  10款、23ページをお開きください。  7項社会教育費1目社会教育総務費について御質疑ありませんか。 ◆委員(横尾富安君) この中に同和教育推進事業というのと、一番下のところに人権教育総合推進事業というのがあります。この人権教育総合推進事業というのは今までどこかでやったのか新しい事業なのか、その内容です。上の方の同和教育推進事業とどういう点が違い、またどのようにこれが整合性があるのかないのか。その点についてお伺いをしたいと思います。 ◎社会教育課長(斉藤充君) お答えを申し上げます。  第1点目の同和教育推進事業についてでございますが、この事業につきましては実は県の委託事業とのかかわり合いの中で平成9年度も継続をさせていただきたいというものでございます。特に推進の中心になります課題につきましては、平成7年度に人権尊重都市宣言がされてございます。その精神を貫く、そんなかかわり合いの諸経費という考え方でございます。  それから次に、2点目の人権教育総合推進事業の関係でございます。これは平成8年度、まだ現行法の対応の中に国からの委嘱事業というものが実は現在ございます。それが間もなく失効になる関係で、国の段階で新しい枠組みとして創設をされました補助事業でございます。特にこの中身でございますけれども、広く市民の方々に学習の場を提供するということが一本の柱です。それともう1点が、交流を深めていくと。その二つの柱が今度の新しい補助事業でございます。  以上です。 ◆委員(横尾富安君) この進めていく内容が、この前もちょっといろんな議論もしましたけれども、今までの同和対策事業の中での教育、啓発ということでなく、本当にあの宣言にのっとった、憲法の精神にものっとった立場での学習交流ということのとらえなのか。それとも、講師の問題にしても内容にしても、今までやってきたことでの継続的な意味合いがあるのか。その点について再度お伺いをしたいと思います。 ◎社会教育課長(斉藤充君) お答え申し上げます。  昨年の12月に国連人権教育10年にかかわります国内行動計画、中間の段階ではございますけれども、お示しをいただきました。その中に今後の向かうべき人権教育のかかわり合いが事細かに明示されているように私は認識をしております。特に新たな重大な課題といいましょうか、重点項目といたしまして女性の問題、子供の問題、それから高齢者の問題、障害者の問題、それから同和の問題、それぞれが記入されていると認識をしております。広く人権教育を推進する中での人間が人間としてどうかかわり合いを持っていくのか、そんな視点で進めていきたいと、このように考えております。よろしくお願いします。 ◆委員(吉井照雄君) 先ほど横尾富安委員とのやりとりの中で、この同和教育推進事業そのものが県の委託の事業だと。しからばと思って特定財源の方を見たら、次のページの同和対策集会所指導というのがそれに当たるのかなというふうに見ているのですけれども、そういう理解でいいのですか。 ◎社会教育課長(斉藤充君) お答え申し上げます。  私の方で少し説明が足らなかったようでございます。今吉井照雄委員さんおっしゃったとおり、県から来ている委託事業にかかわる経費だという御説明を申し上げたつもりでございましたけれども、よろしくお願いいたします。 ◆委員(吉井照雄君) この特定財源の説明欄の仕方というのが、私は決してうがった見方をしているつもりはないのですけれども、こういう表現方法というのはいかがなものかという感じで私はずっとこれを見ていました。これは読みようによっては、同和対策集会所指導(剣崎・八幡)県委託金ということで、ここにある剣崎・八幡というのは同和対策集会所と。この集会所はそういう集会所なのだと、素直に見るとそういうように読めるのではないのかなと思っております。そういうことが特定できるようなものをこういう公開の議会の予算特別委員会の場にもしあるとすれば、非常に大きな問題だというふうに思っていますので、見解をお聞かせください。 ◎社会教育課長(斉藤充君) お答え申し上げます。  実は高崎市に現在九つの集会所がございます。そのうち七つにつきましては国が直接補助をしていただきましたところの建設物でございます。したがいまして、平成8年度までは国の委嘱事業という形で、すべての経費が高崎市の方へ直接関係がございます。それから、今御指摘の二つの集会所でございますが、これは実は県の補助を受けてつくった集会所でございまして、それにかかわる諸事業の経費については県の立場での委託という形で高崎市の方に事業が任されているものでございます。現在、国の段階におきましては人権教育という大きな枠組みが実は示されまして、先ほどちょっと触れさせてもらいました新しい補助の事業が成立したわけでございます。ただ、群馬県の段階におきましてまだ今のところその呼称あるいはその趣旨等に、平成8年度そのものを継承していくという方向が示されている関係がございまして、現在そのような形になっているということでございます。よろしくお願い申し上げます。 ◆委員(吉井照雄君) 私自身はこの種課題というのですか、人権問題にかかわることにふたをしろとかそういうことは一切考えるつもりはありません。これは大きな問題ですからそういう対応はないのですけれども、ともすると、こういう一つ一つの問題というのが同和対策をしていく上の同和の集会所という地域を特定するようなことにつながってくるのです。違うのですか、これは。そういうことなのでしょう。幾ら県の方の対応で予算の出どころがそういう仕組みになっていようが何しようが、高崎市の予算の説明会のときに、私がさっきから言っているように公開の場で論議をする場所のときに、そういうことというのはいかがなものかということまで配慮すべきではないかということを私は言いたいわけなのです。もう一回考え方を聞かせてください。 ◎社会教育課長(斉藤充君) お答え申し上げます。  今まさに御指摘をされたところが、これから非常に大きな課題であると私も認識をしております。現時点におきまして大変大きな変換期といいましょうか、そういう時期でのふくそうされた国の考え方、あるいは市の考え方、もちろんございます。ただ、高崎市におきましては、先ほどちょっと触れさせていただきましたけれども、平成7年度に人権尊重都市宣言をさせていただいております。その精神を市の隅々に行き渡らせる学習の拠点に集会所を使っていきたい。あるいは公民館を使っていきたい、このように考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○委員長(高橋勇君) 質疑を終結いたします。 △休憩 ○委員長(高橋勇君) この際、暫時休憩いたします。  午前11時56分休憩 ─────────────────────────────────────── △再開  午後 1時14分再開 ○副委員長(田中治男君) 会議を再開いたします。  この際、委員会の運営上一言お願い申し上げます。委員各位の質疑に当たりましては、その内容を簡潔明瞭にされるとともに、答弁される当局におかれましても質疑の趣旨を的確にとらえ、簡潔明瞭にお願いいたします。  休憩前に引き続き、10款7項から審査を続行いたします。  10款、25ページをお開きください。  2目文化財保護費について御質疑ありませんか。 ◆委員(浅貝正雄君) 27ページに市内の文化財所在調査という事業が項目としてうたってあるわけでありますが、文化財になるかどうか非常に疑問でありますが、最近近代化に向けて古い建物がどんどん、どんどん壊されてビルがどんどん建っていく状況であります。これはこれとして一面ではいいわけでありますが、ただ、市民の間では古い建物に愛着を感じてぜひ残してほしいというふうな建物もあるわけです。例えば過日にも私の方から何とかこういう建物は残せないかということで、具体的には日本製粉の木造建築、これ歴史的にも非常に貴重な建物である。そういう立場からぜひ当該企業にお話をして残すということはできないか。結果的にはそういう趣旨が生かされずに壊されたという経緯がございます。今なお、あの地下には木造の倉庫がまだ残っているようでありますけれども、そういうものもいつかの時代にはなくなっていくのかなと寂しい思いもするわけであります。そういうことで市内に幾つかまだまだ非常に古い建物で貴重な建物があるわけでありまして、こういうものはいずれの時代には寿命で壊さざるを得ないということにもなろうかと思います。  しかし、そういうものを、建物がどういうつくりで、どういう寸法で、どういう歴史があってということを少なくとも写真で、あるいはそういう記録で残すことができないものかと。教育委員会の一つの仕事として非常に勉強なさっているボランティアの人たちもいるわけであります。県の教育委員会の中に何か調査員みたいな手帳を交付してもらって、それを持って行けばそういう建物の調査ができると。どこの人だかわからない人が調査に行くと、相手側はもう敬遠してしまってなかなかこの建物の中に入らせてもらえないとかということがありますものですから、例えば市の教育委員会の証明書でそういう調査員であるということで証明書を発行してもらえれば、そういう人たちがそういう建物の調査に当たることができるのだというふうな希望を持っている一般市民もいるわけであります。市内の文化財というのは何を指しているかわかりませんが、今後そういうものも含めてひとつそういう人たちの希望を生かす道をひとつつくってもらいたいというふうに思っているのですけれども、見解をお聞きしたい。 ◎管理部参事兼文化財保護課長(浅田勲君) 浅貝正雄委員さんの御質問にお答え申し上げます。  ただいまの市内所在文化財調査事業の関係でございますが、市内には戦後の近代化遺産ということで、先ほどお話ございましたように日本製粉だとか高崎倉庫だとかいろいろすばらしいものがあったわけでございます。これから鋭意、神社仏閣、また古い近代化遺産等につきましては、少々の経費でございますが、極力そのような記録保存をするように努力していく所存でございますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ◆委員(浅貝正雄君) 答えになってないのだな。そういうものを市民の間で関心を持っている人がおる。そういう人たちはボランティアでやるのだから、自分たちみずからが経費も要らない、車のガソリン代も自分で持っている。貴重な人がいるわけです。ただ、自分がその建物の中に勝手に入れない。入るためには教育委員会の認めのある証明書があれば相手方も信用して入って調査ができると、こういうことです。そういうことの道を教育委員会の中につくっていただけますか、ここを聞いているの。わかったですか。 ◎管理部参事兼文化財保護課長(浅田勲君) 高崎市に教育委員会の諮問機関でございます文化財の調査委員会というものが設定をされまして、そこの先生方とこの関係につきましては十二分に協議をさせていただきまして、浅貝正雄委員さんの今の御指摘に対しまして努力するようにこれから進めたいというように考えてございます。  以上でございます。 ○副委員長(田中治男君) 質疑を終結します。  3目公民館費について。 ◆委員(二口昌弘君) 2点ほどお尋ねいたしますけれども、一つは地区公民館の関係ですが、生涯学習の拠点で利用者もふえて非常に結構なことだというように思っていますが、一部の間に他の地区の公民館との交流が行われてないということで、公民館の相互利用あるいは乗り入れというのですか、そういうことを望む要望が大変多いわけでございますので、その点について検討されているのかどうかという点であります。  それからもう一つは、かねてから提案させていただいております拠点館構想についてですけれども、今市内に30館前後地区公民館があるわけですけれども、東西南北ぐらいの範囲で拠点館の位置づけをして、広域的な取り組みができないかということで提案をさせていただいているのですが、この点についてもある程度検討されているのかどうか。  この2点についてお尋ねをいたします。 ◎中央公民館長(青島国雄君) 二口昌弘委員さんの御質問にお答えいたします。  公民館へ行って、いつでも、だれでも、どこでも学習できると、私どもはこう言っているわけでございます。しかしながら、いつ行っても満員だという御指摘をいただいておりまして、これを何とか改善したいということで考えております。この際、その主たる要因を考えてみますと、平成4年度に生涯学習審議会が答申いたしました。その学習活動を振り返りますと、まず社会教育機関、積極的に主催事業を展開しなさい。そして、主催事業が終わりましたら、次には自主学習グループをつくって自主的、主体的に学習を展開してください。さらに、それらの習得した成果を地域社会に還元していただきたい。あるいはボランティア活動に積極的に参画していただきたい。こういう学習の流れでございます。  今日私どもも、主催事業が終わりますと、閉校式の際はなむけの言葉と同時に、ぜひ自主学習グループをつくっていただいて、また地域社会に還元していただきたい、こういうことを申し上げてきたところでございます。ところが、それが時がたつに従いまして、このサークル、私ども定期利用団体と申しておりますけれども、この自主団体がどんどん、どんどんふえていきまして、そして各公民館に満杯の状態になってきている。したがいまして、新しいグループの吸収が十分に対応できておりません。そのことで市民の皆さんに御迷惑をかけているというのが実情でございます。公民館サイドといたしますと、ぜひひとつこの点で先輩のグループに対しまして、例えば毎週1回学習会を持っておりましたら2週間に1回にしていただけないか、あるいは時間帯を少し譲っていただけないか。こういった譲り合いの精神を求めておるわけですけれども、それもなかなか思うようにいっておりません。二口昌弘委員さんの御指摘の点でございます。  これらを解消し、利用者がいつでも、どこでもという理想の実現に向かって私どもも考えております。その一つは、現在町内公民館が高崎市内に198ございます。これは御存じのように町内の皆さんの資産を投げうったところの公民館でございまして、自主管理、自主運営、そして有償機関でございます。地区公民館はすぐ入るというものではございません。そうした観点に立って、今幾つかの公民館では、町内公民館にお願いをいたしまして相互乗り入れを果たしているところがございますけれども、条件整備はまだ十分でございません。そこで、昨年の8月、町内公民館研修会が行われまして、地区公民館からもその旨町内公民館に要望がございましたので、本年は館長会としてもそうしたことを積極的に検討いたしまして、また9月には町内公民館長研修会がございますので、どの程度進展するかちょっと難しい面もございますが、条件整備を踏まえながらお願いして相互乗り入れを果たしていきたいなと。そして、両公民館の活性化に結びつけていきたい、かように考えております。  次に、拠点館構想でございますけれども、現在地区公民館は30館ございます。中央校区並びに東校区の皆さんにおきましては、いまだ実現しておりません。本席をおかりしましておわび申し上げたいと思いますが、現在30館の地区公民館を6ブロックに編成しております。そのブロック会議を毎月1回開いております。ブロック長会議は月1回開いております。ブロック間でお互いに協力し合っております。現在、財政事情からかんがみ、人も物もふやせない状況でございます。しかしながら、市民ニーズは高まるばかりでございます。それに対応するために5館の公民館が力を合わせております。例えば一例を言いますと、作品展あるいは芸能祭、文化祭などが開かれます。あらかじめ行事予定をブロック内で確認しておりますので、その時点で例えばパネル搬入から始まりまして、A公民館が実施されますと、手のあいたB、C、D、Eが率先して搬入、作品展を協力していきます。もちろん利用団体の皆さんの力もおかりします。そういった形で協力し合います。  また、あるいは館外研修が今盛んでございます。例えば尾瀬の自然環境に触れたい。館長、次長2名体制ですから十分でございません。そこで、手のあいたと言えば失礼なのですけれども、例えば日曜日出た職員が振りかえて水曜日お休み。そうすると、その水曜日お休みの職員が、よし一緒に行こうということでございます。手が足りなければ中央館の職員も尾瀬に、昨年も3名3回ほどですけれども行かせていただきました。そして自然に環境に触れ合って充実感を味わって帰ってまいります。このように、今ブロック間では一致協力してやっていこうという姿勢が非常に高まっております。そういうことで拠点館構想につきましては、あるいは代表館といいますか、御指摘の点ですけれども、6ブロックにおのおの拠点館を設け、中央館、そして6拠点館、そして地区公民館、地域の特性を生かしながら有機的に、しかも効率的な事業を展開していきたいと、かように思います。よろしく御指導のほどお願いいたします。 ◆委員(二口昌弘君) 今それぞれ説明いただいたのですが、交流の方、ある程度取り組みをされているということでありますので、要望が多いのでさらに検討していただきたいと思います。  それから、拠点館の方についても、ある程度検討されていることでありますので、ぜひ前向きで取り組んでいただきたいと思います。やはり現状のままですと、今次長というのが1人で、非常勤の館長さんもいるわけですけれども、やっておるわけです。一方で公民館職員の専門性、プロフェッショナルということが言われているわけですけれども、現状では年間の事業をこなすだけで終わってしまうと思うのです。そういう面から見ても、ある程度拠点館を設けて職階制を持って。だからといって、人間あるいはまた施設を張りつけなければできないということでもないと思うのです。施設の面においては何も新しい建物を建てなくも、現状の施設をそういう位置づけをして利用すればいいわけであります。若干手狭なら増改築すると、そのぐらいの手を加えればハード的にはいいわけですし、またマンパワーの面でも先ほど来出ているボランティア、最近非常にふえているわけですので、そういった方を登録してぜひやっていただければ、私は現状のままでも考え方によれば実現可能だと思いますので、ぜひ研究していただきたいというように思います。  それと、職員の専門性という点についても、今言ったように拠点館をやらないとなかなか無理ではないかなというように思うのです。今、公民館職員の専門性についての取り組みがどうなっているのか、お尋ねをしておきたいと思います。  それともう一つ、学校5日制完全実施ということになりますと、当然土・日が休みということでその受け皿はどうかということになりますと、地域ということになると当然公民館ということになってくると思うのです。あと6年後でありますので、学校5日制に対してその受け皿整備というような形でどんな取り組みを今なされているのか、この点についてもあわせて御答弁をいただきたいと思います。 ◎中央公民館長(青島国雄君) 初めに、職員の専門性の点でございます。御存じのように地域社会の皆さん、こういう時代でございますから、非常に高品質の事業展開を求めております。そういった意味で私どももそれに十分対応していかなければならないと思います。そこで、きょう現在のところなのですが、中央館に社会教育主事を有しているものが3名、それで地区公民館に社会主事の資格を持つ者4名、そして行政嘱託職員、社会教育指導員2名、こういう形でございます。それから、毎年1名でございますけれども、公民館職員が国立社会教育研究所に行きまして社会教育主事の資格を取ってまいります。過日、1名2月いっぱい研修してまいりました。  次に、公民館職員の研修でございますけれども、月に1回の割でやっておりますけれども、昨年は9回実施いたしました。4月当初、初任者研修、あるいは公民館職員としての自覚、資質の向上といった理論的なものから始まりまして、中盤は施設設備見学等々ございます。最終的には昨年は富岡市の方へ研修に行ってまいりました。2月7日に西毛ブロック公民館研究集会がございまして、6ブロックに分かれましたが、高崎市はその中の3分科会で発表していただきました。西部公民館の「稲作を僕の手で」は、非常に好評でございました。乗附公民館における「高齢者学級を顧みて」、そして第6分科会では、これも高崎市の特色でございますけれども、図書ボランティアさんによるところの6代表による研究発表。こういうことで、とかく私ども研修といいますとしり込みしがちでございますが、最近は非常に研修に情熱を燃やすようになってまいりまして、これもひとえに地域住民の皆さんの期待に沿うよう努力しなければならないということかと思います。また、教育研究所の社会教育館でございますが、ここに公民館職員が毎週1回参画いたしまして、そして通年でございますが、研修を積み込んできたところでございます。  次に、学校5日制に対応する公民館のあり方でございますが、平成元年よりこの高崎市の特色でございます図書室の整備でございます。平成6年にほぼ完成いたしました。50平米で3,000冊以上有しておりますが、これを運営する図書ボランティアさんの皆さんに大変御苦労いただいております。これは実は学校5日制をずっと以前から先取りしてきたものでございまして、さらにこれを充実することによりまして乳幼児あるいは児童・生徒諸君の、いわゆる学校5日制の受け皿だけではだめだと思います。しかし、本格的にこれらの実績の経験を持っておりますから、さらにこれを膨らませていきたい。  それから少年少女教室、これ実は青少年課の管轄にございまして、委託事業でありましたが、本年からこれを本格的に公民館でやっていくということで移管されました。これも実はただ単に学校5日制の受け皿だけでなく、対応する姿勢でございます。そして、最後になりますが、平成7年から平成8年にかけて、公民館運営審議会が学校5日制に対する館長会の諮問を受けて答申の取りまとめに入っております。この5月に最終答申が出ます。したがいまして、内容は申し上げられませんけれども、その基本となるところは、やはり単なる学校教育の受け皿で社会教育があっていいのかということがございます。しかしながら、今日の状況も考えますと、それも含めたところの新たな視点に立った考え方が答申されるのではないかと思います。これらの答申を私ども率直に受けとめまして、短期、中期、長期に実現できるものを精査しつつ取り組んでまいりたいと思います。  以上でございます。 ◆委員(二口昌弘君) この拠点館について要望しておきますけれども、ぜひこれは実現して職階制を持たせれば、館長については課長クラスを充てるということになれば、ポスト不足の解消にもなりますし、職員の士気を鼓舞することにもなると思うのです。私はいろんな意味でメリットはあってもデメリットはないというふうに思いますので、ぜひ積極的に取り組んでいただきたいということを強くお訴えをしておきます。 ◆委員(中島篤君) 今お話がありました公民館の学校週5日制にかかわることでありますけれども、公民館運営審議委員会の答申がもう出ているということで、それがまだ発表できないというようなことで、5月に発表していただけるということであります。私も一般質問等でずっとやってきているわけでありますが、やっぱり公民館と小学校のかかわりというのは切っても切れない仲ではないかなというふうに思っております。実は答申の内容等を聞かせていただきながら質問させていただこうというふうに思っていたのですが、もう既に訴えられないということであります。  とりあえず質問しなくてはならないのですけれども、公民館の現況の中で、先ほど中央公民館長さんの方が市民ニーズが高まる一方であるというのは、各公民館を見るとかなりの事業をやっているわけですけれども、その中で実際に学校週5日制にかかわる子供を対応していった場合には必要になってくるわけです。その辺をどのような考え方を持っているのか、お聞かせをいただきたいと思います。 ◎中央公民館長(青島国雄君) ただいまの中島 篤委員さんの質問にお答えさせていただきます。  館長、次長1名体制でございます。そういったことで、今御指摘のようにそれらのニーズに対応できるかということでございます。したがいまして、公民館で今考えているのは、地域にすばらしい団体、すばらしい人材がいるわけですから、この人材をなぜ今まで十分に活用してこなかったか。活用というと失礼なのですけれども、人材バンク、団体バンクとして利用できなかったかということが反省としてあります。公民館とすれば、そのコーディネーターとしての役割、すなわち、事業の内容にもよりますけれども、団体の皆さんに委託していくとかいろいろな方法があろうかと思います。そういった形で取り組んでいかざるを得ないだろうし、またそのことが地域の活性化、主体的に取り組む地区公民館、こういうことになろうかと思いますので、よろしくお願いします。 ◆委員(中島篤君) 一般質問で私はお話しをさせてもらったのですけれども、今言われる中に地域のボランティアの方云々という話が出ましたが、学校週5日制にかかわる指導員の奨励金というような形で項で出ているわけです。実際いろいろな方がその枠に入っているわけですけれども、現実には学校の教頭先生がなっていたり、そういうことがあるわけです。できることならば、そういった公民館の中でお手伝いができるような人を人選をしてもらって、そういう人員をそこに当てがってやっていただければなというふうに思っております。  学童保育につきましては2館ほどふえて17館になったわけですけれども、学童保育と学校週5日制というかかわりになると、ちょっと内容が違ってきているわけで、学童保育の整備は進んでいるものの、先ほど中央公民館長さんから平成元年度からそういったことを考えながら準備を進めているというお話もございますので、地区によっては学校週5日制の休みの日に読み聞かせを公民館がぶつけてくれているようなところも幾つかあるということを聞いております。ぜひ学校週5日制にかかわる中での推進費みたいなことが出ているわけですから、そういうものも踏まえて、子供たちが受け入れられるような状況を考えていただきたいというふうに思います。そういう意見でとどめさせていただきます。 ◆委員(根岸富貴子君) 33ページのところに自動車借上料というのがありまして、婦人学級事業、そしてまた家庭教育学級事業、そして高齢者教室事業というのがあるのですけれども、468万円ですか、そうした金額が計上されておりますが、これは一体どんなときにどのように活用するのだろうかということ。それから、金額がおのおの違っておりますので、その金額の違いについてもちょっと御答弁をいただきたいというふうに思います。  それから、先ほど二口昌弘委員さんの方から質問がありました公民館の主事さんの専門性ということに対して、私も、大変生涯学習の拠点としての独自性を持った運営ということが最近行われているということから考えてみまして、その専門性ということが必要で、社会教育主事の研修に年間1人というふうな人数がそこで申されましたけれども、それを何人かふやすことができないものかなということを感じましたので、その点につきましてお答えをいただきたいと思います。
    ◎中央公民館長(青島国雄君) 根岸富貴子委員さんの質問にお答えいたします。  御承知のとおり公民館は地域の課題、あるいは現代的課題解決のために、地域住民の皆さんとともに教室事業あるいは講座事業を展開しております。近年の地域の皆さんのニーズは、机上の学習だけではどうかと。館外へ積極的に出て学習しようではないかという館外研修の場が強く求められるに至っております。平成7年の実績で申しますと、25の公民館で観光バスの借り上げが20件、市所管のバスが6件、そして農協さんのバス等13件、都合39件の借り上げバスがございました。そして利用者は1,451名、230万円の観光バスの借り上げの金額でございます。平成8年は現在まで28の公民館でバスの借り上げが行われまして、受講者の負担もかさんでまいりました。本年は2回、そして多いところは3回バスの借り上げがあったところがございます。歴代の公民館の館長会あるいは公民館運営審議会は、そして利用者の皆さんも、長い間生涯学習バスの購入を悲願としてまいりました。しかしながら、今日の財政事情から考えますと、バスの購入はもとより人件費、さらに維持管理費は大変厳しいものがございます。そこで私どもこれまで鋭意検討してまいりました。市民にとってよりベターな策は何か、こういうことでございます。市長の施政方針にもございました。生涯学習の充実のために今回自動車の借り上げを予算化したものでございます。  概要を申し上げます。概要は、高齢者教室30館で実施いたします。これの2分の1、15館にバスの借り上げ15台でございます。家庭教育学級も同様でございます。そこで、婦人学級の金額が違うわけです。婦人学級は公民館費が13館、女性政策室の委託が17件。そこで公民館費の13館分についてその2分の1、6台を予算化したものでございます。都合36台のバス借り上げになります。負担割合を申し上げます。受益者負担が2分の1、公費導入2分の1でございます。今日の財政事情を考えますと、学習者も応分の負担をしていくということが市民の理解を得られる道ではないかと、こう判断したところでございます。こういった考え方で、今後もいつでも、だれでも学習できるという理想のまち高崎に向けて推進していきたいと思います。よろしくお願いします。  社会教育主事の研修、1名でどうなのかということでございますが、私どもも30館、そして中央館を含めて31館ございますが、1名でありがたいものだと思っております。これ2名、3名にしていただければさらにありがたいところでございますが、しかしながら、ここのところはひとつ私どもの自主学習も含めまして1名を継続、継続で積み上げて、状況さえよければ2名というふうに私どもも要望があるわけなのでございます。よろしくお願いします。 ◆委員(根岸富貴子君) 館外研修のことにつきましては、大変御努力をされている点、百聞は一見にしかずと申しますので、ぜひその辺はよろしくお願いしたいということ。  社会教育主事のこと、専門性のことから社会教育主事というふうなことで勉強されるということは非常に大切だというので、1名出すのにも大変困難だというふうなことではないかと心情をお察し申し上げるわけなのですけれども、公民館は係長さんというふうな処遇をいたしましてから急に職員が活気が出てきたような気がするのです。やはり前から私が申していたように、行く行くはピラミッド型にして専門性ということでもって、この公民館でずっと勤めている間終えたいのだと、これをやりたいのだというふうな情熱を燃やしている方も大勢おりますので、その辺はやはりこれからの職員の昇格の面やなんかにつきましても、まだまだ考えていっていただかなければならない。公民館にいながらして部長さんになれるとかという形も行く行くはとらせていただくようにということで、終わります。 ○副委員長(田中治男君) 質疑を終結いたします。  4目図書館費について御質疑ありませんか。 ◆委員(木暮孝夫君) 図書館費についてお尋ねをいたします。  図書館は高崎市の中で一番利用されている施設であるというふうに思っております。まず、担当としてその自覚があるかどうかということをお尋ねしたいと思います。 ◎図書館次長(柳澤英雄君) 昨年の3月の予算特別委員会におきまして木暮孝夫委員さんより、視聴覚資料の日本一になれと激励のお言葉をいただきまして、全職員が一丸となって取り組みました。そして昨年の夏に視聴覚資料を取り扱う公立図書館を対象に日本図書館協会がアンケート調査を実施いたしましたところ、この結果はことし5月以降公表されるとのことなのですけれども、過日連絡をいただきまして、平成7年度の実績で当館がビデオ部門の貸し出し点数が15万9,797点でトップという結果をいただきました。それとビデオ部門の所蔵点数が1万1,971点で第2位ということでございます。今後トップを維持していくことは非常に困難であろうと思いますが、当館の特色の一つといたしまして一層の資料の充実と市民サービスの向上に努めていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(木暮孝夫君) 思わぬ答弁をいただきました。日本一になったのですか。やりましたね。おめでとうございます。ちょっと文句を言おうと思ったのだけれども、言えない。  平成8年度は終わっていません。決算的な話になって申しわけないのですが、平成7年度に比べて平成8年度は、例えば入館者について人数が増加しているのかどうか。あらゆる数値を見て全体的にその利用度合いがふえているのかどうか、お尋ねしたいと思います。 ◎図書館次長(柳澤英雄君) お答え申し上げます。  入館者数ですけれども、今年度はちょっとデータを持っておりません。まことに申しわけありません。平成6年度、平成7年度から見まして入館者数も相当ふえておりまして、平成7年度で57万2,616人と前年度に比較して102.5%の増ということでございます。それと視聴覚とか図書資料も前年に比較して相当伸びているような、そんなような状況でございます。 ◆委員(木暮孝夫君) 毎年伸びているということで、私も利用させてもらって職員の皆さん本当に忙しくやっていらっしゃって、文句言おうと思ったけれども、褒める方に回ってしまったので申しわけございません。本当によくやっていると思います。  それでは本題にいきますが、この図書館費なのですけれども、2年間にわたって何で減額されていくのでしょうか。去年は837万5,000円の減額、ことしは1,167万1,000円の減額ということで、この2年間で2,000万円の減額になってしまった。こんなに高崎市の中の中で一番使われていて、年間に57万人も利用される施設の予算が、年々利用者がふえているのに何で予算が減額されるのか、はっきりとした理由をお教えいただきたい。 ◎図書館次長(柳澤英雄君) お答え申し上げます。  新年度はたしかこの予算で言いますと1,000万円強減額しておりますけれども、内訳といたしましては、臨時職員の賃金を減額したわけです。その内訳といたしましては、臨時職員の職種は2種、5種というふうな職種がおりますけれども、2種というものが新年度からちょっと認められなくなったものですから、その点が若干減額になりました。そのかわり嘱託職員に身分がえというのですか、そういうものにかわったということでございます。  それと、図書費につきましては、前年度から若干減額されておりますけれども、他市の状況等を見まして、参考までですけれども、県立図書館では7,900万円とか、高崎市の類似都市を見ましても6,000万円前後。今年度は図書費から見れば若干は減額したと思いますけれども、他市の状況を見ましても決して少ない金額ではないかなと思っております。  以上です。 ◆委員(木暮孝夫君) 片一方で1番になって喜んでいたのですけれども、やっぱり他市並みの方がいいということで、1番はふさわしくないということですよね。そういうことでしょう。予算は他市と同じということは、他市と同じぐらいの利用だったらいいのだと。高崎市は図書館が使われ過ぎだということですよね。違いますか。去年9,000万円ついていた図書費がことし8,200万円しかつかないというのは、高崎市民が一番利用している図書館の図書の利用というのを減らせということにしか読めないのではないかと思うのです。これどうなのかなと思うのですけれども、私の考え違いますか。 ◎図書館長(關恒雄君) お答え申し上げます。  新年度の予算の図書費要求額は1億円を超える金額を提出させてもらいました。しかし、結果におきましてはこういう状況になってしまったということであります。ただ、木暮孝夫委員さんのおっしゃるように、日本で1番になったからということを否定するようなことではありませんので、建物そのもの自身、そこにおさめる資料のスペースがもうほとんどいっぱいになっているかなというような判断も一つございまして、金額的には多少少なくなりましたが、我慢しているというような図書館の事情もございます。一応そういうことで財政の方には、財務部の方には1億円を超える予算の要求はいたしましたが、図書館の方の開架スペース、書架のスペースがもうかなり窮屈になっているということを判断しまして、一応査定があった額で受けとめていると。そういう図書館の状況でございます。 ◆委員(木暮孝夫君) 図書館そのものというのは他市と比べても決して施設がいいわけではない。その中で職員の方は一生懸命努力しているのです。予算までも減らしてしまうというのがどういうのだろうと思うのです。ちょっと財務部局、図書費だけが確実に1割以上減らされているわけです。1割以上ということはないですかね。この理由は何ですか。事業が伸びているのに削ってしまったという理由を、市民に対して明確に答弁してください。 ◎財務部長(新井英壽君) 今予算要求の話も出たのですけれども、予算要求は例えば予算編成時では120億円ぐらい足らないわけです。120億円をどうするかという問題も一つあるわけです。120億円の税金が入ればすべての要求に対して予算づけができるということになりますけれども、そういうような一つの予算上のことがあります。  図書費を減らしたかどうかということなのですけれども、これについてはいろいろ担当部局と折衝しまして、先ほど図書館長が申し上げましたように施設の問題というようなものがあって、いろいろ検討した結果このぐらいということで、折衝の段階ではそういう形になったわけです。必ずしも図書費を多く削減するという考えは別に持っていませんけれども、やっぱり全体のバランスもありますし、施設の問題もあります。総合的にそういう数字になったわけでございますので、よろしくお願いします。 ◆委員(木暮孝夫君) ですから、高崎市ぐらいの都市で1番になるというのはおこがましいのだと。やっぱり平均並みでいいではないかと、そういう予算に戻したと。嫌みですけれども。せっかく高崎市の個性として文化のまち高崎ということで、特にAV関係。AVといっても決してアダルトビデオということではなくて、名誉のために言っておきますけれども、オーディオ・アンド・ビジュアルということでAVと言うのですけれども、それほどのスペースがなくてもいいし、他市と比べてこれは都市間競争で勝てると言って、本当にすぐそこに目指しているところに位置があるから、何とか今年度御苦労いただければ1番になれるのかなと思って、担当者の方も一生懸命努力して、土・日も出て午後7時までいて図書館の人みんなやっているのです。利用者数をふやそうと思って、月曜日の休みもあえて返上して年間通して開館していると。他市に比べるとはるかに一生懸命頑張っている図書館なのです。そういうところで、それはやっぱり働き過ぎなのだから、予算を落としてやらないと働き過ぎは直らないということで、普通の都市と同じような状態になってしまうというのは、どうしてもちょっと。私が理解できないのが悪いのだと思うのですけれども、納得いかないのです。私は伸びている事業を伸ばしてあげるのは都市政策だと思っています。この点はどうなのでしょうか。ちょっと答えていただきたいと思います。 ◎財務部長(新井英壽君) 図書事業については、高崎市としては重点施策の一つでやっていることは御承知なわけでございます。現在の松浦市長になりまして、当時は3,000万円か4,000万円ぐらいの予算だったと思うのですけれども、毎年1割、2割とふやしてきたわけです。前橋市が6,000万円か7,000万円ぐらいの、高崎市が1億円近くに予算をつけていましたから、そういう面では本もある程度ふえてきたのではないのかと。そういうこともありますし、先ほど申しましたように施設で、お金さえつけてどんどん本をふやせばいいという問題ではないわけでございます。やっぱり市民の税金でございますので、大事に使わなくてはならないと。利用者に対しては十分行き渡るように財政当局でも考えているわけでございます。決して市民が困るようなことのないようにということで今後とも財政措置はしていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。 ◆委員(木暮孝夫君) 長くなりますのであれですけれども、要するに施設そのものはそんなによくない中で日本一をとったと。それは非常に評価できる話だし、それだけ今高崎市の図書館利用者というのは他市に比べて多いと、ニーズがあるということは、そういう施設にしていくという方向性がやっぱり必要だと思うのです。今の話はもういいです。わかりました。とにかく充実してください。せっかく日本一になったのに、瞬間で終わってぬか喜びではもったいないので。そういう市民のニーズがあったから1番になれたわけですし、その1番がやっぱりある意味では誇りに思えるような。高崎市としての顔としてうんと評価できると思うのです。ぜひその辺は執行部の皆さんに自覚していただきたいと思います。  そこで、新市庁舎が完成した後に図書館をつくるという話が3期工事としてあるわけなのですが、それは新年度にはどういうふうに取り組まれるのか。もし取り組まれるのであればということも含めて、ちょっとお尋ねをしたいと思います。 ◎図書館長(關恒雄君) お答え申し上げます。  庁舎建設室と図書館とでは一応分けて対応しているという部分がございます。ハードウエアの部分としては庁舎建設室が対応すると、そして中身のソフトに関する部分は図書館が対応するという形で応じております。そして、図書館のソフトウエアの部分としては、平成8年度につきましてはソフトウエアの検討に入っております。そして、その検討の足場は新市庁舎建設が計画された、今からおよそ10年ぐらい前になるのかなと思うのですが、そのときに図書館も一応ソフトウエアの部分を含んだものをまとめて出させていただいております。そのころのものと今とでは大分ソフトウエアは内容が違ってきておりますので、現時点で改めて対応していると。  そして対応しながら図書館の内容を見てみますと、非常に新しいところが出てきておると。そして、その新しいところは何かという点でありますが、これは大阪の地区でのことでありますけれども、幅広く豊かな落ちついた、そういうような図書館、長時間滞在型の図書館というものが求められてきていると。そして、このたび図書館がアンケート調査しました折に、新しい図書館についての希望はという点では、同じような結果が出てきているのかなと、こんなふうに思います。そして、かつてのソフトウエアの内容ではそういうものは含まれてなく、貸し出し中心型の図書館かなというふうに思っております。その辺が大分違ってきているかなという意味合いを受けとめまして、検討を今しておると。そして新年度におきましては、そのところをもう少し深めてつかんでいきたいという段階で、新年度の中でソフトウエアの部分はかなり固まってくるのかなと。図書館としての段階はそういうところにございます。  以上でございます。 ◎庁舎建設室長(田中弘君) お答えさせていただきます。  新図書館の建設につきましては、総合計画の後期に建設ということでされております。平成6年の12月議会でも一般質問されましたのですけれども、そのときに市制100周年に当たる西暦2000年に完成、オープンしたいと答弁させていただきました。現時点では基本的には変わっておりません。ただ、長期にわたる景気低迷等もございますので、新市庁舎が完成して引き続いて建設に入っていけるかどうか、建設年度につきまして現在検討中でございます。図書館というのはシティ・ホール建設の事業で1団地1棟型の建物でございまして、電気関係、設備関係につきましては新市庁舎を絡んであります。  新年度でございますけれども、新年度は検討する期間ということで、特に予算的にはこれというものはないのですけれども、建設時期等はもう少し煮詰まった段階で御報告したいと思っていますので、よろしくお願いします。 ◆委員(木暮孝夫君) これで終わりにしますけれども、一つは、高崎市は他の都市に比べて図書館の利用意識が最も高い市民の集まりであるということを一つ意識するべきであると思います。図書館が高崎市が今最も必要としている新しい施設の一つであると。本当に一生懸命頑張って、皆さん図書館へよく行かれると思うのでよくわかる思うのですけれども、図書館は、本当に今、あの施設の中でよくこれだけの利用人数が出るなというぐらいすごい実績なのです。別に1番とったからどうのという話ではないのですが、やはりそういうときにトップの方が現場に行って褒めてあげるということも私は必要なのではないかと思うのです。信賞必罰という言葉は特別強調したくありませんが、どこの現場もそうですけれども、やっぱり1番になろうと思って一生懸命やっているのです。現場に足を延ばして激励してあげる。そこで初めて意思の疎通があるのかなとも思います。ただ、この本庁舎にいて数字だけ追っかけるとそういう話になると思うのですけれども、少なくとも現状維持という話だってあると思うのです。予算に対しては。2年間にわたって減額なのですから。実績は2年にわたって伸びてしまっているのだから、このギャップというのは市民に対して市民の足を引っ張るような予算だというふうに、私はこの部分だけは申し上げたいと思います。  以上、終わります。 ◆委員(二口昌弘君) 今やりとりのありました図書購入費のことですけれども、先ほど図書館次長の方から答弁がありましたように、ロングスパンで見ると松浦市長の御配慮で類似都市に比べて約3,000万円ぐらいふえているということで、その点は評価しているわけです。隣の前橋市も類似都市というふうに思っていますし、恐らく執行部の方も、若干人口は向こうの方が多いのですけれども、心意気としては類似都市ぐらいというように思っていると思うのです。ちなみに前橋市立図書館の新年度の図書購入費は1億200万円。1億円の大台を超えているわけです。そういった点でちょっと水をあけられたわけでございます。本市は生涯学習都市宣言もやっているわけです。先ほど図書館長さんの方から先般のアンケート調査の結果のお話がありましたが、あれを読ませていただきますと、やはり一番多いのが蔵書の充実、なかんずく新刊本をうんとふやしてほしいと。こういう要望が大変多いわけです。そういう状況でありますので、先ほど来木暮孝夫委員からお話がありましたように最低でも現状維持というような形で、ぜひこの点についてはさらなる予算づけをしていただきたいなということで要望しておきたいと思います。  私の方からちょっと3点ばかりかいつまんでお尋ねしますが、今予算特別委員会における最後の質問でありますので。  1点目は、不明本のことなのですが、本市の場合には年間2,000冊なくなっていると。ちなみに前橋市立図書館に私先日聞いたところ、1,000冊です。ですから高崎市の方が倍なくなっているわけです。しかし、施設の貸し出しの利用形態、管理とかそういう面は全く同じなのです。何がそういう原因かということになりますと、利用者の間でマナーの悪い人間が高崎市の方が若干多いのかなというふうに私は思っているのですけれども、この対策についていろいろ御苦労されていると思うのですが、どんなことを考えているのか、まずお尋ねをしておきたいと思います。  それから2点目が、廃棄本の消却するリサイクルのことですけれども、市民にもぜひ無償で配布していただきたいなというふうに思うのです。先ほど蔵書のスペースがないということでありますので、後生大事に持っていなくて、やはり適当に処分していけばそういうスペースもあくわけですから、ぜひその廃棄本についても年に1回ぐらい図書フェアを開いてじゃんじゃん市民に無償配布していくということもいいと思うので、この点についての取り組みをお尋ねしておきたいと思います。  それから3点目が、これはかねてからちょっと提案していることですが、図書館協議会、審議会の設置。図書館法である程度努力義務になっているわけですけれども、市民のいろんな意見を図書行政に反映するためには私はぜひ必要だと思うのですけれども、この点についてもどんな取り組みがなされているのか。  この3点について御答弁をいただきたいと思います。 ◎図書館次長(柳澤英雄君) お答え申し上げます。  この不明本につきましては、原因はさまざまかと思いますけれども、一応私どもで考えられるのは無断で持ち出しの占める割合が一番高いかなと思っております。これについては利用者のマナーが問われる結果と考えております。そして私どもとしては、昨年利用指導といたしましてチラシを2回5,000枚、図書貸し出しの際に利用者のマナー向上が上がるような文面で配布いたしました。それとあと、さらに昨年群馬県図書館協会で不明本対策について提案いたしましたが、有効な手がかりがないというのが実態でございます。この点につきましては、各館においても頭を痛めているというのが実態でございます。これからは利用者を信頼し、かつ一層の利用者指導並びに管理強化を図っていきたいと思っております。  2点目のリサイクル本でございますけれども、先日二口昌弘委員より質問がございまして内部で検討いたしました。まず、公共の施設を中心に、また市民の方にも利用できるように検討いたしまして、まず長寿センターとか市民課等に昨年の9月から利用していただいております。その利用先といたしましては、八幡長寿センターを初め公立幼稚園等26の施設でございます。その内訳といたしましては、児童書が1,380冊、一般書が1,816冊、計3,196冊を提供いたしました。今後はさらに御意見の図書館にも有効利用できるように、内部で検討していきたいなと思っています。  それと、3点目の協議会の設置でございますけれども、図書館法では協議会を置くことができるとうたっておりまして、任意の設置でございます。県内では前橋市と富岡市が設置しておりません。この設置してない理由は、うまく運営しているので設置は考えてないと、そういうような回答を得ました。それと、県内で設置しているところからいろいろと資料を取り寄せまして、私ちょっと内容を見させてもらったのですけれども、その活動内容が大体予算、決算、それから事業報告、隔年に1回の視察研修というのですか、そういうものが主な活動内容で、その機能を十分果たしてないように私は受けとめました。しかし、当図書館においても貸し出し冊数も100万冊も突破しておりますし、入館者数も60万人を超えておりますし、年々増加傾向にありますので、市民とのかかわりは広くなっており、図書館協議会の設置については重要性は十分承知しております。これからも市民の意見を十分に反映しながら、よりよい図書館運営を図るため、予算がわりもありますので、財政課と協議をしながらさらに勉強していきたいと、そういうふうに思っておりますのでよろしくお願いします。  以上です。 ◆委員(二口昌弘君) 最初の不明本対策、いろいろ御苦労されているようですが、県立の図書館は対策の一つとして、行かれた方は御案内のとおりだと思うのですが、閲覧室へ利用者が入る場合に袋とかかばんの持ち入れを禁ずるというのを立て看板に書いて立てているわけです。ですから、閲覧室には袋とかそういうものを持って入れないわけです。袋を持っていくと当然無断の持ち出しといったことも危惧されるわけですので、そういう看板を立てておけば。高崎市の図書館の場合にはそれ今ないと思いますので、そういうのをやればある程度盗難本に対する抑止力になるのではないかなというように思います。その点についてはぜひやっていただきたいなと思いますけれども、再度お答えをいただきたいと思います。  それから、リサイクル本についても今検討するということですが、一般市民に無料で配布する自治体がふえております。札幌市立図書館もやっております。ちょっとここに今資料がないのですが相次いでおりますので、公共施設だけでなくて、ぜひ市民に対しても無償配布で検討していただきたいと思います。  それから、審議会の件、協議会の件についても今図書館次長の方から、その必要性は十分認識しているというようなお考えがありました。今図書館の状況も、私どもの年代ですと図書館というとイコール本ということですが、最近はブックレスというのですか、電子情報図書館とか実際に本のない図書館が登場してきているわけです。御案内のとおり本市も近い将来に図書館の建設計画があるわけです。そういう状況の中で各層の図書館に関する要望を吸い上げるためにも、そういった意見を聞く場を設けるためにも、ぜひともそういう協議会というものが必要だと思うのです。さっきの図書館次長のお話ですと、他市の場合には、あっても非常にマンネリ化している、形骸化しているというようなお話ですけれども、活性化する協議会を本市の場合にはつくっていけばいいわけです。公募制にしてもいろんな形でやっていけば、かなり活性化も期待できるような協議会をぜひ私はつくっていただきたいなというふうに思っております。きょうは図書館長も見えておりますので、ぜひその点についてお考えをお聞きできればというふうに思います。 ◎図書館長(關恒雄君) 図書館協議会の件につきましてお答えいたします。  図書館協議会の件につきましては、昨年度の議会におかれましてもお話が出ておったかなと、こんなふうに思います。その節は一応検討するというようなお話であったかと思います。ことし、今年度は図書館協議会につきましては一応事務所の中でいろいろと詰めてまいりました。これはつくろうという方向で検討願って詰めてまいりました。したがいまして、新年度におきましてはそれはかなり固まったものになってくるのかなと。これが一つ。そして、これにつきましてはそれなりの規則や何かのかかわり合いもございます。そういうことも一応検討し、整備していくということが必要になるのかなと。そして、新年度におきましては最初の顔合わせぐらいのことはできるかなと、こんなふうに思っております。  図書館協議会につきましては、今二口昌弘委員さんおっしゃいましたように、新しい時代ということを図書館では迎えております。非常に大きな変革期に図書館は遭遇しているのかなと、こんなふうに思っております。もう1点は、実際高崎市の図書館の現況は、今木暮孝夫委員さん、二口昌弘委員さんからお話しありましたように非常に多くの市民がかかわってきております。非常に広いかかわり合いが出ております。そういうことを考えますと、市民のニーズ、声、意見を吸い上げ、図書館行政の中に反映させていきたいと。そういう形の場として図書館協議会を考えていきたいというふうに思っておりますし、さらに今お話ありました不明図書の件、こういうものにつきましては図書館は非常に重く受けとめて考えているところのものであります。こういうことにつきましても、市民の代表の場としての図書館協議会に図書館の方からどうしたらよろしいかというような思いを込めての御相談をさせていただくと。そういう場として図書館協議会を考えていきたいと。具体的な進捗状況は今お話ししたような形で、新年度には初めての顔合わせぐらいはできるのかなと、そんな状況に今あるのかなというふうに思います。 ◎図書館次長(柳澤英雄君) お答え申し上げます。  最初の1点目の県立図書館では館内に入るときには袋を持ち入れ禁止にしております。私どもの方では現在それを持ち入れ禁止にいたしますと、コインロッカーが30人分しか用意しておりません。それと1日の平均入館者が1,800人からおりますから、少なくとも70から80人分ぐらいのロッカーを設置しなければならないと考えております。ですが、今の現状ではそのスペースが無理かなというふうに考えております。  また、現在の図書館は施設面では学校を改装した図書館でありますので、全体の把握が非常にできにくいというのが現状でございます。私ども今、通年会館が3年経過いたしまして、会館は午前10時で閉館は土・日・月・祭日は午後5時でございます。そして、火曜から金曜日まで午後7時なのです。そうすると閉館時間10分前に音楽を流しているのですけれども、非常に混雑をするということなのです。そういう混雑の中で待つという時間ができにくい人もおろうかと思います。そういうところで無断で持ち帰ってしまうという人もいるのかなと私ども考えておりましたので、今年度の1月から5分くり上げて15分前から音楽を流しました。そうしましたら、当図書館では玄関に、平成6年12月から能力開発課で採用しております職員の提案月間で、図書館の利用する方の意見を書く用紙を用意したらどうかと。それが採用になりまして現在もその用紙を用意していましたら、たちまち15分前に音楽は流すとは何だと。検討しろと相当おしかりの投書がありました。住所と名前のあるものはそれなりに回答しておりますけれども、ほとんどが無記名というのが実態でございます。  それとあと、毎日1,800人といいますけれども、土曜、日曜の入館になると2,000人から2,500人、まして第2・第4の土曜日は学校が休みですから親子連れで相当来るのです。それとあと、今中で子供さんが飛んでいても親御さんが注意をしないと。それとあと携帯電話を平気でかけると。非常にマナーの悪いのが実態でございます。こういう点で不明本等も出るのではないか。私どもとしてはこの不明本を一冊でもなくすように鋭意努力していきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ◆委員(二口昌弘君) 最後、要望にしますけれども、市民の貴重な税金で買った本が立ち消えになっているということ、なくなっているということは大変ゆゆしいことだと思いますので、盗難防止策、BDSですか、これを設置すれば一挙に解決するわけですが、なかなか管理上の問題で問題点等もあると思います。いろいろ大変だと思いますけれども、あの手この手、いろんな策を講じてなるべくそういったことが防止できるよう取り組んでいただきたいことを重ねてお願いをして、終わります。 ◆委員(酒井悦夫君) 先ほどのやりとりのところの1点だけ、ちょっと聞き漏らしてしまったのですが、木暮孝夫委員さんがなぜ減額になっているのですかというところで、先ほどの図書館次長さんの説明では賃金のところが減ってきているというようなお話で、今までの臨時職員のあり方が新年度では新しく変わっていくのだというふうな説明があったかと思うのですが、どんなふうな内容なのかもう一度聞かせていただきたいのです。それで、どういう理由、原因によって切りかわりというのですか、新しくそういうふうになるのかという点についてもあわせてお知らせください。 ◎図書館次長(柳澤英雄君) お答え申し上げます。  職員の配置については能力開発課の方が所管でございますが、平成9年度の配置につきましては正規職員、嘱託職員、臨時の職員を踏まえて通年開館を考慮した相応の配置をいただいていると認識しております。今年度までは臨時職員は現在13人おりまして、2種は5人、あと5種5人、あとゼロ種というのは学生アルバイトですけれども、この2種の勤務体制が午前10時から午後5時、週4日という勤務でございます。これが新年度からは認められなくなりましたので、そのかわり嘱託職員にかわったということでございます。  以上です。 ○副委員長(田中治男君) 質疑を終結します。  5目青少年対策費について御質疑ありませんか。 ◆委員(秋山実夫君) 青少年健全育成事業3,033万9,000円、昨年、例のテレクラ問題をここで3月に北村久瑩委員さんと取り上げさせていただきました。その後執行部の皆さんのお骨折り、また青少協等の団体の皆さん、また区長会の皆さんと大変な御尽力をいただきまして大署名運動をやっていただいて、重い県の腰が上がって、今年1月から青少年保護育成条例が一部改正でいよいよ出発したわけでございます。先日の新聞によりますと、県警の小林本部長が議会での質問に答えて、一昨年に比べて約2割テレクラが減少したという報道がなされました。その中で、営業所が49カ所から37カ所、カード自販機が270台から209台に減少したと。また、昨年補導された少年は2万9,074人で、一昨年より6,678人、少年の数は増加したというふうに出ております。  そこでお伺いしたいのですが、昨年の3月、早く対応しないとますます少年非行が、このテレクラという今のメディアを使った犯罪に染まっていくのではないかということで御指摘申し上げて、おかげさまで県まで動いてくれて条例改正がなされたわけです。そこで、県全体では2割削減したとありますけれども、本市の状況は一体ふえたのか減ったのか。まず、その数からお伺いいたします。 ◎青少年課長(田島義弘君) お答えさせていただきます。  まず、1点目のテレクラの営業所関係でございますけれども、施行前の件数でございますけれども、8営業所ございました。施行後の1月31日までに県の方に届け出をするということですけれども、その結果高崎市の場合ですと4件ということで、半分に件数は減っております。それと自販機関係でございますけれども、テレクラのカード自販機は施行前の46台が44台ということでマイナス2台。それから、成人雑誌、ビデオ等でございますけれども、136台が104台ということで32台減った、こういう状況でございます。 ◆委員(秋山実夫君) 昨年私がここで質問したときに、当時テレホンクラブの業者は10業者、それは平成8年の1月25日現在です。それから営業所は24カ所、プリペイドカードの自販機は64台、このようになっていたかなというふうに思うのですが、若干数字が違うのですが、今青少年課長の方から言われた数字はどこから出てきた数字なのでしょうか。 ◎青少年課長(田島義弘君) 施行前という数字は平成8年の8月30日の件数でございます。 ◆委員(秋山実夫君) 8月と1月ですから半年も違うのではこの数字が当然違うわけですよね。いいでしょう。別にここで数字が違うから云々ではなくて、その減った箇所、差し支えがなかったら市内のどの地域のプリペイドカード販売が2カ所減ったのか、それから営業所が4カ所減ったのか。場所を教えてください。 ◎青少年課長(田島義弘君) お答えさせていただきます。  テレクラの営業所の関係でございますけれども、これは公安委員会ということで、高崎市の場合ですと高崎警察署の方へ届け出を業者が1月31日までにするということで届けをしております。高崎警察署に問い合わせしたところこの件数ということで、私は現在把握しておるのは大沢の質屋の前のところがなくなったということは知っておりますけれども、あとどことどこかというのは承知してないわけなのですけれども、よろしくお願いいたします。 ◆委員(秋山実夫君) こんなこと言っては恐縮なのですけれども、昨年は市民全体で盛り上がって何十万というような署名運動ができたと。これが県の条例一部変更までいって、今度はその後の追跡といいましょうか、よかったなと、これでテレクラ問題は心配ないのだということになると困るなというように思うのです。せっかく条例変更されたのですから、その後の追跡を各営業所、プリペイドカードの販売所、こういうのをぴしっと掌握をしていただいて、その利用者がどうなのかきちんと見ていないと、昔からのど元を通れば熱さ忘れるで、だんだんまたもとにいってしまうような心配がされるわけです。この3月6日の新聞でも、藪塚本町の岡田さんという中学校の先生ですが、これがテレクラで援助交際をして逮捕されました。安中市のそういう施設を使ったということで、高崎警察署で前橋市に送ったというふうに出てましたね。こういうのを見ると、高崎警察署と出ると大変びくっとするのです。安中市も高崎警察署管内ということで高崎警察がやるのだろうと思うのですけれども、こういう不心得者が高崎市の管内でこういう行動をとられるということは、やはりまだ我々の監視の目がちょっと鈍いのかなと。せっかく県で条例を一部改正してくれて非常に厳しく監視ができるわけですから、ぜひひとつその点を踏まえていただいて、昨年は騒ぎをやったけれども、もうことしはいいのだではなくて、せっかくつくられた条例を遵守させるべく今後の皆さんの御尽力をお願いしたいなと。テレクラ問題というのはこれからまだまだ監視をしていかない、見えないところだけに大変大きな問題だと思うのです。その質問について最後に。 ◎青少年課長(田島義弘君) お答えさせていただきます。  先ほどの件数の件でテレクラのカードの自販機が46台から44台ということでマイナス2台ということなのですけれども、この関係でございますけれども、秋山実夫委員さん御存じのようにテレクラの自動販売機につきましては猶予期間が3カ月ということで、3月までは猶予があるのだということで件数が減ってないというふうに承知しております。それと実態につきましてでございますけれども、3月で猶予期間が切れるわけでございますので、それとあわせて営業所の関係についても実態調査を行いたいというように考えております。 ◆委員(秋山実夫君) では青少年課長にちょっとお伺いしたいのですけれども、3カ月間は旧来のカードの販売所で認められるということですよね。3カ月間たつと今度は学校の周辺だとか公共物の周辺ということで営業ができなくなる。こういうことになりますと、高崎市内にある44のカードの販売所が何カ所ぐらいが営業できなくなるというふうに認識しておられますか。 ◎青少年課長(田島義弘君) 秋山実夫委員さん御存じのように自販機の関係でございますけれども、自販機につきましては3カ月の猶予ということでなっているわけですけれども、今後4月1日からは未成年者の立ち入るところには自販機は置いてはいけないということになっております。具体的に言いますとパチンコ屋ですとか、それから風俗営業ですとかそういうところ以外は自販機は置けないという条例になっております。全部かどうかはあれですけれども、通常道端にあるものは全部なくなるというように考えております。 ◆委員(秋山実夫君) 全部なくなるのかどうかわかりませんけれども、いずれにしても、そういう状況の中で、今までの実態は調べてあるわけですから、3カ月以上たつから、こことこことここが全部だめになるのだよと。それを聞きたいわけです。今、道端にあるのはみんなだめなのだよと。だけれども、パチンコ屋とか遊技店、そういうところにあるのは大丈夫なのだ。そういうところにあるのもあるのか、その辺。 ◎青少年課長(田島義弘君) お答えさせていただきます。  現在で青少年課で押さえているこの件数の中に、パチンコ屋ですとか風俗営業所に設置してあるというものはないというふうに考えております。条例ではそういう形で猶予期間が3カ月ございますので、4月1日からは置けないという条例になっております。その辺につきましては、例えば実際に4月以降にあった場合には、警察等関係機関とよく協議しまして撤去に向けて進めていきたいというように考えておるのですけれども、よろしくお願いいたします。 ◆委員(横尾富安君) 成人祝い事業なのですけれども、ことし1月15日、私も参加させてもらいました。天気がよかったせいもあるのでしょうか、中へ入る人が非常に少ない。ほとんど外で遊んでいて、話をずっとしていて、中へ入らないでみんなそのままどこかへ行くわけです。この事業も内容といいますか、持ち方もいろいろ検討された方がいいのではないかというのは、予算だか決算のときに話が出たかと思うのです。この予算でいきますと余り去年と変わりませんから、同じような内容でやっていくのか。それともこういったことで新しい考えを持っているのか、その点についてお伺いをしたいと思います。 ◎青少年課長(田島義弘君) お答えさせていただきます。  前の議会でそういう方式等について、現在は集中方式という形で実施しているわけでございますけれども、分散方式もどうかというような御意見があったように聞いております。それで群馬県では分散型でやっている市はないわけでございますので、近県に足利市という市がございます。そこで分散型をやっておりますので、そこについて調査に行ってきましたので、それについてちょっと簡単に触れさせていただきたいと思います。  足利市につきましては、地区公民館が15あるという形で15カ所でやっておると、そういうように聞いてまいりました。それで問題点がないかどうかという形で聞きましたところ、足利市の場合ですと公民館によって方式が違うのですけれども、公民館の主事が1館当たり3人から4人と。大きいところ、小さいところあるによってのですけれども、そういう形でそこの主事の方が中心になってやっているのだと。では、それで問題はないのかというような形で問うたところなのですけれども、少子化の関係がございますので、将来的にはまた集中型に戻したいというような意見もございました。それで、高崎市が分散型を実施する場合を考えてみますと、例えば公民館で実施する場合は駐車場ですとか収容能力とか、そういう点で問題があるのではないか。学校で分散型でやった場合には、暖房施設ですとか床のシートですとか学校職員の協力関係ですとか、その辺のところが問題ではないのかなというふうなこと。それから、足利市におきましても、少子化によりまして会場によっては大人の方の方が人数が多くなっているというような形で、大変考えているのですよというようなお話も聞いております。そういう関係もありましたので、平成9年度につきましても集中型方式で実施したいなというふうに考えておるのでございます。よろしくお願いいたします。 ◆委員(横尾富安君) せっかくの成人式の行事ですから、いろいろ今後も工夫をしていただいて、できるだけみんなが喜び合えるといいますか、音楽センターの中であれだけの式典を用意していても、半数以上の人が中へ入らないというような状況を、やっぱり何らかの形で改善を図っていかなければいけないことだろうなというように思います。  もう一つ、私は教育委員会の方というのは礼儀正しい、さっきも礼儀の話がありましたけれども、成人式になって20歳をお祝いするというのに、成人になった人たちに「注目、礼」というような号令が果たしていいのかどうかというのは、ちょっと検討する必要があるのではないかと思うのです。成人式のお祝いが始まる音楽センターの中で「注目、礼」というようなことがふさわしいかどうか。成人式会場の中へ入ることも含めて内容の検討をぜひお願いしたいと思います。 ○副委員長(田中治男君) 質疑を終結いたします。  6目青年センター費について御質疑ありませんか。 ◆委員(柴田和正君) 青年センターの関係で一言お伺いいたします。  青年センターも建設されてもう二十数年を経過をしておりますが、新市庁舎の建設におきまして県立高崎青年の家が岩鼻の青年センターと現在同居していると思うのですが、いつまで県立青年センターが同居しているのか。また、現在青年センターの使用上支障ないのか。そして、現在使われている青年の家と青年センターの使用状況の比率、そういうものがわかりましたらひとつ教えてください。  それから、これは青年対策の方になるかと思うのですが、青年という声が大変出ておりますが、生涯教育の中で今私が聞いてる範囲で、青年の対策が非常におくれていると思っているので、この辺の青年対策に何かいい方法がありましたらひとつ御答弁の方をお願いしたいと思います。 ◎青少年課長(田島義弘君) お答えさせていただきます。  今柴田和正委員さん御指摘のように、青年センターと青年の家につきましては、平成5年4月から青年センターを一部改装いたしまして併設で実施しているところでございます。青年センターにつきましては、どちらかといえば宿泊を伴い社会教育の指導者養成に力点を置いた機関でありますし、一方、青年センターでございますけれども、純然たる青少年の健全育成団体であります。現在のような目的の異なる施設が同居の状況で、若干支障を来しているということも十分承知しているところでございます。青年の家についてでございますけれども、県に新たに青年の家の建設をしてくれるように働きかけをしてきたところでございます。今後も継続的に要請していきたいというふうに考えております。県からの条件は、建設用地につきましては高崎市で用意というのですか、考えてくれと。内容的には、従来の自然環境に恵まれた森の中の青年の家から、都市型の青年の家、交通利便を考えて駅の近くに、かつ多目的に使えるような施設を考えているのだというようなお話が来ております。これらのことにつきましても、場所等の選定を含め今後、県の青少年課が窓口になっておりますので、十分検討し話し合っていきたいというように考えております。  それと、2点目の青年団体の育成の関係ですけれども、柴田和正委員さん御存じのように昔は青年団というような形で活発に活動していた状況があるわけでございます。高崎市といたしまして青年団にかわるということではないのですけれども、先ほど成人式のお話が出ましたけれども、成人式を運営していく中で中学校が16校ございますが、各中学校に4人を企画委員というような形で選抜してもらって、成人式の運営にも携わってもらっているわけですけれども、継続的な組織ということで青年連絡会議というようなものを組織いたしておりまして、スキー教室ですとか、それから車椅子バスケットの場合の支援ですとか、それから国際インドネシアの学校ですとか座間のアメリカンスクールのホームステイ、そういうような行事を行っているわけでございます。そういうような形で青年の育成につきましては、各方面に向かってこれからも進めていきたいというように考えておりますので、よろしくお願いいたします。
    ◆委員(柴田和正君) 青年の育成の問題なのですけれども、社会教育は非常に幅が広いので、いろいろの角度から青年教育をしていくと思うのですが、この予算書の中に青年教室という事業があるのです。また、公民館活動の中でも青年教室というものを各地区でやっていると思うのですけれども、この青年教室をできれば一元化をして事業を遂行してもらいたいと思うのです。今私どもが地域で青少年問題協議会とか青少年推進協議会とかそういうところへ参加しておりましても、青年に値する人がほとんどいないのです。前回私がここで質問したときに、青年の定義は幾つまでかと言ったら40歳までが青年だと。実際今我々が青年教育を必要としているのは、やはり20代だと思うのです。20代の若者をどういうふうに教育していくかということが一番大事だと、こういうふうに思っております。  各地域で公民館におきまして青年教室ができることであれば、そういう人たちが地域の青年問題協議会とかそういうところの委員として参加をしていけば、若い者が一人でも多く出てくるということで各地区が活性化をすると思います。できればぜひそういう形で社会教育を一元化をして遂行してもらいたいと思います。その点についてお答え願います。 ◎青少年課長(田島義弘君) お答えさせていただきます。  柴田和正委員さん御存じのように青年センターにつきましては、平成7年度ですと29教室、それから平成8年度、今途中でございますけれども、28教室ということで、テニスですとか写真ですとか太極拳ですとかバドミントンですとか、体育館を利用したもの、それから教室を利用したものを自主的事業として実際に行っているわけです。今御指摘のように社会教育というような観点から、その辺のことについて検討がどうかということでございますけれども、それにつきましては社会教育関係の団体、それから機関とよく相談して進めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(柴田和正君) それでは、最後に要望をしておきます。  県立青年の家の問題なのですけれども、都市型青年の家ということで駅から10分ぐらいということなのですけれども、土地の面とかそういうものを考えた場合非常に不可能と私は思っています。将来、高崎市で東部運動公園という構想を持っているようですけれども、やはりそういう運動公園ができた場合にスポーツの合宿所という面も伴ってくると思います。そういう面からやはり何か県立の施設を誘致するということも非常に大事なことではないかと思います。そういう意味で県立青年の家を例えば群馬の森とかそういうところへ誘致をしてくれば、合宿とかそういうものにも併用して使えるので何かと便利だと。高崎市としても非常に便利になると思いますので、ぜひそういう観点から県立高崎青年の家を東部運動公園と併用して誘致してもらいたいと。このように切にお願いして、質問を終わります。 ○副委員長(田中治男君) 質疑を終結いたします。  以上で目ごとの審査を終わります。  次から項ごとに審査を行います。  10款、39ページをお開きください。  8項保健体育費について質疑ありますか。 ◆委員(中島篤君) 質問させていただきます。  まず第1点は、3目の体育費の中にありますスポーツ教室事業、これについては約20ぐらいの教室があるというふうに聞いていますが、前年度と同じ金額であります。これ簡単で結構ですから、大まかにどういう教室をやられているかお知らせをいただきたいと思います。  もう1点、中学校の部活の指導者や協力者に対する報償金、これも前年度並みでありますけれども、人数的な変わりがないかと思いますが、現況何人の方がその対象者になっていて、この1年間の中でどのようなことがあったか、ちょっとお知らせをいただきたいと思います。  それから、4目体育施設費の浜川流水プール鉄橋設置工事でありますけれども、これについていつごろから工事が始まるのかお知らせをいただきたいと思います。  以上3点。 ◎スポーツ課長(梁瀬祥克君) ただいま中島 篤委員さんの御質問にお答えさせていただきます。  1点目のスポーツ教室でございますが、現在、高崎市教育委員会の方が主催しておりますスポーツ教室といたしましては20教室ございます。種目につきましては、陸上競技、フェンシング、水泳、ソフトテニス、スキー等でございます。全部言ってよろしいですか。スケート、機械体操、相撲、婦人健康、テニス、バドミントン、弓道、軽スポーツ、アーチェリー、卓球、ボーリング、ゴルフ、ヨガ、太極拳、シルバースポーツということで、20種目になったと思うのですが。この金額でございますが、スポーツ教室につきましては講師の謝金ということで1教室5万円でお願いしております。  それと、2点目の中学校部活動指導協力者の報償金でございますが、中学校の部活動において指導教員の不足している種目に対しまして、一般の方の指導をしていただいた報償金ということでございます。1回につきまして、2,000円でございます。それ20回を限度といたしまして、年間一応32人分を予定しております。  それと、3点目の浜川流水プールのブリッジの件だと思うのですが、ブリッジにつきましては議決になりましたら新年度早々、業者の方と話を煮詰めて7月1日のオープンの予定でございますので、それに間に合うように竣工いたしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(中島篤君) ありがとうございました。  スポーツ教室については約20教室が5万円の謝金ということでやられているということですけれども、どのぐらいの利用状況か把握をしているかと思いますが、できればこういった教室というのがどういう人を対象にしているのか、再度お聞かせをいただき、その20教室についてどの程度人が参加をしているのか。わかる範囲で結構ですからお願いをしたいと思います。  それから、中学校の部活指導協力者に対する報償金なのですけれども、私は年間の中でやるのかなというふうに思っていましたら、2時間単位の中でやっているということです。さっき高校のところでお話しもさせていただきましたけれども、先生でなかなか指導できないことがあるという形の中でこういうものができたわけですけれども、この内容の中で結局、教育者ではないわけですから、一つの競技ということであるとやっぱり勝ちたい。勝ちたいから、今言う2時間がどうのということではなくて、かなりの時間を費やしていると思うのですけれども、その辺についてのトラブル等はないのかどうか。それから、前年度と比べてそういう人がふえているかどうか、再度お聞かせをいただきたいと思います。  それから、浜川プールにつきましては、今お話がありましたように今年度のプール開きまでにぜひ完成をしていただきたいというふうに思います。  もう1点、プールの方は要望でありますけれども、使っている中で大変子供たちが不便をしているということでずっとお願いをしてきたわけで、今年度予算になっているわけですけれども、あと一つお願いをするとしたら、プールに遊びに行った場合に子供たちが遊ぶ場所というのが大変少ないわけです。唯一、今のプールのところにただぱっと滑るだけのプールがあるわけです。今時のプールに行きますと、ぐるぐる回ったりしたプールというか滑り台があるわけですけれども、浜川プールに限りましては全くそういう遊び感覚のところがないと。できましたら、この後またあいている場所等に子供たちが行って遊べるようなところの御検討をお願いしたいと思います。 ◎スポーツ課長(梁瀬祥克君) 再質問のスポーツ教室の関係で答弁させていただきます。  人数はちょっと今資料がございませんので把握はしてないのですが、受講対象といたしまして、種目によって異なっております。陸上競技につきましては児童・生徒ということで、対象者はそういうことになっております。また、フェンシング、機械体操、水泳、ソフトテニス、スキー、スケート、相撲につきましては、児童・生徒ということでございます。それに婦人健康、テニス、バドミントンにつきましては御婦人ということです。弓道、軽スポーツ、アーチェリー、卓球、ボーリングその他につきましては、一般の方でございます。  以上ですが、よろしくお願いいたします。 ◎生涯教育部副部長(須賀邦夫君) それでは、中学校部活動指導協力者の報償金の関係、私の方からちょっと答弁させていただきたいと思います。  民間人が指導で問題ないかという御質問なわけですけれども、これについては必ず学校の顧問の教師がついて、複数で指導するという形をとっております。ですので、子供の指導上は問題ない。特に民間の指導者からは技術的な面の指導を求めているということでございます。よろしくお願いします。 ◆委員(中島篤君) 最後にしますが、今の教室の話でありますけれども、5万円という金額の中で各種目の皆さんが御努力をしていただいているということで、大変ありがたく思うわけです。スポーツ教室も各1回ずつぐらいの開催しかできないのかというふうに思いますけれども、やはりそれを数をふやすことによって高崎市の市民のスポーツへの参加ということが大きく望まれると思いますので、要望としてこの教室を拡大していただきたいというふうに思います。  それからもう1点、今の部活動についてでありますが、これもやはり要望でありますけれども、中学校でこういう体制が少しずつできてきた。小学校の中ではスポーツ少年団ということで各種、野球、サッカー、バスケット、そのほかバレーもそうでありますけれども、いろんな団体が多く実は携わっております。前にもちょっとお願いもしてありますけれども、そういった人はみんなボランティアで一生懸命やられているわけです。その方に幾ばくかの交通費をそれぞれの父兄がその会費の中から集めて、交通費ぐらいしかやれませんけれども、そんな対応をしているわけです。中学校はこういうことができたわけですけれども、小学校の子供たちの面倒を見ていただいているスポーツ少年団に携わる監督さん、そういう人にもこういう補助ができれば、非常に御苦労していただいている方にも誠意として出せるのではないかというふうに思いますので、これも1点要望させていただいて、質問を終わりにします。 ◆委員(清水一郎君) 時間もございませんので簡単に申し上げたいと思いますが、4目体育施設費の中で浜川競技場の改修事業がございます。これは2億数千万円を投入するのですけれども、ここに写真の判定装置を設置すると。現在浜川の競技場は恐らく日本陸連の2種の公認ではないかなというふうに感じておりますが、それにしても公認審判員が必要だとか、時には風速が多過ぎて公認にならないとかいろいろあるのですけれども、浜川の競技場でもしそういうふうな改修をした後には、立派な記録を出せば日本記録に公認をしていただけるとか、そういうふうな見通しがあるかどうか、まずお伺いいたします。 ◎スポーツ課長(梁瀬祥克君) ただいま清水一郎委員さんからお話ありましたように、浜川の競技場は現在2種でございます。今回の改修に当たりましては、西毛地区で唯一の2種の競技場として公認を受けておりますが、平成10年の3月に公認切れとなりますため、走路の改修、芝生等の張りかえによりまして大幅な改修をするというものでございまして、今お話がありました写真判定につきましても、今度の改修について取りつけるということでございます。写真の判定につきましてはやはり公認記録、記録会等にはぜひ必要なものでございます。また、浜川の競技場におきましては種々の大会がございます。関東大会あるいは全国大会に行く大会もあります。そういうためにも写真判定、一応100分の1という秒時計算でやっておりますので、2種の公認をとらないとちょっと公認記録というものが認められないということで写真判定機をつけるということでございますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(清水一郎君) もちろん競技場が立派になればそれでいいというわけにもまいりませんので、当然陸連の公認をいたします1種審判員あるいは第2種審判員、そういう方々が立ち会いませんと日本陸連の公認にはなりません。そういうことで公認審判員が現在おるかどうかということ。さっき申し上げたのですが。それから、余り細かいことは必要ないのですけれども、過去に全国大会というものが開催をされたか。  引き続いて申し上げておきますが、あるないをお伺いした後に、これからそうした立派な競技場ができることですから、関東の大会とかあるいは全国の大会とかをみずから誘致をするかというふうなことをお伺いしておきます。というのは、群馬県では知事の英断で正月元旦早々から全国実業団の駅伝大会を毎回群馬県でやられている。前橋市でもドームにオリンピック選手を迎えてドームの世界選手権のようなものを開催をすると。高崎市でも、そういうふうな大きい大会はできないといたしましても、青少年が誇りを持つような大会を開催していただきたいということを要望しておきますが、答えだけひとつお願いいたします。 ◎スポーツ課長(梁瀬祥克君) 公認審判員につきましては、人数的にはちょっと把握してないのですが、高崎陸協の中に何人かおります。  大きな大会につきましては、今後いろいろ検討して、なるべく多くの人に見てもらうように検討していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(清水一郎君) 先ほど申し上げたのですけれども、公認審判員が的確に何人おるかということを把握しているというお話を聞いたのですけれども、これ1人だけではどうにもならないのです。判定員とかあるいはスターターとかすべてそういうふうな公認の方がおりませんと、日本記録とかそういう公認の扱いができませんので、もしいないとすればそういうふうなものを行政的に指導して確保しいただきたい。  要望して、終わります。 △休憩 ○副委員長(田中治男君) 質疑の途中ですが、この際暫時休憩いたします。  午後 3時05分休憩 ─────────────────────────────────────── △再開  午後 3時51分再開 ○委員長(高橋勇君) では、会議を再開いたします。  休憩前に引き続き、10款8項から審査を続行いたします。  10款、39ページをお開きください。  8項保健体育費について御質疑ありませんか。 ◆委員(木暮孝夫君) 4目体育施設費に関連して、城南プールのことにちょっと触れさせていただきたいと思いますが、城南プールは今建設されてから何年になりますかということが1点目です。  2番目として、浜川プールができてからの利用者の推移なのですけれども、私の手元に資料をいただいていますので、私の方から言ってしまいますが、これは冷夏と猛暑の年とは利用数が根本的に違うわけですけれども、いずれにしても、平成6年で3万人、平成7年で2万1,000人、平成8年で1万6,000人ということで、この3年だけ見ると浜川プールができてから利用者数が減ってきたという事実の数字なのです。それで、7月1日から8月の末までやっていく60日の中で割り込むと、1日当たりが276人なのです。大体1人が2時間ぐらい利用するのかなと思うのですけれども、その中で朝10時から午後5時までですか、そういうことで割り込んでいくと、それを瞬間的にとらえると大体70名ぐらいなのです。そういう中で実際利用者が少なくなったのだから、やっぱり施設の見直しをされることは大事な観点ではないかなというふうに思うわけでございます。特に第3次総合計画におきましても、そういうスポーツ施設の見直し、あるいは改修計画が出ているわけですから、もうそろそろ総合計画が残り少なくなった中で、この計画内にきちっとおさめていただく、位置づけをしてもらいたいというふうに希望しますので、その点についてもまたお聞きしたいと思います。  とりあえず、その2点お願いします。 ◎スポーツ課長(梁瀬祥克君) ただいまの御質問につきまして、第1点目の城南プールの建設は何年かという御質問かと思われますが、建設は昭和12年の5月で、ことしでちょうど60歳ということになります。  それで、御指摘のプールでございますが、確かに年数もたっています。老朽化をしていると思いますが、浜川プールのオープン後の利用者を見ますと、大分利用者が減っております。そうしたことから、城南プールを市民が楽しめる憩いの場として改修していく必要があろうかと考えております。また、城南プールにつきましては、公園の施設として整備してきたことから、改修する際にも都市公園法の制限を受けるということになりますけれども、今後検討していきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(木暮孝夫君) 今60歳と。60歳は定年ということで、あとは年金生活に入るのかなと思うのですけれども、やはり還暦というぐらいなもので、市有施設で60年もったということはまず褒めてあげたいということと、やはりこのままにしておいたのでは利用者数は少なくなるし、やはり時代のニーズに合った検討をされてしかるべきだなというふうに思います。  特に私も小さいときからあのそばで暮らしていたものですから、ずっと利用させていただいておりまして、今でも利用しているわけなのですが、50メートルプールと25メートルプールと、あと幼児用のプールがあるのです。いつも気がつくと大きな50メートルプールというのはほとんど利用者がないわけです。25メートルのプールの方に親子連れで来たり、幼児の方は本当に小さなお子さんを連れたお父さん、お母さんが水浴びをしているという光景があるのです。一番運営上費用もかかるであろうあの50メートルプールは深いし危険だし、子供1人では泳がせないわけです。ところが大人そのものもそんなにいないわけです。平日の昼間大人がいるということ自体が今は余り考えられないことなので、やはり根本的に改修する必要があるのだろうというふうに思うのです。そういう意味で具体的に検討されるのかどうか、次にお尋ねをします。 ◎スポーツ課長(梁瀬祥克君) お答えします。  御指摘の城南プールでございますが、たしか50メートルコースは1メートル30から1メートル80ということで深いところがございます。それから幼児の方につきましては、昭和50年にできたプールでございます。年数もたっています。平成9年度は予算化はちょっとしてなかったのですが、今後施設について検討していきたいということでお願いいたします。 ◆委員(木暮孝夫君) 第3次総合計画の中で既設のスポーツ施設の見直しというのがあるわけですけれども、そういう点では具体的にここが一番対象になってしかるべきかなというふうに思うのです。これから東南部のスポーツ施設が大きな事業、どうしてもそっちの方に流れていってしまいますと、こういう中心市街地のプールの見直しというのが項目に上がってこないのではないかというふうに心配しているわけです。何年か前に私も一般質問させていただきまして、前橋市は温水プールが数々できて、この間も県の温水プールができたわけですけれども、高崎市は浜川にできたわけです。だけれども、やはり中心市街地のプールという位置づけからすると、私なんかの希望ではあそこを温水プールにしていただければ、あの周辺の高齢者の方は一年じゅう運動で使えますし、また小・中学生にしても一年じゅう泳げるということ。中心市街地の位置づけからしても、一年じゅう使える施設となるのがふさわしいのかなと思ったり。もう一つは、50メートルプール自体は、浜川プールがもう公式プールとして存在していますので、本来の使命はもう終わったわけです。現実に今も使われてないということからすると、全体を幼児を持つお父さん、お母さんも子供と一緒に遊べるような家族の憩いの場のプールという位置づけでもいいかと思うのですが、そういうふうなことを新年度にきちっと検討していただけるのかどうか。改めて御質問させていただきます。 ◎スポーツ課長(梁瀬祥克君) お答えいたします。  城南プールにつきましては、今後関係部課と協議いたしまして、屋内、屋外の両面から検討していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(木暮孝夫君) それは平成9年度中にやっていただけるのでしょうか。計画、方針。即改修ということではなくて。 ◎スポーツ課長(梁瀬祥克君) 平成9年度中ということが出ましたけれども、長期的に考えさせていただきたいと思います。 ◆委員(木暮孝夫君) 第3次総合計画の終了年次は何年ですか。 ◎生涯教育部副部長(須賀邦夫君) それでは、私の方から御答弁させていただきたいと思います。  総合計画では平成12年まででございます。現時点の総合計画の中では、旧施設についても改修等整備を図っていくのだという形の位置づけでございます。具体的に城南プールをどうのという形では一応表現はされてないのですけれども、木暮孝夫委員さんの御指摘のとおり確かに老朽化は進んでおります。ただ、利用者については昨年の数字で見ますとかなり減っているわけです。それは、浜川だけの影響ではなくて、昨年は皆さん御案内のとおり冷夏ということで減った部分もあります。まだまだ旧市内の人からは城南は愛されているというか、そういう実態はあります。ただ、60年たって施設、配管や何かの面でかなり老朽化をして、面倒見い見い使っているという事実はあります。新しい改修の方向については、平成9年度というわけにはいかないかもしれないのですけれども、早急に検討を開始させていただきたいと思います。 ◆委員(木暮孝夫君) 私も愛している一人なのです。要するに第3次総合計画の中では具体的に老朽化した施設なんかの見直しというふうに言っているわけです。そんなに何百も施設があるわけではないのですから、当然ここは具体的に上がっていいはずです。それがもう第3次総合計画の後半になってもまだ具体的に見直しが位置づけられないということについて、将来にわたって検討しますよなんて、そんな行政の答弁はないのです。年次的に追っかけていかなければいけないのだから。そうではないですか。あのときだって、私が一般質問したときだって検討しますですよ。毎回言いますけれども、スポーツ課だから、検討、検討というのは、ボクシングやっているわけではないのだから、計画というのは具体的に詰めていかなければいけないと思うのです。  今生涯教育部副部長から御答弁いただきましたけれども、私が言ったのは50メートルプールは今使われてないではないかということを言っているのです。では聞きますけれども、50メートルプールは1年間に何人使っているのですか。 ◎生涯教育部副部長(須賀邦夫君) お答えいたします。  城南のプールについて、25メートルと50メートルの内訳、別々には数字は出てないのですけれども、確かに競技としては浜川に専用の電光掲示までついた競技プールができましたので、大会的なものはすべて浜川の方で対応できるという形になった上から、50メートルの利用が特に減少しているという事実は多いのかなというふうに認識はしております。 ◆委員(木暮孝夫君) 夏の間、城南プールをごらんになった方はいらっしゃるのですか、この問題について。 ◎教育委員会付課長[体育・公園施設管理公社管理課長](高橋積雄君) お答えいたします。  体育・公園施設管理公社の職員を充てまして監視体制等、また委託業者を充てまして監視体制等をもちまして、絶えず体育・公園施設管理公社といたしましても注意を払って管理しているところでございます。 ◆委員(木暮孝夫君) 注意を払って見ているということなのだから、実態はどうなのですかとお聞きしているのです。見てないで話ししてはだめだよ、自分で見なければ、施設は。そこに並んでいる人で見たのですか、城南プールを。夏の間。管理しているのでしょう。見てないではないですか、だれも。私は毎年見ているし、それも何回にもわたって見ているから、50メートルは使われてないのですよとくどく言っているのです。だから具体的に検討してください。あの城南プールの50メートルプールは、既に浜川に公式プールができたから社会的な使命は終わったのだと。60歳を迎えたのだから、そろそろ定年退職させてあげたらどうですかということなのです。私の言っていること間違っていますか、ちょっとお尋ねします。 ◎生涯教育部長(鬼形健君) それでは、今後の計画ということで私の方からちょっと考えを述べさせていただきますけれども、我々もその現地へ行ってその利用状況を見てないということで、本当に申しわけないような気がしております。それで数字として今私どもがキャッチしているのは、これは50メートルの人数はちょっとわからないのですけれども、平成6年度が城南プールが3万236人、夏のシーズンで利用されております。それで昨年が8月は約5度低かったという関係で、2万1,297人と大分減りました。50メートルプールが真夏の8月にもぱらぱらと入っている状況かどうかということについては、管理しているのが体育・公園施設管理公社でございますので、私どもも一緒にその状況を大至急キャッチさせていただきます。同時に、東部プールあるいは北部プールというような小さいプールもあるものでございますから、浜川にプールができて、また東南部にも、私どもの考えでは温水プールをつくる計画はあるわけでございますが、50メートルプールは計画の中にございません。その辺で50メートルプールとの関係でよく数字等をキャッチして、地域の方々の願いも聞いて協議を開始したいと、そのように思いますのでよろしくお願いいたします。 ◆委員(木暮孝夫君) 図書館のときの話とちょっと同じ印象を受けるのですけれども、要するに管理職の方が現場まで行かないのです。見ないのです、自分の目で。管理というのは自分の目で見なければだめなのだと思います。それはたびたび言っているわけではないのだから。毎回議会で申し上げても、見ている側が一生懸命訴えているのに、見ていない側がこうだからというのはおかしいと思います。何で現場主義になれないのですか。非常に悔しいです。みんなそこにいらっしゃる方だって、城南プールに行ったことはないのでしょう。答弁をお願いします。 ◎教育委員会付部長[体育・公園施設管理公社専務理事](佐藤彰君) お答え申し上げます。  城南プールの利用人数、平成8年度でございますけれども、1万6,587人は総体でございまして、そのうち大人は7,357人、それから子供が9,230人、そういう統計はとってございます。しかし、50メートルを使うか25メートルを使うかということは、例えば大人でも両方使う方もおる。そういうことでそういう統計はとってございません。ただし、私どもも年間何回か現場へ行って監視員の方と打ち合わせ等をやっておりますけれども、確かに木暮孝夫委員さん御指摘のとおり50メートルプールの1.8というのが何といっても深いと。そういうことで現実の問題として利用の少ないのは確かでございます。 ◆委員(木暮孝夫君) 50メートルは子供が利用できないのです。子供の数の方が多いのです。私も子供を連れて行きます。みんな25メートルプールと幼児プールで親子で遊んでいるのです。だから、50メートルプールは使ってないのです。わかってください。だからもう社会的使命も終わったし、50メートルプール、大体あそこのでっかいところに水を入れるわけだから、相当維持費だってかかるわけでしょう。それなのに使われてないのです。だから、もうそろそろ改修の時期ではないのですかと。要するにすぐ改修しろと言っているのではなくて、具体的な計画を新年度に入れてもらいたいということを私はお願いしているのです。決して金のかかる話ではないではないですか。最後ですけれども、私は入れてほしいのです。金のかからない仕事なのだから。職員の皆さんが、これは今年度1年間で方向づけをしましょうと言えば済む話なのだから、それをお願いしますと言っているわけですから、それに対して答弁をしてください。お願いします。 ◎生涯教育部長(鬼形健君) 木暮孝夫委員さんの御質問でございますが、おっしゃっていることがよく理解できます。そういうことで早急に協議を開始したいと、そのように思います。 ◆委員(友松敬三君) 何年か前から弓道場が浜川に移りまして、そして城南の球場の方も大分改修をいたしまして、少しずつ整ってきた。しかし、あそこの城南運動総合公園全体の基本計画をこれから立てていこうということを、何年か前の議会で教育委員会はお約束をしているのです、この議場で。それがまだ見えてこないというのは、平成12年の第3次総合10カ年計画の中に入ってなくて、その後それですよということの気持ちがあるのだろうからやってないのかなと。いい解釈を私はしているのですけれども、それにしてもちょっとけむのろのような気がしますので、木暮孝夫委員が怒るのは無理はない。私も本当は怒りたいのです。要するに城南の野球場が高校野球のメッカでずっととっておきたいという人たち、愛する高崎市民がいっぱいいるわけです。あそこはだっと駐車場に使われるわけです。しかし、あそこは避難場所であってグラウンドでありまして、市民の憩いの場なのです。そういうことの交通整理がきちんとできていない。だから、そういうことの中で城南プール、北部プールは数少ない旧市街地のスポーツ施設ですから、こういうものについてはなくさない方向でよりよいものをつくっていただきたいというのが我々の気持ちなのです。ですからそれをはっきりさせていただきたいと私も思います。  今立ったのはその問題ではなくて、スポーツ課という名称についてであります。私のスポーツの友人10人に聞きました。いまだに体育課と言う人が7人いる。スポーツ課と言う人は3人しかいない。おまけに今度、教育委員会の生涯教育部が生涯学習部という名前になるらしいですね。単なる名称の変更、日本語を英語に直したということだけではなくて、スポーツ課という言葉を市民に愛してもらって、そして理解をしてもらって、みんながスポーツ課と言えるような名称を覚えてもらいたい。私はそう思うのです。そういう意味で体育課よりもスポーツ課の方がより市民に近づいて、非常に身近な言葉として聞こえるからスポーツ課という名前にしたのでしょうけれども、その名前を覚えてもらう努力がちょっと足りないのではないかなというふうに思っていますけれども、御見解をお願いします。これはスポーツ課の課長に聞いたのでは無理だから。かわいそうです。だってスポーツ課という課の名前になってしまって課長になったのですけれども、それを決めた側、川は上流に上っていかなくてはならないので、だれが決めたのだかわからないのだけれども、決めた人に答弁してもらいたいですね。 ◎生涯教育部副部長(須賀邦夫君) 私ではちょっと役不足かと思うのですけれども、私の方からとりあえずお答えをさせていただきたいと思います。  たしか平成元年の市の機構改革のときに、旧体育課からスポーツ課という形になりました。平成元年4月に私が初代スポーツ課という形で行ったのですけれども、そのころから特に生涯スポーツが叫ばれ出した時期でございます。特に友松敬三委員さんから御指摘のように、昔から競技スポーツを取り組んでいる人たちは、どうしてもまだ体育という形が多いというふうに私は認識をしております。それ以降、今まで余りスポーツに取り組んだことのない人まで巻き込んで、健康づくりのために生涯スポーツが叫ばれているわけですけれども、そんな観点から、より親しみやすい名前ということでスポーツ課という形で変わったというふうに認識をしております。その名前の啓発ということなのですけれども、私の感覚では生涯スポーツの分野で最近始めた人たちにはスポーツ課という形で愛唱されているというふうに私は認識をしております。 ◆委員(友松敬三君) 生涯教育副部長は自己満足している部分もあると思いますので、これはやっぱり啓発を大いにしていただきたいなと。もっと難しく考えてしまうと、体育・公園施設管理公社というの、この体育というのもスポーツと変えると公園とちょっとバランスがとれなくなってしまうなとかいろいろ考えます。要は決めた名前にみんなが愛着を持つような形の努力をあらゆる分野でやってもらいたいというふうに思います。どこかの場所で1回言いたかった。ありがとうございました。 ◆委員(小野里博君) 浜川の温水プールの件についてお聞かせいただきたいと思うのです。  これは以前にも問題提起をしておいたのですが、一つは休館日の問題です。現在ずっとオープン以来月曜日が休館日になっておりますけれども、高崎市内は各業種によっては月曜日のお休みが多いと。そういう方々がぜひ月曜日利用したいのだけれども、ちょうど休館になってしまっていると、こういうお話でございます。この前問題提起をして以降どのような検討をされていらっしゃるのか、お聞かせいただきたいと思うのです。  それから、温水プールがオープン以来、利用状況はどんな推移になっているのか。当初の目標に比べてその利用者数がどんな状況なのか。その辺についてもお聞かせいただきたい。 ◎スポーツ課長(梁瀬祥克君) 小野里 博委員さんの休館日についてお答えさせていただきます。  月曜日の休館日の見直しはできないかという御質問かと思われますが、月曜日が祝日の場合は次の日が休館日ということで定めてあります。確かに休館日がなくて一年じゅう通年で泳ぐということができれば一番よいかと思います。しかし、職員の問題とか機械及び設備の点検等もございます。また、土・日の利用者が多いため月曜日を休館日と定めておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 ◎教育委員会付課長[体育・公園施設管理公社管理課長](高橋積雄君) 温水プールの利用状況ということでございますが、一昨年11月に開場いたしましたので、丸1年間の統計をとってみました。本年の2月まででございますが、開館日は305日でございます。そのうち利用者は4万846人でございまして、日曜日の利用者が一番多いわけでございます。233人。一番少ないのが金曜日で149人。これは1年の統計でございますので、天候の左右とかそういったこともあるのですけれども、1年統計とりますと恐らくそういうものが帳消しだろうと、こんなふうに考えております。  また、先ほどの質問の月曜日の休みの件なのですけれども、月曜日の休みというのは統計とりまして土曜日、日曜日が非常に利用者が多いわけでございます。その維持管理の関係から機械を維持管理すると。こういうことで月曜日の休館と、こんなふうなことになっていると思います。  以上でございます。 ◆委員(小野里博君) この前の答弁も同じような答弁でございまして、なぜこの月曜日が休館では困るという意見が多いかといいますと、高崎市内の市民の中で一番休みが多いのはもちろん日曜日だと思います。その次が土曜日、その次に多いのが恐らく月曜日だと思います。日曜、土曜、月曜という順になるのだと思います。それで高崎市内のいろんな業種を調べてみますと、まず月曜日休みというのは理容業があります。それから美容業、床屋さんとかパーマ屋さんとか、それから飲食業はこの月曜日休日にしているのが非常に多いようです。そのほかにもいろいろ調べてみるとあるのでしょうけれども、どうせ市民に利用していただくのであれば、一人でも多くの市民に利用していただくのが本来の趣旨ではないかと思うのです。今聞くところによりますと、金曜日の利用者が非常に数が少ないということですが、周辺の温水プールを持っている市で、例えば休館日だった曜日を変更したとかそういう例もあるのではないかと思うのですけれども、それについてはどうですか。 ◎スポーツ課長(梁瀬祥克君) ただいまの再質問につきまして、他の市で温水プールの変更をしたのがないかということですが、私の方では前橋市に聞きましたところ、前橋市が2カ所ございます。2カ所が全部月曜日ということで、一般市民からも今まで何ら苦情がなかったということを聞いております。安中市がやはり月曜日が休みだということで聞いております。県内の市はそれだけを聞いた結果でございますが。 ◆委員(小野里博君) 私も全部調べたわけではないのでして、ただ単なる人の話で、月曜日の休館日を市民の声によって変更したというところもあるよという話をちらっと聞いたこともあるのですけれども、具体的にどこということを私もまだ調べてないのですけれども、ほかの市と高崎市とは状況も違う面もあるかもしれません。いずれにしても、この問題についてはそういう市民からの、大勢の要望もありますので、ぜひひとつ検討していただいて、一人でも多くの方に利用していただくという観点から、土・日がうんと入るからといったって、1週間のうち土・日・月とうんと入って、その次の火曜日を休みとか水曜日休みとか、そういうようにしたっていいわけですから、これはどうにでも利用者の要望に応じて変更できると思うのです。  今までの統計をとってこの2月までの305日で4万846人、こういう数だそうでございますけれども、これが1日に平均すれば幾人ぐらいになるのか、これはちょっと計算してみなくてはわかりませんけれども、当初温水プールを開設するときに掲げた目標数値、それに対してこの305日、4万846人という利用者数というのはどうなのでしょうか、その辺は。当初の目標に対する実態どう認識をされていらっしゃるかお聞かせいただきたい。 ◎生涯教育部副部長(須賀邦夫君) では、私の方から答弁させていただきたいと思います。  一つは、現在月曜日を休みという理由の主なものなのですけれども、よそでも室内のものについては月曜日が多いということは、どうしても土曜、日曜が一番利用者が多いわけです。外のプールと違って水温が高いということは、雑菌の繁殖だとかそういうことも可能性とすると考えられます。そのために、たくさんの人が使って、それだから特にうんと汚れているということではないのですけれども、可能性とするとそういうこともある。そうすると衛生なりそういう面からすると、月曜日を休みにしてメンテナンスなり清掃なりをすることが望ましい。そういう考え方が中心で、特に平日についての利用者を個々には細かく当たってございませんでした。平日についてはそんなには変わらないだろうと。ただ、衛生面やそういうことからすると、月曜日の休みが一番好ましいかな。そんな形から現在月曜日という形にしておるわけです。せっかくの施設で一人でも多くの市民に利用していただけるということが、ほかに差し支えがない限りは一番優先しなければならないことですので、休みの設定については具体的にもう一度検討させていただきたいと思います。
     それから、もう一つのつくった当時の人数想定ということなのですけれども、私の記憶では1日何人を想定するというところまでは明確にはされてなかったというふうに記憶しています。よろしくお願いをしたいと思います。 ◆委員(根岸富貴子君) 1点だけお尋ねいたします。  東部の綿貫団地の東にささやかなプールがあるのを御存じだと思うのです。小学校が耐用年数が25年というふうなお話を聞いておりまして、そのプールにつきましてもかなりの年数を経ているのではないかと思います。東部はもう既に東部運動公園ということで屋内プールを全国でも指折りのものをつくっていただくというふうな計画でありますので、そう欲張ったことは言わないのですけれども、安全性という面から、これだけの年数がたっていて、もし何か、この予算書を見ると何にも載っておらないので、安全性という面から見てその間に事故でも起きてしまった場合に、非常に管理責任ということがまた問われるのではないかなということで、私も時々あそこのプールをのぞいて見ているのです。その辺につきまして、安全管理をどのようにしていくかという点だけで結構でございますから、よろしくお願いします。 ◎教育委員会付課長[体育・公園施設管理公社管理課長](高橋積雄君) お答えいたします。  東部プールの建設は昭和48年でございまして、24年経過しているわけでございます。それで、施設の管理については衛生面とかあるいは危険の面、こういったものに体育・公園施設管理公社の職員、また監視業務員等を充てまして万全を期しているわけでございます。そういったことで維持管理に努めておりまして、危険といったものについては万全であると、こういうことでございます。 ◆委員(根岸富貴子君) 私も木暮孝夫委員さんと同じように現場は師なりということを言っておりますが、やはり管理面におきましては行政側の方が正しい目で確認をしていただいて、今言われたように万全を期しておりますというふうな答弁でございますので、安心して使わせていただきます。  以上です。 ○委員長(高橋勇君) 質疑を終結いたします。  10款、47ページをお開きください。  9項経済大学費について御質問ありませんか。 ◆委員(友松敬三君) 5目の附属産業研究所費のことで二、三お尋ねをしたいと思います。  流れがわからないので御質問するわけなのですが、この附属産業研究所の予算1,276万8,000円なのですが、この予算がここに計上されて誕生するまでの流れといいますか、どういう形でこの予算をつくっていくのでしょうかということをお聞きしたいと思います。当然附属産業研究所の所長を初め大学の先生であります。先生方が年間の授業計画を決めながら研究の内容を決めながら、そうして中身についてこのぐらいの予算がかかるのだということを出していくと思うのです。しかし、そういうものをどう予算に反映していくのかという中身をちょっとお聞かせ願いたいと思います。 ◎経済大学事務局附属図書館事務室長(吉田昌藏君) お答えいたします。  附属産業研究所の関係は図書館の職員が担当しておりますので、私の方から答えさせていただきます。  この予算の編成に当たりましては、附属産業研究所の中に所員会議等がございます。その中で所員からの要望あるいは所長からの要望によりまして予算を上げて、私の方で予算要求をさせていただいております。  以上です。 ◆委員(友松敬三君) 確かに何年か前までは本当にゼロに等しいぐらい、紙代が少々というぐらいの予算でございましたけれども、1,276万8,000円ということでございます。しかし、1年間の勉強のトータル、研究のトータルを考えますと、こんなものではないと思うのです。私も細かいことは言いませんけれども、プロジェクトの研究事業、講師謝金20万円といっても、講師謝金20万円以上の講師をいっぱい呼んでいるわけです。本当はもっといっぱい予算要求していたのではないかなと。私は附属産業研究所の応援団ですから、そういう推察を申し上げるのですけれども、学校の先生である以上何か遠慮なされているのではないかな。年間の仕事量とすれば莫大なものをやっていると私は思うのです。それだけの成果も出していると思うのです。これから予算編成を平成10年度、平成11年度とやっていくわけですけれども、そういう先生方の生の声を聞きながら事業量全体を把握していっていただきたい。こういうところにもこれだけのお金がかかるのはどうするのということを親身になって考えていただく。言われただけのお金を頑張って本庁へ行って取ってくるというだけの予算編成でなくて、やっぱり内容に伴った充実した予算を編成していただきたいなと思います。  以上です。答弁は要りません。 ○委員長(高橋勇君) 質疑を終結いたします。  11款、1ページをお開きください。  11款災害復旧費1項農林水産施設災害復旧費から  2項土木施設災害復旧費まで (質疑なし) ○委員長(高橋勇君) 12款、1ページをお開きください。  12款公債費1項公債費 (質疑なし) ○委員長(高橋勇君) 13款、1ページをお開きください。  13款予備費1項予備費 (質疑なし) ○委員長(高橋勇君) 以上で歳出の審査は終わりました。  続いて、各調査書の審査を行います。  継続、1ページをお開きください。  継続費についての平成7年度末までの支出額、平成8年度末までの支出額又は支出額の見込み及び平成9年度以降の支出予定額並びに事業の進行状況等に関する調書 (質疑なし) ○委員長(高橋勇君) 次に、債務負担行為で平成10年度以降にわたるものについての平成8年度末までの支出額又は支出額の見込み及び平成9年度以降の支出予定額等に関する調書 (質疑なし) ○委員長(高橋勇君) 次に、地方債の平成7年度末における現在高並びに平成8年度末及び平成9年度末における現在高の見込みに関する調書 (質疑なし) ○委員長(高橋勇君) 以上で一般会計の審査は終わりました。  次に、特別会計審査に入ります。  各会計ともに歳入、歳出ごとに審査を行います。  国保3ページをお開きください。  国民健康保険事業特別会計、歳入について御質疑ありませんか。 ◆委員(酒井悦夫君) この歳入では1点だけなのですけれども、総括質疑との兼ね合いがあるのですが、今回予定されている税率改定に関係してなのですが、均等割、平等割だけしか税負担をしていない方には、今度の税率改定で丸々ふえる分になるわけで、そういう人たちに対してかなりの影響があるのではないのかなというふうに思っています。そこで、ここのところでは1点だけになるのですけれども、この税率改定によって負担増になる人たちが被保険者数というのか、あるいは加入世帯数というふうに言えるのだか、どのくらいになっていくかというその見込み、どんなふうにお立てになっているかという点が一つです。  それから、今回の税率改定によって応能・応益割の負担割合が35%程度になると、あるいはそれに近づくというようなことで、均等割、平等割の減額の措置が引き続いて6割・4割で軽減されると、こういうふうなことの説明がされたかなというふうに思っています。そこで、平成8年度ベースで当然見込むしかないのでしょうけれども、しかしながら均等割、平等割はそれぞれ税率が引き上がるわけです、予定でいけば。6割・4割で減額になってもやっぱり税負担そのものとしてはふえるわけです。どのぐらいの金額がふえるのかという点で、見込みをお知らせいただきたいと思います。 ◎保険年金課長(前田茂君) 負担増になります被保険者数の見込み等でございますけれども、負担増になります関係につきましては資産割がなくて、6割あるいは4割軽減が主になります。そして、概算ではございますけれども、20%ぐらいで5,000世帯ぐらいになるのかなと見込んでおります。  それから、このたびの関係につきましては、35%を目標にしておりますけれども、6割・4割の減額がされると。たまたま5割・3割になるというようなことで、その影響額ということだと思いますけれども、1人の世帯で申し上げますと、6割・4割の軽減をおのおの5割・3割となりますと1,900円の増加になります。そして、軽減後の6割・4割でございますが、6割でございますと2,900円の増、それから4割となりますと4,300円の増となるわけでございます。したがいまして、6割軽減につきましては6割と5割ですから1,000円の差が出ます。そして、4割3割の場合につきましては2,400円の差というようなことでございます。  以上でございます。 ○委員長(高橋勇君) 質疑を終結いたします。  国保12ページをお開きください。  歳出について御質疑はありませんか。 ◆委員(酒井悦夫君) 三つほど伺います。  一つは、医療費の伸びをそれぞれどんなふうに見ているかという点なのですが、保険給付費の伸びのところは提案理由の説明のところでされました。今回薬価の改定の年度に当たるのかどうか、ちょっとはっきり私はわからないのですけれども、全体として医療費の伸びの中で診療報酬の改定がありますが、それがその分どのぐらい波及されているのかという点についてお知らせをいただきたいのが一つです。  もう一つの問題は、ちょっと部分の話で恐縮なのですけれども、この国保の入院の関係なのですが、まず入院の件数をどのくらいでお見込みかという点です。それから、その入院の件数の1件当たりの月平均日数をどのくらいで見込んでいるのか。それから、入院の1件当たりの月平均保険点数。診療報酬の点数、何点ぐらいで見込んでいるのかという点が二つ目です。ちょっと部分的な話で恐縮ですが。  それから3番目には、この際ちょっとお伺いをしておきますが、国民健康保険事業のそもそもの理念という問題についてどんなふうにお考えになっているか。なぜそういう聞き方をするかといいますと、今回のこの税率改定というのは国民健康保険法の一部改正によってもたらされるものなのです。うんと悪い表現でいきますと、高崎市はこういう努力をしているわけなのですよね、いろんな意味で。応能と応益割が今八十何%と13%ぐらいという状況です。ところが、そもそもそういう事務というのは高崎市の事務に相当するわけですから、国が応能・応益割が著しく不均衡なところは50対50に引き上げなければ、普通調整交付金もそうですけれども、特別交付金なんかの減額をするよとか、国庫補助なんかについても厳しく対応するよと。そういうふうなことで来ているわけです。だから私の気持ちとすれば、そういう国の方向に対してほっておいてくれと。高崎市のことはほっておいてくれというふうなことで言ってもいいのではないのかなというように思うのです。そういう点からしてみて、改めてこの国民健康保険事業の理念といったものをどんなふうに御理解、また考えているかという点についてお聞かせをいただきたいと思います。 ◎保険年金課長(前田茂君) お答えを申し上げます。  第1点目の診療報酬の関係でございますけれども、診療報酬の改定につきましては消費税の値上げに伴います改定が0.77%でございます。そして診療報酬の合理化を図るための改定が0.93%でございます。そして合計は1.7%となるわけでございます。薬価基準等の引き下げ幅が医療費ベースで1.32%でありまして、実質的な引き上げ幅は0.38%と大変低く、また具体的に数値が決まったのがこの年末ごろであったために、平成9年度の予算には反映をしていないのが現状でございます。よろしくお願いをいたしたいと思います。  それから、第2点目の医療費の積算について、過去の入院の状況も参考にしたかという御質問でございますけれども、平成9年度の予算の保険給付費の積算につきましては、平成8年度の決算見込額に対しまして過去3カ年間の実績をもとにいたしまして伸び率を積算いたしました。毎年同様な方法で行っておりますので、特に入院の状況等を加味したということではございません。具体的に療養給付費につきましては、一般分及び退職者分で3%ずつでございます。療養費につきましては一般分で2%、退職者分で11%。高額療養費では、一般分及び退職者でそれぞれ1%を見込んでございます。以上でございます。  それから、3点目の理念でございますが、その理念につきましては国民健康保険は相互扶助の精神にのっとりまして、一般の市町村民を対象として病気あるいはけが、出産及び死亡の場合に保険給付を行う社会保険制度であるということでございますので、このたびの改正等につきましてはやむを得ないと考えておりますので、よろしくお願いします。  それから、先ほど大変失礼しました。入院等の関係につきましては、平成7年度の状況を把握をしてございますので、お知らせをしたいと思いますが、一般では件数で1万304件、日数で20万3,779件、費用額では28億6,064万4,246円でございます。それから退職でございますが、件数につきましては2,030件、日数につきましては3万5,659件、費用額では7億2,099万7,116円でございます。そして1件当たりの平均日数につきましては、平成7年で19.78日でございます。それから、1件当たりの平均費用額でございますが、27万7,625円でございます。それから、退職者の1件当たりの平均日数につきましては17.57日でございます。そして1件当たりの平均費用額は35万5,171円となってございます。よろしくお願いいたします。 ◆委員(横尾富安君) 一つは、重複診療といいますか、1人の人が二つ以上の医療機関で同じ病名で長い間ずっとかかって、二つのところから同じような薬をもらっているというようなことは、今の市の中ではチェックができるのかどうか。というのは、二つ以上の医療機関にかかって薬をもらって、捨てるとむだになりますけれども、医者からもらった薬を極端な話、倍飲んだとか一つの薬でも倍飲んでしまうとかということになると、非常に本人にとっては危険な薬の使い方になるわけです。また、医者によっていろんなアドバイスも違うでしょうし、薬をそのように危険な方向で使う可能性が強いということになると。これは何らかの形、ちょっとあの医者を怒らせて、行くのが嫌だから別のところへ行ってきたと、そういうことがあると思います。しかし、1年も2年も同じ病名で同じような薬をもらう。複数の医療機関でかかっているというようなことはチェックができるのかどうか、それをお伺いしたいと思うのです。 ◎保険年金課長(前田茂君) お答えを申し上げます。  重複医療等に対するチェックは可能かということでございますけれども、現在のところではちょっとそのチェックにつきましてはできないのが現状でございます。しかしながら、多受診であるとか重複受診を避けるために、今後広報等でそういうようなお知らせ等に邁進していきたいというふうなことで考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(横尾富安君) いろんな仕事といいますか、事務の管理の面では非常に難しい面があると思いますけれども、これに要する費用も大変なものがあるわけです。重複して診療を受けるということになりますと。本人のためにもよくないということになれば、何らかの形でこれを把握をする、あるいは医療機関にもお願いをするとかということで、本人の健康を守るためにも何らかの形で進めていってもらえればなというふうに思います。今ここで具体的にどうのこうのというのは言えないかもしれませんけれども、それはそれでこれからの事務の進行のことですから、ぜひそのようなことを進めてもらえればと思います。  もう一つは、診療費の一部負担金を本人の収入によって、極端に低い場合、生活保護程度の収入しかないという人については、免除なり猶予をするという制度があるのです。それは高崎市でもやっていますし、ほかの市町村でもやっています。せっかく要綱があるのですけれども、現在高崎市の中ではこれが何件ぐらい申請があって、どのぐらいこれを認めてやったのがあるのか、それをお伺いしたいと思う。 ◎保険年金課長(前田茂君) お答えを申し上げます。  平成8年の3月現在では1件でございます。 ◆委員(横尾富安君) せっかく制度があって、これ実は前橋市の方に聞いてみましたら、前橋市の方は件数がかなり多いようであります。60件ぐらい申請があって認めているということのようです。これについては各医療機関には、こういう制度がありますよということをきちんと話をされて、そういった場合には利用してくださいということもそういった話が行っているのかどうか。そのことについてお知らせをいただきたいと思います。 ◎保険年金課長(前田茂君) お答えを申し上げます。  一部負担金の減免のことにつきましては、各医療機関の方にはその旨の通知等はしてございません。  以上でございます。 ◆委員(横尾富安君) 保険料もこれから上げる計画があると。結果として応益・応能割をやりますと全体として負担が上がる。しかも、一番低い所得層のところにまた負担がかかってくるというようなことになりますと、例えば生保を受けようとする間のつなぎの期間というのもあるかもしれません。1件や2件あるかもしれません。そういう細かい点でも市のいろんな制度の利用ができる。入院給食費の減額の問題もそうなのですけれども、なかなか制度を知らないのです。あるといっても、それを利用する人が入院給食費なんかで見ますと、今の税金を課税される人たちのランクを見て、当然この人は入院給食費は減額になってもいいというような人も申請をしないのです。ですからその件数というのはそう伸びていないわけです。こういうことになりますと、こういったことがありますよというのを医療機関なりにもきちんと話をして、ぜひ御利用いただきたいと。それが行政の方での仕事の一つであろうと思う。今後そういったことでの御努力をしていただけるのかどうか、お伺いをしたいと思います。 ◎保険年金課長(前田茂君) お答えを申し上げます。  一部負担金につきましては受益者負担という観点から、例えば保険税の減免であるとかそういうものとはちょっと意味合いが違いますので、その取り扱いにつきましては十分慎重に検討していきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(横尾富安君) 慎重というのはどういう意味かわかりませんけれども、制度があって、これは申請すれば受けられるのだと。市民がほとんど目に触れないで、その制度があることを知らない。医療機関にも知らされないといったら、この制度は一体どういうふうに生かされるのですか。そういう減額あるいは猶予の制度があるというのをほとんどの人が知らない。だけれども、同じ市の中で前橋市と高崎市でそれだけの利用の差が実際にあるのだ。それでは慎重にというのは、今までどおり知らせないで、たまたま知った人だけがそれを利用すればいいのだということで進めるのですか。どうなのですか、その辺は。 ◎保険年金課長(前田茂君) お答えを申し上げます。  今後十分検討していきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(横尾富安君) これは法律で定め、しかも市がそれなりのものを持っているということですから、検討とかではなくて、本来みんなに知らせてやらなければいけないことなのです。こういうことがあるのですよと。皆さん大いにこれは申請してくださいよと。逆に言えばこれは権利なのだから。そういうことで、これからもまた機会あるごとにそういうお願いをしていきたいと思いますけれども、ぜひ行政にそれを反映してください。お願いします。 ○委員長(高橋勇君) 質疑を終結いたします。  老人保健特別会計、老人2ページをお開きください。  歳入 (質疑なし) ○委員長(高橋勇君) 老人6ページをお開きください。  歳出 (質疑なし) ○委員長(高橋勇君) 住宅新築資金等貸付事業特別会計、住宅2ページをお開きください。  歳入 (質疑なし) ○委員長(高橋勇君) 住宅4ページをお開きください。  歳出について御質疑ありませんか。 ◆委員(横尾富安君) 歳入歳出がちょっと混同するところがあるかもしれませんが、わかる範囲でお答えをいただければと思います。  今貸し付けをしている件数が残って、これから返済をしていってもらうわけですけれども、残っている件数がどのくらいで、それの現在での元利合計というのが幾らになるのか。そして、それがたしか平成7年度の貸し付けが最後だと思うのですけれども、これは最終年度何年まで返済をするということになるのか。その点についてまず知らせていただきたいと思います。 ◎同和対策課長(小林修君) 貸し付けの関係でお答え申し上げます。  今の貸し付けている件数の累計というふうなところですけれども、現在まで721件でございます。それから、現在まで完納件数というふうなことでは244件、返済中の件数では477件でございます。  以上ですが、よろしいでしょうか。 ◆委員(横尾富安君) そうしますともう一回お尋ねしますけれども、平成7年に借りた人というのは、最終はあと何年たてば返済が完了ということになるのですか。 ◎同和対策課長(小林修君) 失礼しました。平成32年まででございます。25年間の償還期限ですので、平成32年というふうなことになっております。  以上です。 ◆委員(竹本誠君) 1年据え置きで25年ということになると、平成32年。そうすると残りは、今言った返済をこれからずっとしていくのだと。それは基本的には今継続して返済をしている、あるいは返済する意思があり、この全額がその返済をしてもらえると。そういうことでとらえていいのでしょうか。 ◎同和対策課長(小林修君) 償還につきましては、最終まで法的な手続がすべて終了するまでというふうなことで努力をさせていただくことで頑張ってまいりたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(横尾富安君) やはり保証人をとったり、あるいはその人が仮に家屋がもう価値がないにしたって土地があるとか、そういうことでの努力はしてもらえるところもあると思うのです。これについて、これはもうどうにもならない、近々不納欠損で処理せざるを得ないのではないのかというものが今現在考えられるとすれば、どのくらいのものがありますか。 ◎同和対策課長(小林修君) お答え申し上げます。  今後、不納欠損等で懸念される人というふうなことだと思いますけれども、今のところ平成9年、平成10年というふうな見通しの中で2人ぐらい予測をされる状態でございます。  以上です。 ◆委員(横尾富安君) 不納欠損ということになりますと、その人がいなくなってしまうとか病気で全くどうにもならないとかということがあるかもしれません。しかし、財産そのものがあって相続する人がいるとか、あるいは子供さんがいるとか。サラ金で追っかけるように何でもかんでもやれということではありません。それは人道的な問題もあるでしょう。しかし、あくまでやっぱり市のお金をそうやってつぎ込んで借金をしたわけですから、きちんとこれを返してもらう。そのことを最大限追及してもらう。繰上償還も含めて早くこの会計をきちんと処理をしていくということを、ぜひ徹底してやっていただきたいと思います。同和事業そのものはあと5年間ということではありますけれども、それをはるかに超えて25年間これからあるわけですから、それをどうやって早く繰上償還も含めてやっていくかということを本気でひとつやってもらいたいと思います。お願いします。 ○委員長(高橋勇君) 質疑を終結いたします。  家畜市場事業特別会計、家畜2ページをお開きください。  歳入について御質疑ありませんか。 ◆委員(小野里博君) この家畜市場事業特別会計について、まず平成8年度の利用の農家数、利用件数、全体で何人ぐらい。それから高崎市内の農家は何人ぐらい、それをまずお聞かせいただきたいと思うのです。それと、年々入場頭数が減っていく中で今後の存続についてどう検討されているのか、その辺の見通しについてお聞かせいただきたいと思います。
    ◎農政部参事兼畜産課長(村山修君) それではお答え申し上げます。  利用状況につきましては、平成8年度につきましてはまだ一開催残っておりますのではっきりした数字はまだ出ないですが、一応平成7年度で3,500頭です。平成8年につきましては、今のところ約2,950頭ぐらいが出ております。市内の利用者につきましては、平成8年度6名が出荷をされておるというふうな状況でございます。  それと2番目の存続でありますが、昨年の3月議会におきまして第一助役の方から平成8年度に廃止の検討に入るというふうな回答をお示しした経緯がありまして、それを踏まえて農政部内に課題検討委員会を設置いたしまして、食肉処理場問題とあわせて検討を行ってきたところでありますが、家畜市場だけというわけでもございませんので、食肉市場の閉場の方が先行しておりまして、こちらの方がちょっと時間がかかったということ。食肉処理場につきましては本年2月に一応合意を得たということで、今後は家畜市場の閉場に向けて検討を行っていきたいというふうに考えておるところでございます。  以上です。 ◆委員(小野里博君) ちょっと最初の答弁がよく聞こえなかったのですが、市内の利用者数が平成8年度で6名ということでございますね。今答弁あったように食肉処理場については廃止が決定し、次は家畜市場だと、こういうお話でございますが、市内の利用者が6名という現況でございまして、果たして市内の利用者が何名になれば廃止の方向へ決定していくというふうに考えていらっしゃるのか。それから、入場頭数が大体どのぐらいになってしまえば廃止せざるを得ないだろうと、その辺の基準はどういうふうに考えていらっしゃいますか。 ◎農政部参事兼畜産課長(村山修君) 再度の御質問にお答えいたします。  基準につきましては定まった数字というものは出しておりませんが、ある程度の頭数、100頭以下の頭数が何回か継続してきた時点で一応考えざるを得ないのではないのかというふうな考えは持っております。  それと、市内の業者でございますが、利用者については少ないといいますと、繁殖豚の数が5頭以下とか、大体20頭以上の繁殖農家が対象になっておりますので、そういう人は市場がなくなりますとちょっと出荷先等の関係も戸惑うというふうなことも考えられます。そういうことについてはまた出荷者との話し合いを十分持って、その問題については検討していきたいというふうな考えでおります。  以上です。 ◆委員(小野里博君) この場所は約3,000坪ぐらいあるのでしょうか、現在6人の市内の農家の方、市外の方も含めているわけですけれども、確かに出荷の場所がなくなっては困るということでございますけれども、とにかくこの場所は中心市街地にも非常に隣接しておりまして、今、第3次総合計画の市のいろんな公共施設の用地難といいますか、どうしても市に近いところにある程度の土地が欲しいけれども、なかなかいいところが見当たらないと。そのために総合計画も足踏みしているという状況もたくさんあるわけでございまして、地元も住民も含めて市民の皆さんがこの家畜市場の今後の再利用といいますか、ぜひともここを一日も早く廃止をして、市の文化施設なり福祉施設なり総合計画の施設として利用してもらいたいと、こういう声も随分あるわけなのです。南側の道路を挟んで線路までの田んぼ等がもしうまく借りられて利用できるとなると、相当広い面積になるわけです。そういったことも含めて、例えば入場者数がこれだけ年々減ってきて、どこかこの周辺の家畜市場をうまく利用すると。多少距離があってもそちらに振り向けると、こういうことはできないのでしょうか。その辺どうなのでしょうか。 ◎農政部参事兼畜産課長(村山修君) 最後に周辺の家畜市場というお話が出たのですが、当家畜市場につきましては本県でただ一つの生体取引市場というふうな状況に現在なっているわけなのです。そういうことで閉場については十分関係者と協議していかなければならないのではないかと。周辺と言われましても群馬県内には高崎市だけと。県外についても生体取引しているところは本当に遠くなってしまうというふうなことで、これにつきましてはよほど慎重にやっていかないと出荷者が困るというふうなこともありますので、そういう点をある程度時間をかけなければならないのではないのかというふうな考えでおりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(小野里博君) 県内1カ所しかないということになれば周辺というわけにいきませんけれども、そうなりますともう少し規模を縮小して、どこか周辺の町村とも検討して移転をするとか、あるいは市内のもっともっと郊外でもいいと思うのです。田園地帯の中でもいいと思うのです。そういうところで何か手当てができるのであれば、そういうところへ移転をして、あの場所を何とか明け渡してもらうということも必要ではないかと思うのです。今後その辺の話し合いを利用者も含めて、周辺の町村のしかるべき関係の機関なり農政部内で検討するお考えがあるかどうか、移転等について。それについて再度お聞かせいただきたいと思います。 ◎農政部参事兼畜産課長(村山修君) 再度の御質問にお答えいたします。  ただ一つの市場となったわけでございますが、頭数的にもあるわけでございます。そういうことで、今後部内なり、また関係者と協議を行いまして、先ほども規模縮小という話もありましたが、そういうものをあわせましてこれから検討していきたいというように考えております。よろしくお願いします。 ◆委員(小野里博君) わかりました。ではぜひ検討を進めてもらいたいと思うのですけれども、ちなみに聞いておきますけれども、例えば約3,000ちょっとの頭数ということで、現在の家畜市場の面積がありますね。この3,000ちょっとぐらいの頭数であれば、大体あの家畜市場の現在の面積と比較してどの程度の規模で可能なのですか。 ◎農政部参事兼畜産課長(村山修君) 再度の御質問にお答えします。  家畜市場の場合に、確かに頭数が減りますと車等の出入りが少なくなってきますが、ある程度の施設につきましては、頭数の多寡によらずそれなりの必要面積というものがあるわけでございます。車が少なくなればなるほど置くのに余裕を持って置くというふうなことも考えられますし、また家畜の方についても、豚が大きくなってきておるということで、ある程度余裕を持ってそれなりの面積を必要とすると。どのくらいといっても数字的にはちょっとあらわしづらい点があろうかと思います。  以上です。 ◆委員(小野里博君) 聞くところによりますと、代々の農政部長が大変な御努力をしてあそこを買い増しをどんどん進めて、現在の面積を確保できたという話も聞いております。以前はあんな広くなかったと。入場頭数がどんどん減っているわけですから、恐らくあれだけの面積はなくても十分に取引ができるのではないかなという気もするのです。そういった意味で今後どうしても廃止ができないのであれば、早い時期にどこかもっと郊外へ場所を移転するとか、あるいはまた入場頭数の利用の多い町村なんかへ相談をかけて、例えば群馬町とか箕郷町とか榛名町とか、そういうところへ移転をさせてもらうとか、ぜひともひとつ積極的に今後取り組んでいただきたいと要望しておきます。  以上です。 ○委員長(高橋勇君) 質疑を終結いたします。  家畜4ページをお開きください。  歳出 (質疑なし) ○委員長(高橋勇君) 農業集落排水事業特別会計、集排2ページをお開きください。  歳入について御質疑ありませんか。 ◆委員(吉井照雄君) 委員長にお断りしたいのですが、質問の都合上どうしても歳出の部分も触れるかもしれませんが、あらかじめお許しいただきたいと思います。  農業集落排水の2ページにいく前に、1ページに事項別明細書が載っていますから、これを見るともう一目瞭然のように、といいますのは、歳出の方では農業集落排水事業費という中に建設事業部分がない。見方を変えますと、浜川地域では浜川地域の農業集落排水に係る施設や大きな管渠の工事については、一応もうその地域は終わったという理解をした場合に、ここにありますような事業費というのはほとんど後はランニングコスト。この集落排水の設備、維持管理等々をするために充てる事業だと、もしそういう見方をするとすれば、トータルの事業費が毎年8,000万円。しかし、その中の収入部分というのは、その8分の1の1,100万円。あとは一般会計からの繰入金、これは6,800万円あるわけです。この6,800万円というのがこれからずっと、極端に言えば未来永劫、一般会計から繰り入れをしていかない限り、この浜川地区の集落排水に係る事業というのがずっとかかるのだという理解を、私はこの表から読み取ったのですけれども、そういう理解をしていいかどうかが一つ。  それから、今まで浜川地域の世帯1戸当たりに対する一般会計からの繰り入れは、トータルで幾らぐらいになっているのか。  その2点についてお尋ねします。 ◎田園整備課長(野尻弘君) 吉井照雄委員さんにお答えさせていただきます。  数字的には平成9年度の繰り入れをベースに言わせていただきますと、6,848万円ということでございます。それで浜川と楽間の両方で749戸ということで、1戸当たりの単価で約9万2,000円かかるということでございます。それで、借入金につきましては平成35年までを予定しております。  以上です。 ◆委員(吉井照雄君) ちょっとかみ合ってないようなのですが、平成9年度末のこの6,800万円という数字を入れますと、浜川地域の農業集落排水を利用している世帯、世帯割した場合に一般会計からの繰り入れが1世帯当たり幾らになっているのか。昨年でしょうか論議をやったときに、私は恐らく100万円を超えているのだろうという言い方をしましたけれども、その言い方が正しいかどうかも含めて再確認をしたいという意味で質問していますので、お願いします。 ◎田園整備課長(野尻弘君) お答えさせていただきます。  当初、工事をやっているときの1世帯当たりが大体120万円でございます。それで先ほどお話ししたのは一般会計からの繰入金でございます。平成9年度は6,848万円ということで、浜川とそれから楽間・行力を合わせて約9万2,000円ということで、将来的にもこの数字が、歳入の数字が多少前後しますが、このくらいの数字が出てくるのではないかと考えております。 ◆委員(吉井照雄君) 大分細かく計算していったのですけれども、大まかに言うとこれからも1世帯当たり10万円ぐらいのお金がランニングコストとしてかかっていくのだと、こういう理解をすればいいのですか。 ◎田園整備課長(野尻弘君) はい、そうです。 ◆委員(吉井照雄君) きょうは時間がありませんから、済みませんけれども、下水道の管理者、局長もいらっしゃいますから聞きますけれども、市街化区域内でどのぐらいになっているのか、後で資料があったらいただきたいと思います。  それで、今楽間・行力という地区も合わせてというお話があったのですけれども、今ここに乗っている数字というのは、私は今、浜川地域のことを中心に乗っているのかなというふうに理解をしているのですけれども、この農業集落排水事業特別会計は楽間も現実問題、事業を一部始めていますけれども、こちらの供用開始になったときにも先ほど言ったような1世帯当たりの理解をしていいのか。一般会計の繰り入れの理解をしていいのか。もう少しわかりやすく説明していただければありがたいと思うのですけれども。 ◎田園整備課長(野尻弘君) お答えさせていただきます。  先ほど話した数字は、楽間・行力、それから浜川を含めての数字でございます。それから、平成9年度につきましても楽間・行力につきましては約2,000万円程度の工事費。これは新たに加入されるところの本管の工事費を乗せておりますので、それを引きますとまだ多少安くなるかなとは感じております。 ○委員長(高橋勇君) 質疑を終結いたします。  集排4ページをお開きください。  歳出について御質疑ありませんか。 ◆委員(酒井悦夫君) 1点だけですが、吉井照雄委員さんの立場とちょっと違うのですけれども、御承知のように下水道の方はそれぞれの家庭が下水道に接続をするその工事についての利子補給というのですか、融資制度を持っているわけなのですけれども、この平成9年度は7月からだったと思うのですが、楽間・行力が供用開始になるわけです。それで、よく口にされるわけなのですけれども、できるだけたくさんの人が早くつなぎ込みをすることがこの農業集落排水の目的とすれば当然いいわけなのですけれども、そういうふうな観点から考えていったときに、下水道と同じような各家庭の接続工事に対する融資みたいなものは考えられないのかどうか。新年度そういうことで検討していく方向にあるのかどうかという点です。  いよいよ目の前にはっきりと供用開始の日時というのが迫ってきているわけで、いろんな関係者から問い合わせなども来たり、また要望なども来たりしています。当局の方もそういう意見なり要望は聞いているわけなのでしょうけれども、そういうことが検討できないかどうか。理論的にそういうことがだめなのだと、できないのだというふうなことになるのか、あるいは今の政策上そういうことは無理なのだというふうなことになるのかどうか。下水道の方では実施をしていて、いよいよ調整区域に本格的にはこの新年度から下水道工事を進めていくという時期をとらえれば、同じように農業集落の方でもそういう施策を追加していく、実施をしていくということが考えられるのではないのかなと思いますので、お考えなりお知らせいただきたいと思います。 ◎田園整備課長(野尻弘君) 酒井悦夫委員さんの質問にお答えさせていただきます。  農業集落の排水事業につきましては、限られた地域で実施するということでございまして、また農業排水路施設は融資制度はありませんので、融資については農協等に御協力をいただくということで、農協等にお話をしておりますので、その辺でひとつよろしくお願いします。 ◆委員(小野里博君) 浜川、楽間・行力について沖団地を中心とした沖農業集落排水という取り組みをたしか平成8年度まではお伺いしておったのですが、平成9年度以降この沖についてはどんなお考えを持っていらっしゃるのか、お聞かせいただきたいと思います。 ◎田園整備課長(野尻弘君) 小野里 博委員さんの御質問にお答えさせていただきます。  沖団地につきましては農集排はこの事業で終わりますので、しないということでございますので、ひとつよろしくお願いします。 ◆委員(小野里博君) それについては地元の住民の皆さんと協議をして、そのように御理解をしていただいた上の決定なのでしょうか。 ◎田園整備課長(野尻弘君) お答えさせていただきます。  協議いたしまして、現在下水道局の方と協議をしております。 ◆委員(小野里博君) そうしますと、集落排水をやめるということになりますと、公共下水道の工事を今後どう下水道の方とは協議をされているのでしょうか。いつごろという計画でそういう話し合いが地元住民の皆さんには了解しているのでしょうか。関連ということで伺います。 ◎田園整備課長(野尻弘君) お答えさせていただきます。  現在協議中でございますので、いましばらく協議をしたいと思いますので、ひとつよろしくお願いします。 ○委員長(高橋勇君) 質疑を終結いたします。  駐車場事業特別会計、駐車場2ページをお開きください。  歳入 (質疑なし) ○委員長(高橋勇君) 駐車場4ページをお開きください。  歳出 (質疑なし) ○委員長(高橋勇君) 土地取得事業特別会計、土地2ページをお開きください。  歳入 (質疑なし) ○委員長(高橋勇君) 土地4ページをお開きください。  歳出 (質疑なし) ○委員長(高橋勇君) 以上で特別会計の審査を終わりました。  続いて、水道事業会計及び公共下水道事業会計に入ります。  両会計とも収益的収入及び支出並びに資本的収入及び支出に分けて審査を行います。  上水27ページをお開きください。  水道事業会計、収益的収入 (質疑なし) ○委員長(高橋勇君) 上水31ページをお開きください。  収益的支出について御質疑ありませんか。 ◆委員(吉井照雄君) ここでいいのかどうかちょっと疑問なのですが、間違っていたらまた委員長の方で訂正してください。  実は新市庁舎ができるに当たって、水道、それから下水それぞれが新市庁舎の負担金という形で計上されているわけでありますけれども、この算出方法と算出根拠についてお示しいただきたいと思います。 ◎水道局庶務課長(清水千明君) 吉井照雄委員さんの御質問に対しましてお答えをさせていただきます。  負担金の内訳でございますけれども、高層に配置する事務室、会議室等に2フロア。共有部分を含めまして1,353平米掛ける2フロアということで、2,706平米でございます。それから、2,706平米掛ける62万4,500円、イコール16億8,989万7,000円ということでございます。 ◆委員(吉井照雄君) なぜそういうことをお尋ねをするのかというと、当然企業会計ですから、それは今でも現市庁舎の中でも負担分というのが多分あったというふうに思いますから、その計算方式の平米の62万円が高いとか安いとかということで聞いているのではなくて、前回でしょうか、ほかの市民に対するサービスの一環として金融機関だとかが新しい市庁舎の中にも窓口なりキャッシュコーナーなりというものができるわけですけれども、そういうところの平米単価と、これは下水にも係ることですけれども、上下水道の平米単価というのはどういうふうに違うのか。これは財務の方になるのでしょうか、そういう資料をつかんでいたらお願いします。 ◎庁舎建設室長(田中弘君) お答えさせていただきます。  今水道の方でお答えしましたとおり、新市庁舎の負担金につきましては建設費の面積案分で20億円と、全体でですけれども、そういう積算をしております。それで、目的外使用の関係でございますけれども、これは建設費における土地だとか評価、そういうことで目的外使用の条例の方に基づいた積算でありますので、そちらの方がちょっと高くなるというふうに私は認識しております。 ◆委員(吉井照雄君) 今も群銀の高崎市役所の出張所というものがありますよね。今度はどういう金融機関だとかキャッシュコーナーとかというのが入ってくるのかわかりませんけれども、そういうものが当然積算というのですか、平米単価が高くならないと逆におかしいかなと思っているので聞いているわけで、具体的にどうなのですか、金額は。 ◎財務部長(新井英壽君) 今まだ計算はしてないのですけれども考え方を申し上げますと、実際に貸すときは土地の評価額とか建設の価格だとか面積だとか、そういうのを総合して目的外使用料の条例がありますので、その条例に基づいた計算で算出して貸すということになりますので、今のとちょっと違うような数字が出るかと思いますけれども、基本的には。 ◆委員(吉井照雄君) 今まだ細かい計算というのは、そこまでの積算はしてないということでよろしいのですか。いずれにしても、そちらの方が高くなるという理解についてはいいわけですね。わかりました。 ○委員長(高橋勇君) 質疑を終結いたします。  上水44ページをお開きください。  資本的収入 (質疑なし) ○委員長(高橋勇君) 上水46ページをお開きください。  資本的支出 (質疑なし) ○委員長(高橋勇君) 下水27ページをお開きください。  公共下水道事業会計、収益的収入 (質疑なし) ○委員長(高橋勇君) 下水31ページをお開きください。  収益的支出 (質疑なし) ○委員長(高橋勇君) 下水47ページをお開きください。  資本的収入 (質疑なし) ○委員長(高橋勇君) 下水49ページをお開きください。  資本的支出について御質疑ありませんか。 ◆委員(小野里博君) 先ほどの農業集落排水のところで質疑をいたしました沖団地の件でございますが、ここについてはもう既に五、六年前から団地の共同の浄化槽設備が長年経過して、今いつ使用できなくなるかわからないと。こういう厳しい中で農業集落排水の導入という朗報を得て、地元住民の皆さんは一日も早い工事をということで、地元の区長さんを中心に土地の手当て等をいろいろ努力しておったわけですが、なかなか土地の選定もままならなかったと。そういう中で最終的には工事ストップと、計画ストップということになったわけです。そうなりますと、今度は一日も早い公共下水道の導入が叫ばれると思うのです。現在この沖団地の周辺の公共下水道の管渠の工事計画はどんな状況になっているのか、まずお聞かせいただきたい。 ◎建設課長(外所恒雄君) お答えいたします。  沖団地の整備についてということでのお尋ねかと思いますが、現在、公共下水道につきましては平成9年度から調整区域に入っていくという計画がございます。その中で、まことに申しわけありませんが、現在の予定の区域としては今は抜けておりますが、今後長い目で見ていく中では取り込んでいく計画でいかないといけないのではないかというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(小野里博君) 長い目で見てといっても、まさにあしたに困っているわけです。これから5年も10年も先へ持っていかれて一体どうなるのかと。これは住民の皆さんにすれば大きな悩みだと思うのです。もちろん、だんだんに下流の方からやっていくということになりますと相当の年限もかかるのでしょうけれども、そういう市の現在の計画の中でもそういう特別な農業集落排水をやるというものが計画中止になってしまった。そういうことで急遽それにかわる緊急性を要する箇所であると、地域であるととらえて、特別な手当てができないものかどうか。それについてのお聞かせをいただきたいと思います。
    ◎建設課長(外所恒雄君) 再度の御質問にお答えさせていただきます。  公共下水道につきましては、国・県との協議も行っておりまして、その中で区域が決められております。今回、農集排の関係でございますので、この区域を広げていくにつきましても、県との協議も必要でございますので、そういう関係で私どももなるべく早く集中浄化槽を、団地につきましてはかなりほかにもございます。なるべくそういうところを早く取り込んでいくような計画でおります。しかし、今の沖団地につきましては、まことに申しわけないのですけれども、なるべく急ぐようにはいたしますけれども、今、区域外ということですので、県とも協議しながら区域を取り込んでいくように考えていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(小野里博君) 国や県にもこの農業集落排水の計画が中止になってしまった、そういう特別な事情があるのだと。そして集中的な浄化槽も、とてもではないけれども使える状況ではないのだと。こういうことも国や県にもぜひ訴えていただいて、今後一日も早い導入を図れるように促進を図っていただきたい。これ要望しておきますので、よろしくお願いします。 ○委員長(高橋勇君) 質疑を終結いたします。  以上で予算関係議案の審査は終わりました。  続いて、条例案、事件議案について審査を行います。  高崎市議会定例会議案2を御用意ください。  議案第18号 高崎市事務分掌条例の一部改正についてから  議案第48号 高崎市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について (質疑なし) ○委員長(高橋勇君) 議案第49号 高崎市斎場条例の一部改正について御質疑ありませんか。 ◆委員(友松敬三君) 御説明のときにちょっと気になったのですが、私がいつも言うことで、こういう条例と日本語の使い方の心の思いと別なのでしょうか。12歳以上の死体とか。これは御遺体という意味なのです。表の中で死体と書いてよろしいのでしょうか。特に「及び4カ月以上の死胎」と書いてあるのです。これも「御遺体」ではないかなと。言葉の言いあらわし方なのですけれども、こういうものは堂々たる条例でございますから、どこかに張られると思うのです。張らないのですか。その辺がよくわからないで私は質問しているのですが、12歳以上の死体、12歳未満の死体という言い方はちょっと優しさが足らないのではないかなというように思いましたので、もし私の勉強不足だったら御勘弁願いたいと思います。 ◎市民部長(福田秀夫君) 友松敬三委員さんのただいまの御質問にお答えさせていただきます。  私も細かいことはわからないのですが、この今御質問のございました「死体」と「死胎」、呼んでは同じなのですけれども、これは私どもといたしますと法律用語ということで解釈をしてございます。そう いうことで御理解いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(友松敬三君) 法律用語だということはよくわかっているのです。だけれども、これはこれで正しいのでしょうか。法律用語は法律用語として、余りなじめない言葉ではないかなというふうに思うので言うのですが、市民部長の個人的な御見解でも結構ですから、聞かせてください。 ◎市民部長(福田秀夫君) お答えをさせていただきます。  これで正しいというふうに私どもは理解しておりますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長(高橋勇君) 質疑を終結いたします。  議案第50号 高崎市自転車駐車場条例の一部改正についてから  議案第59号 高崎市下水道条例の一部改正についてまで (質疑なし) ─────────────────────────────────────── △散会 ○委員長(高橋勇君) 以上をもちまして、本予算特別委員会に付託されました案件の細部にわたる審査はすべて終了いたしました。  なお、採決につきましては次の委員会で行いますので、よろしくお願いいたします。  また、委員長報告の作成につきましては委員長に御一任いただきたいと思います。  次の委員会は17日午前10時にこの議場において開きますので、定刻までに御参集願います。  本日の委員会はこれにて散会いたします。   午後 5時53分散会...